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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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つくばマラソンに昨年に続けてエントリー。5000円(昨年は4500円)と高騰するマラソン大会が多い中で手頃な価格設定、そして参加賞もランニンググローブと、結局パジャマになるTシャツと比べたら実用的である。昨年は比較的スムーズにエントリーできた気がするが、今年はランネットの例の整理券システムに手こずる。当然のことながらランネットもスポーツエントリーもお祭り状態でなかなかつながらない。特に絶対に出たいレースではない分、最初からランネットにログインしておくなどの下準備が足りていなかったのが大きい。数千人待ちを見た後、スポーツエントリで行こうと思い一旦接続を切ったらこちらも全然つながらない。仕方なしにランネットに戻ったら1万人待ちからスタート。ようやく待ち人数が50人を切り間もなくつながるかと思いきやまさかの理不尽リセットで今度は1万5000人待ちに。もうダメだこりゃ。この不可思議な動作をするすばらしいシステムを導入したランネットに殺意を覚えもするが、開き直って待ってようやくエントリーにこぎつく。少しでも出ようかと思ったレースは、出れなくていいからゆっくりとエントリーしようではなく、速攻エントリーの必勝態勢で行くべきということを思い知らされる。

秋のフルマラソンはつくばが確定、後は建設中の新東名で開業前一度きりで行われる新東名マラソンがこの1週間前になるがぜひとも出たい所である。こちらも7月1日と間もなくエントリー開始であるがこちらは先着ではなく抽選なので落ち着いてエントリー可能である。同日の神流マウンテンラン&ウォークこそが今週のメインイベントである。当面、というか多分今年はもうエントリー戦争に参加することはないだろう。

昨年のつくばは初フル、既にエントリーしていた湘南で本気で走るための足慣らしなんて軽い気持ちで走ったら4時間20分くらいかかって痛い目にあったレースである。途中で腹痛でトイレ駆け込むは、単調な景色に足が止まりもうやめたくなるはで散々だった。殺風景なつくばの街が好きになれないこともあり、もう2度と行きたくないと思ったレースであるが結局のところアクセスが手頃なレースがないということで再度挑戦することに。フルマラソンははっきりいって楽しいとは思わないが、自分との戦いとしては非常に意味があると思う。昨年の二の舞にならないようにしたいところだ。
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高尾ナイトトレランに行って来た。高尾〜陣馬といいたいところだが、眠くてテンションも上がらなかったこともあり景信山の先まで。この日、高尾〜陣馬ナイトトレイルにかおちんの呼びかけで7人ほどが集まっていた。ところが、都合により23時前の集合時間にはとても間に合わないことが判明したので後からスタートにした。終電で0時50分に高尾山口到着。かなり眠い。遅い時間帯になると特急など早い電車がなくなるので高尾山口まで行くのも凄く遠く感じる。トイレに行ってる間に駅のロッカーも閉まっている。途方に暮れそうになったが、駅員さんに頼んで開けてもらい荷物を預け、コンビニに寄って出発。この時点で1時10分、先発隊から2時間以上の遅れをもってスタート。

稲荷山から上り始める。足元を照らすライトの光の中に巨大なムカデが這いつくばっていたり、鳥ではない何かの鳴き声がこだましていたりと不気味な夜の山。さらに大垂水峠方面からは峠で暴れているバイクの騒音だけが山に聞こえてくる。何だか荷物も重く、眠気もあってがっつり行こうというペースにならない。高尾山頂に近づくと風が強くなり、木々のざわめきも大きくなるが、如何せん暗い中で音だけ聞こえるので不気味さが一層増してくる。一行から2時間遅れのスタートなのでピークは基本的に巻きながら進んでいく。

