トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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土曜日は房総トレイルへ。今年のGW前にハッピートレイルで行った清和県民の森へ行ってきた。房総半島なら紅葉がまだあるのではなんて淡い期待を抱いていたが、ほぼ散っていた。ちょうど本栖湖に今月初めに行ったときと同様で所々に色付きが遅い木が散らずに残っているという状況。しかし、落葉のトレイルはふかふかの絨毯のようで実に快適な足場。それでも、木の根が張り巡らされて岩場や激下り、藪もありなかなかテクニカルで楽しめるコース。途中の安房高山は谷間に田園地帯が広がり、鴨川の街並みの向こう側には太平洋が望めるという絶景ポイント。夏場だと藪が茂り、水場もないので大変だろうが、冬場のトレランには最適なフィールドである。最近は房総半島の高速道路が整備されたので都内からのアクセスも非常に便利で、しかもすぐ近くに入浴できる場所があるというのもすばらしい。清和県民の森は万人向けだが、そこから出て安房高山方面へ向かう場合はテクニカルなコースで危険箇所もあるのでそれなりに経験が必要だし、さらにその先まで行く場合はロストしやすい(自分がしただけだが…)ので地図とコンパスが扱える人が同伴していないと厳しいだろう。
コースと標識が整備された県民の森は快適なトレランフィールド
今回は清和県民の森の中を大回りしつつ、ハピトレのコースを途中からなぞり、さらにハピトレでは時間切れでいけなかったエリアにも行こうという贅沢なコースを考えていた。しかし、地形図を持っていかなかったため、途中でロストして時間をかなり食われたので半分ほどのところで来た道を引き返して帰った。冬至まであと数日と一番日が短い時期なので下山時刻は常ににらみながらだったが、快晴の日、房総の低山のおかげか16時半でもライトが不要だった。とはいえ、15時40分頃には一度ロードに下りていて、その時間は標識が張り巡らされた清和県民の森の中である。道しるべが不明瞭な場所で暗くなったらひとたまりもないので16時には下山している必要があるだろう。ただ、夕日の差し込む時間帯の清和県民の森の中が非常に美しかったことは道迷いによる時間ロスの思わぬ副産物であった。
夕闇に染まる木陰の青、木漏れ日が照らす赤。夕暮れ時の清和県民の森は非常に美しかった。
今回はセミナー参加ではない形で気ままにトレイルに行く楽しさを再発見することができた。セミナーの場合、大抵は講師がおすすめするコースだから走りやすかったり、絶景があったりとするものだが、設定されたコースをただ前の人についていくという状況であり、あまり自分で考える必要がない。しかし、個人的にいく場合は分岐点での方向判断、コースの設定等、自分で考えるという作業が多々発生する。今回のように時には道を間違ってしまうこともあるが、そういうことも含めてトレイルランニングの楽しみであると再認識した。自分でルートを見つけるという要素がトレランを創造的なスポーツとしているともいえる。ただレースでタイムを競うだけがトレイルランニングではない。来年はセミナーばかり行かず、地図とコンパス片手のトレランの機会を増やして行きたい。
清和県民の森~安房高山間のトレイルにはハッピートレイル後に参加者の誰かがつけたのか、蛍光色の赤テープがついていたので特に道に迷うようなことはなかった。途中激下りのところはテープなしだと行き止まりと思ってしまうようなだが、真下を覗き込むような方向に次のテープがあり、正しいルートへ行くことができた。一度林道に下りて100mもないくら林道を通ってトンネル脇の法面が始まる手前に藪の中に入るように次のトレイルの入り口があるのだが、これは少々わかりづらい。ちなみに高山から下山してくるときも、林道に正しく戻る道が非常にわかりづらいので要注意である。特に暗くなったらルートが全く見えないと思うので絶対に日没前に戻る必要がある。
県民の森~安房高山は行き止りと見せかけて激下りがあったりするが、赤テープを頼りに進めば迷わないはず
ロープが張られた滑り落ちるほどの坂を下りて一旦ロードに出るポイント。ロード側から入る場合は非常にわかりづらい。下山時であればロードを下って国道に出る方が確実に帰ることができる。
ロードに出た後安房高山へ上るポイント。法面の脇に山頂へと続くトレイルの入り口がある。下山してくるときは非常にわかりづらいので注意。谷底には車と思われるものの残骸が…
法面の上から林道を見下ろす。高所恐怖症の人は見ないほうがいい…といっても房総トレイルはものすごく高い塀の上のような、断崖絶壁上の細い尾根筋が多いので高いところが苦手な人には向かない。
ロード脇の草が生い茂り、足場の狭いトレイルから一気に上っていくと安房高山の絶景ポイントにたどりつく。ハピトレコースでは安房高山から林道に下りて、林道脇の愛宕神社を経由しつつ再び林道をかなり進み、三郡山の標識から再びトレイルに入る。今回は愛宕神社から降りた後、林道に戻らず、トレイルを通っていたら他の目的でつけられたテープの方に進んでしまい、とても走れるようなものではない、ケーブルのように張り巡らされた木の根だらけの尾根、崖のような(崖そのものの)激下り、斜面にへばりつくトラバースがある尾根に迷い込んでしまった。房総半島は大地が激しく蛇行して入り組んだ川によって浸食されているので塀のような尾根が迷路のように張り巡らされている。したがって、ロストすると尾根の先端は川までの数十メートル、もしくは100メートル以上の切り立った断崖になっているので非常に危険である。あまり踏まれていないエリアにいく場合は地形図とコンパスが絶対に必要である。ロストしてから引き返す際に、正しいコースが走れるような感じで迷い込んだ場所とは大違いだった。ハピトレのときに石川弘樹さんが道をしっかり見ていれば迷うことは有り得ないという名セリフをはいた後にロストした実績がある。余計なことを言ったがために…
愛宕神社。ここから下った後にロストした。
今回はロストした後に林道に戻った後、西へ進んで三郡山への分岐路までたどり着いたが、随分長く走った感じがすること、ここが正しいコースの入り口であるか自信がない、仮に正しかったとしてもこの先は石川さんも迷ったコース、既に時間は14時半過ぎといった理由で引き返すことにした。安房高山の山頂まで戻るまでに結局道迷いを含め、2時間半かかった。今回は5時間強の行動時間だったので、半分をここの区間で使ったことになる。ただし、この部分は走れる林道があるせいか、走行距離も結構長かったようである。行動時間中、林道では車やオートバイと何度かすれ違ったが、山の中では他の人に全く会わなかった。高尾陣馬のように人だらけのところとは違って快適に走れる側面もあるが、道迷いをしたらそれで終わりなので慎重に行動する必要がある。不安があるからということで引き返す決断をしたのは非常に正しかったと思う。
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毎度のことながら自分の出たレースリザルトの分析。みたけはゴールタイムだけなのでヒストグラムを示す。棒グラフはその時刻から5分後までにゴールした人数、折線はその時刻までにゴールした人数の完走者に対する割合である。さすがに参加者の多いレースでなおかつ距離が短く時間差がつかないため、5分刻みだと100人近くゴールしている時間帯もある。

大体はきれいな形だが、特徴としては1時間35分~1時間45分にピークが一度あること、1時間50分~2時間10分の間にかたまっていることがいえる。とはいえ、タイムオーバーも入ればきれいな正規分布である。1時間35分以内にゴールした人はそこそこのレベルにあるといえるだろう。今回はこの辺に収まることをもくろんでいたが、程遠いタイムだったし、レース前に公言していない以上はどうしようもない。
みたけのトレイルレースはコース途中にロックガーデンなど心和むようなところもあるが、何しろスピードレースなので楽しむ余裕がないのがつらいところである。したがって、タイム狙いのレースとなってしまうのは仕方ない。また、最初の坂で大体勝負がついて、後の部分ではさほど大きな差がつかないのも特徴である。坂を走りきる走力に自信がある人とトレイルレースに初めて出場する人にはまあまあのレースかもしれないが、レースとしての絶対的な面白みにかけている。834人完走で出走は900人前後ということだが、DNSが続出したせいか数字だけ見ると参加者が意外と少ないという印象もある。シーズン締めくくりという意味ではいいが、来年も出るかというとかなり微妙。