ライトはGentos閃SG309とSG325(ともに150lm)のハンドライト二刀流で行く。基本的には1本だけでも十分だが、下りで走ろうと思うと1本を足元、もう1本を前方と使い分けた方がいいだろう。また、東京の街の明るさが雲で反射されるためか稜線上ではライトを消しても走れないことはないほどの明るさだった。無灯ランは滑落の恐れのないコースに限ってできることである。暗闇で無灯での行動は、動物は当然のようにやっているのだからできないことがない訳はない。瀬戸内海に浮かぶ直島のアートプロジェクトの中で南寺で光の芸術家、ジェームズタレルの作品で暗闇の中、10分くらいいると暗闇に眼が慣れて見えるようになるというものがあったが、夜の森でも試してみたいところである。今回は先発隊をなるべく追いかけるというのがあったので時間がなかったが。ハンドライトで不便なのは荷物を取るときなど、手を使う場面だけだが、走るにはヘッドライトより断然明るいので便利である。

小仏城山を過ぎて影信山への上り始めの辺りで先発隊の早い組と出会う。この3人、1人は分かっていたが、他2人もこれまでイベントで一緒したりしている知ってる顔だった。真っ暗な中よく分かるなと感心。まだ3時前、あまり早く高尾山口に着いてもロッカーが初電まで閉まっている(実際は4時半には開いていたらしいが)よと伝えて先に進む。景信山からは都心方向の夜景がすばらしい。景信山を下ってしばらく行ったところで先発隊の最後尾と出会う。この時点で3時くらい、ここで折り返し。
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影信山から見る夜景

景信山の頂上で最後尾を待っていたつもりが、いつになっても来ないのでそのまま小仏峠まで行くと追いついた。どうやら景信山の頂上に行かずに巻き道を通っていたようだ。小仏城山のところで朝焼けがきれいだったのでついついそちらに行ったらここでまさかのミスコース。この区間、高尾山へと向かう尾根は南北であり東方向に行くと日影沢へと降りることになる。道間違えたことにはすぐ気付いたが、快調な下りを上り返すのが面倒だったので下ってしまえということで戻らなかった。しかも反対側の大垂水峠へと下っていると勘違いしながら。大垂水峠からはロードで高尾山口や高尾へと戻れる。ミスコースしても大事にならないのは高尾山だからであり、他の山だと必ずルートに不安を覚えた時点で引き返す。下りは巻き道がそのまま別の枝尾根に沿って見当違いの方向へと進むことがしばしばあるので必ず気を付けるべきところである。高尾の場合は、必ず北高尾か南高尾のロードにたどり着くことがわかっているのでそれほどナーバスになる必要がない特例である。

日影沢キャンプ場にたどり着き、このまま高尾駅方面から高尾山口に回るかと思ったが、高尾山4号路へと行けるいろは道というルートがあることを発見し、再び高尾山を上り返す。高尾山ケーブル駅が案内板に書かれていたが、これが勘違いで、ケーブル駅は高尾山口ではなく、7合目のビアマウントがある所の駅だった。やっぱりと思いつつ1号路をダッシュで下って高尾山口に5時半に高尾山口に戻る。
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朝の薬王院

そのままの流れで電車で帰る。なんとなく電車を途中で降り、下北沢、三茶など7時過ぎで静かな朝の街をぶらぶらして8時に帰宅。帰る途中、曇りという天気予報が外れていい天気になりそうなことが恨めしかったが、夜トレイルは効率的に時間を使える可能性があることも発見して満足。結局夕方から翌昼まで爆睡だったが…

昨日宣言した通り、帰宅ランを行った。会社から家まで12キロほど、72分で丁度キロ6分ペースだった。途中信号につかまったり、缶ジュース飲みながら歩いたりしたのでまずまずかなという感じである。日頃の通勤が60分前後なので、確かにトレーニングとしての時間効率はいい。途中までは幹線道路をひたすら走り、終盤から裏道などこそこそルートを使った。

夜の街は311以来の街灯停止もあり、暗くてやや走りにくいところもあるが、日頃車窓から眺めている街を自分の足で走るというのも面白いものである。街は歩く目線、車の目線、電車・バスの目線と色々な目線から見ることで立体視されて様々な発見がある。帰宅ルートは色々と取れるので最低週1回、できれば2回は帰宅ランをしたいと思う。