ただ、表彰式後のじゃんけん大会はいるだけで何かもらえるのでレース後も暇なら顔を出す価値はある。
大体はきれいな形だが、特徴としては1時間35分~1時間45分にピークが一度あること、1時間50分~2時間10分の間にかたまっていることがいえる。とはいえ、タイムオーバーも入ればきれいな正規分布である。1時間35分以内にゴールした人はそこそこのレベルにあるといえるだろう。今回はこの辺に収まることをもくろんでいたが、程遠いタイムだったし、レース前に公言していない以上はどうしようもない。
みたけのトレイルレースはコース途中にロックガーデンなど心和むようなところもあるが、何しろスピードレースなので楽しむ余裕がないのがつらいところである。したがって、タイム狙いのレースとなってしまうのは仕方ない。また、最初の坂で大体勝負がついて、後の部分ではさほど大きな差がつかないのも特徴である。坂を走りきる走力に自信がある人とトレイルレースに初めて出場する人にはまあまあのレースかもしれないが、レースとしての絶対的な面白みにかけている。834人完走で出走は900人前後ということだが、DNSが続出したせいか数字だけ見ると参加者が意外と少ないという印象もある。シーズン締めくくりという意味ではいいが、来年も出るかというとかなり微妙。
ただ、表彰式後のじゃんけん大会はいるだけで何かもらえるのでレース後も暇なら顔を出す価値はある。
年内のレースはすべて終わった。みたけを走り終えて、全くといっていいほど筋肉痛がない。短距離なので後先考えず突っ込むべきところを、温存しようとして全力を出し切れてなかったのかもしれない。最初のロードの上りを上りきってからはほとんど数珠つなぎだったので、最初に頑張らないと全力を出し切れない。そういう意味では淡々とこなしたレースという感じがする。ヤマケンさんのように全力を出しきっても笑顔でゴールすること、そういうレースができれば素晴らしいと思う。
今思えば今年のコンディションは道志村が最高潮(レース自体は序盤で脚を使いすぎて結果はダメだったが)でその後はトレーニング不足、ケガ等々で徐々に走力も落ち、初めてのフルマラソンは半分ちょっとしか走りきれずという状況だった。出場レースも5月の道志村が最難関で、確かに他のどのレースも完走できるという自信にはつながったが、それらのレースへ向けた目標設定があいまいになってしまったことも事実である。道志村は頑張らないと完走できないという危機感から尻に火がついていたが、他のレースは自分で設定した目標タイムとの闘いである。そういう意味では青梅高水15kぐらいしか思い通りのタイムにはなっていない。優勝目指すトップランナー、完走めざすビギナーと違って初中級レベルの場合は自分でゴールタイムの目標を設定できることがレベルアップの鍵を握っていると思う。もちろん目標が低すぎては成長できないし、高すぎると達成できないだけである。来年は奥久慈、UTMF、信越五岳と今の実力では到底完走も難しそうなレースに多数出る予定なので初心に戻り謙虚に完走を目標に頑張るか。
昨日のみたけもいい天気で止まっていると寒いものの、走りやすい一日だった。今年出たレースはロードも含め、曇りだった青梅高水を除いてすべてが快晴と天気には非常に恵まれていた。しかし、来年出る10時間、もしくは20時間、40時間のレースではずっと好天とは限らないし、夜間の防寒対策も必要となるだろう。でも、装備はもちろん準備するが、この晴ればかりの流れが続くことに期待しよう。
今年のレースが終わるといっても、個人的には湘南国際マラソンが今シーズン最後のレースである。そこに向けてもう一度鍛えなおすため、1ヶ月半で以下の3つを実施する。年内に二つ、年明けすぐに1つといったところか。
・8時間耐久トレイルLSD
・耐久峠走(ヤビツ辺り?)