サボりにサボってきた平日のトレーニング。大体ダラダラしてるうちに夜ランやると遅くなるから朝走るかと思い起きれないというのが続いてここ1ヶ月くらい平日は走ってなかった。しかし、奥久慈の情けない敗北もあるし、富士登山競走がこのままでは5合目コースを完走できても2時間半という頂上コースへの予選を突破できないことは明らかなので危機感もピークに達していた。ここのところ嫌な天気が続いていた中で今日は晴れて暑かったが、夕日を眺めながら今日こそ走ろうと決断。

多摩川沿いの河岸段丘で激坂・普通の坂・緩い坂の3本の坂を8の字状につないでそれぞれ上り下りがあるようにして周回するコースで10キロと激坂(80m、高低差15m弱)をダッシュ×10本、トータルで15km累積高低300mほど。心拍もすぐ上がるし、体重増により体が重くてしょうがなかったが一応は当初の予定は果たした。まだまだだなという感じで、速くなるのは難しくても遅くなるのは何て簡単なことだろうと思うが、できることをやるしかない。ダッシュしてるつもりで同じくらいのスピードで涼しい顔して駆け抜けてく人がいたので自分の遅さを感じるとともにいかにこれまで怠けていたかと思う。

帰宅後は水シャワーとビールが気持ちよい。暑い中汗をかいていると暖かい風呂に入るのも微妙である。水シャワーで走って熱くなった体から熱を抜くだけでもいいかもしれない。

明日は初の帰宅ランを予定。通勤が1時間弱に対して帰宅ランも直行なら12キロもないので信号等含め平均キロ6分強でも80分もあれば十分可能である。明らかに帰宅してからランよりも効率がいいので雨だとか言わずに着実に実行したい所である。
御在所岳には登山道が多数張り巡らされているが、今回は湯の山温泉〜中道〜御在所岳山頂〜裏道〜湯の山温泉というルートをとった。登山口のある湯の山温泉へ向かう途中、どんどん雨が強くなってくる。ロープウェイ駅のところに着くと何と無情にも6月15〜30日は点検のため運休とある。別にロープウェイを使う気などまったくなかったが、雨の中トラブっても自分で下山しなければならない。ロープウェイ運休を見てショックを受けていた大阪から来たと思われる(なんばナンバーの車)グループにこれから登ると言ったら驚いていたようだが、真っ当な反応である。

初めての山、雨、ここは引き返すのが常識的な判断だろう。鏑木さんは雨だからといってトレーニングしないというのはないと仰ってたそうだが、当然のことながら、よく知っていて危険のない場所でという前提がある。そもそも山に行くときにレインウェア等の荒天対策をするのは雨の中に山に行くためではなく、運悪く雨に降られたときに安全に下山もしくは避難小屋にたどり着くためである。この日は全く雨が降り続くことを予想していなかったため、ウインドストッパージャケットしか用意していなかったが、かなり生地に水がしみ込んでいた。やはり、ウインドストッパーでは小雨で3時間が限度であり、それ以上の場合はゴアテックスか同等品が必要になるだろう。特に、雨の日に山に行く場合には。水濡れは低体温症の原因となり、遭難した場合に大変危険である。今回はサバイバルブランケットも持っていなかったが当然持っておくべきものである。

とにかく初めての山で装備が不足していることもわかっているので、ハイカーが多く通るメジャーなルートを外さないということと、状況に応じてすぐに引き返すということだけは守らねばならない。命に関わるリスクがあり、晴天時に比べて高くなっていることも理解しているが、命がけの山登りをする気など全くない。
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この日は終始視界が悪かった

御在所岳は花崗岩の山、浸透性がないので降った雨はすぐに沢へと集まり増水する。すなわち鉄砲水が起こりやすいことを意味する。鉄砲水はまさに山の津波であり、出くわしたらひとたまりもないし、渡渉のあるコースで雨の中は最も警戒すべきものである。しかも2〜3年前の集中豪雨で激しく崩落が起こるなど、土砂災害の多いお土地柄のようだ。さすがに高齢の祖父母の心臓を飛び出させるわけには行かないので登山届けをしっかりと書いていこうと思ったが登山口のポストのところでは何と用紙切れ。まあ仕方ないかで上り始める。なかなかの急勾配でしかも足元が花崗岩なのでつるつるで気を使う。
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驚異の造形、地蔵岩

負ばれ岩などを眺めながら上っていくと地蔵岩にたどり着く。直立した岩の隙間に、立方体の岩が挟まった形であり、大自然が生み出したインスタレーションである。ほどなくして中道の難所、キレットを通過する。断崖ではあるが、ハイカーがたくさん来る山なのでさほど難しいこともない。

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中道最大の難所、キレット。基本に忠実にいけばさほど難しくはない

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キレットを見上げる

ここまでまったく人に遭わなかったが、中道を上りきり、頂上へ向かう途中に下山をしてくる5〜6人くらいのグループとようやくすれ違う。さらに頂上付近のスキー場のレストランの所で休憩をしたが、先客のカップルがいた。まったくホワイトアウトの状態で展望がないことは分かりきっているが、頂上まで一応上ってから下山することにした。頂上からは天気がよければ琵琶湖、伊勢湾、伊吹山、鈴鹿峠を見渡すことができるようだ。
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国見峠〜国見岳〜国見尾根でゆるぎ岩などを見てから裏道に合流するつもりでいたが、国見岳山頂付近で道がよくわからなくなったこともあり国見峠まで引き返して裏道を降りる。特に国見岳頂上で調子に乗って踏み跡に従い薮に入ってみたらわずか30メートルほどなのに迷いかけてしまった。少なくとも薮入る前にコンパスで方角を確認しておけばこんなことにはならないのだが。
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国見岳頂上の薮の中にも巨石文明を彷彿とさせる岩が…

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これも岩の上に岩…

国見尾根は尾根道、裏道は沢筋であり、増水が予想される中で沢筋を通るのも微妙だがこちらの方が多く踏まれているので安心できるという判断である。基本的に岩だらけの道を下っていく。おんたけスカイレースの頂上付近の道を思い出す。こういう場所は走ることはできないが、リズムである。途中で先ほどのカップルを追い抜き、下っていくと岩壁の鎖場を通って河原に降りる所に出た。まさか渡渉があるとは思わなかったが、案の定増水していて幅1mほどだが、対岸の岩が尖っているし、川幅が狭くなって流速が凄いので足を突っ込んだらたちまち流されてしまうような勢いなのでとても渡れる感じではない。広い河原なので渡渉できるポイントを探して何とか渡る。
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足を大きく広げれば渡れる距離ではあるが、増水により流れが速い

ここからは岩ごろごろの河原をひたすら下っていく。この日は一時を除いてしとしととした雨だったのでよかったが、豪雨ともなれば広い川全体が激流となりとても通過できるような状況ではなくなるだろう。記憶の片隅にある、10歳くらいの頃に訪れた河原に似ている。花崗岩の山で、いくつもの沢が合流してできた下流の河原はこういった景観になるのかもしれない。途中、川の中州のような場所に藤内小屋があったが、岩ごろごろの河原に立地しているため、先の土砂災害では大打撃を受けたようだ。建設途中の砂防ダムを眺めたりしてようやく下山。
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右手の森から出てきてここで渡渉

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岩に記された記号を頼りに進む
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砂防ダムも水量たっぷり

この日は10キロ〜12キロといったところだろうか。上りは完全歩きモードで下りはかなり下まで来てようやく走れたという感じである。温泉につかってビール飲んで、さらに名古屋駅でラーメン食べてビール飲んで、新幹線でもさらにビールを飲んで帰宅。距離も短かったので消費カロリーに大して摂取過多な気はするが。名古屋駅からわずか2時間ちょっとで家まで着いたので、新幹線の偉大さに改めて感心したが、リニアが開通すればアルプスあたりに高尾山に行くような感覚で行けるような時代が来るのだろうか。金銭的なところは別として。

今回はあいにくの悪天候だったので御在所岳のみのピークハントコースに止めざるを得なかったが、鈴鹿の山には祖父母が健在なうちにまた訪れたいところである。
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