・多摩川100K耐久ラン
ちなみに100マイルを走るには週1回8時間トレイルがいいそうだ。まあ、週1回は難しいと思うが、月1回ぐらいずつやっていくと着実に強くなるかもしれない。しばらく筋トレにも行ってないのでそちらもぼちぼちと始める必要がある。走るだけでは効率的なトレーニングではない。どうも11月から週末はイベント続きだったのでトレランはたくさん満喫できたが、トレーニングにはなっていなかった。
レースの話ばかり書いたが、トレイルランニング=トレイルレースではないという考えには全面的に賛成である。そもそも自然の中を走ることを楽しむのがトレイルランニングなのだから、人と競い合う必然性は全くない。しかし、一方でトレーニングをして走力を上げるとトレイルランニングの楽しみが増すことも間違いがない。辛い思いをして上ったり、怖い思いをして下ったりが楽しいという人はいないと思うが、トレーニングによってそれを少しでも緩和することができる。レースで目標を持つことも、トレーニングの成果を出すためには効果的だし、何よりたくさん人が集まるレースでは色々な情報交換ができる。なので、来年もレースにはちょくちょく出るし、トレーニングもちゃんとやっていこうと思う。
今思えば今年のコンディションは道志村が最高潮(レース自体は序盤で脚を使いすぎて結果はダメだったが)でその後はトレーニング不足、ケガ等々で徐々に走力も落ち、初めてのフルマラソンは半分ちょっとしか走りきれずという状況だった。出場レースも5月の道志村が最難関で、確かに他のどのレースも完走できるという自信にはつながったが、それらのレースへ向けた目標設定があいまいになってしまったことも事実である。道志村は頑張らないと完走できないという危機感から尻に火がついていたが、他のレースは自分で設定した目標タイムとの闘いである。そういう意味では青梅高水15kぐらいしか思い通りのタイムにはなっていない。優勝目指すトップランナー、完走めざすビギナーと違って初中級レベルの場合は自分でゴールタイムの目標を設定できることがレベルアップの鍵を握っていると思う。もちろん目標が低すぎては成長できないし、高すぎると達成できないだけである。来年は奥久慈、UTMF、信越五岳と今の実力では到底完走も難しそうなレースに多数出る予定なので初心に戻り謙虚に完走を目標に頑張るか。
昨日のみたけもいい天気で止まっていると寒いものの、走りやすい一日だった。今年出たレースはロードも含め、曇りだった青梅高水を除いてすべてが快晴と天気には非常に恵まれていた。しかし、来年出る10時間、もしくは20時間、40時間のレースではずっと好天とは限らないし、夜間の防寒対策も必要となるだろう。でも、装備はもちろん準備するが、この晴ればかりの流れが続くことに期待しよう。
今年のレースが終わるといっても、個人的には湘南国際マラソンが今シーズン最後のレースである。そこに向けてもう一度鍛えなおすため、1ヶ月半で以下の3つを実施する。年内に二つ、年明けすぐに1つといったところか。
・8時間耐久トレイルLSD
・耐久峠走(ヤビツ辺り?)
・多摩川100K耐久ラン
ちなみに100マイルを走るには週1回8時間トレイルがいいそうだ。まあ、週1回は難しいと思うが、月1回ぐらいずつやっていくと着実に強くなるかもしれない。しばらく筋トレにも行ってないのでそちらもぼちぼちと始める必要がある。走るだけでは効率的なトレーニングではない。どうも11月から週末はイベント続きだったのでトレランはたくさん満喫できたが、トレーニングにはなっていなかった。
レースの話ばかり書いたが、トレイルランニング=トレイルレースではないという考えには全面的に賛成である。そもそも自然の中を走ることを楽しむのがトレイルランニングなのだから、人と競い合う必然性は全くない。しかし、一方でトレーニングをして走力を上げるとトレイルランニングの楽しみが増すことも間違いがない。辛い思いをして上ったり、怖い思いをして下ったりが楽しいという人はいないと思うが、トレーニングによってそれを少しでも緩和することができる。レースで目標を持つことも、トレーニングの成果を出すためには効果的だし、何よりたくさん人が集まるレースでは色々な情報交換ができる。なので、来年もレースにはちょくちょく出るし、トレーニングもちゃんとやっていこうと思う。
年内最終戦のみたけトレイルに出てきた。チームリガードとしての参加。といってもタイツがきつかったのでタイツは着用せず、ソックスを使用。試走の雰囲気から1時間40分はかからないと思ったが、1時間50分を切るのがやっと。下りの渋滞にはまり、大幅にタイムロスしたが、それを差し引いても1時間40分は切れていないだろう。現状の実力からいくとこんなものか。おんたけスカイのようなテクニカルなレースに出てるとみたけの下りは屁のようなものだが、如何せん参加人数が多いので渋滞は致し方ない。最後の石段のところで仲間にあおられたので1段飛ばしで上って心拍maxでゴール。その後は煽りに加わって上ってくる人とひたすらハイタッチして、チームリガードメンバー全員の通過を見届ける。
ランシューで今回は出場したが、ロードの上りを走りきる走力がないとそんなにメリットはない。フラットな部分は軽い分走りやすかったが。今回のコースは下りらしい下りがほとんどないのでよかったが、グリップ力を考えるとテクニカルなコースでは絶対無理。
レース後は風呂に入って食事をして閉会式に出た。じゃんけん大会で肝心なところで勝てず、ゲットしたのはエンライテンの3個パック(賞味期限切れ)。無駄にパワージェルを大人買い(20個!)しておまけでパワーバーを10個もらう。コストパフォーマンスは素晴らしいが、パワーバーはなかなか消費できないのでこれだけもらうとやや微妙。すべては奥久慈とUTMFに投下するしかないか。
帰りは立川で焼肉をつついて反省会。それでも19時半には帰宅。なんだかすごく長い1日の気がする。早く終わるというのがショートレースならではの特徴か。
これからの忘年会シーズン走力が落ちる一方かもしれないが、来年の各レースに向けてクリスマス明けからトレーニングをする予定。特にUTMFが完走できるように、少しずつ地道にトレーニングしていかなくては。
ランシューで今回は出場したが、ロードの上りを走りきる走力がないとそんなにメリットはない。フラットな部分は軽い分走りやすかったが。今回のコースは下りらしい下りがほとんどないのでよかったが、グリップ力を考えるとテクニカルなコースでは絶対無理。
レース後は風呂に入って食事をして閉会式に出た。じゃんけん大会で肝心なところで勝てず、ゲットしたのはエンライテンの3個パック(賞味期限切れ)。無駄にパワージェルを大人買い(20個!)しておまけでパワーバーを10個もらう。コストパフォーマンスは素晴らしいが、パワーバーはなかなか消費できないのでこれだけもらうとやや微妙。すべては奥久慈とUTMFに投下するしかないか。
帰りは立川で焼肉をつついて反省会。それでも19時半には帰宅。なんだかすごく長い1日の気がする。早く終わるというのがショートレースならではの特徴か。
これからの忘年会シーズン走力が落ちる一方かもしれないが、来年の各レースに向けてクリスマス明けからトレーニングをする予定。特にUTMFが完走できるように、少しずつ地道にトレーニングしていかなくては。
来年5月の100マイルレース(UTMF)の事前懇談会に参加しに渋谷のゴールドウィン本社に行ってきた。大橋ジャンクションの方から砦ラーメンなどなつかしい店を眺めながら相変わらず地下の高速工事をやっている山手通りを歩く。この辺りを含め、松濤から渋谷へと抜ける道は昔よくぶらぶらしていたエリアだが、確実に街は変わりつつある。会場には3分ほど前に着いたが既に満席で立ち見に。知っている顔がちらほらと色々な所に座っている。よく晴れて出かけるのに最高な土曜日、こんなところに来ている場合か?どうせ情報はそのうち分かるのだから。端の方には先週のトレラン紀行でお世話になった鏑木さんと六花先生がスタンバイしている。鏑木さんの奥さんの菜々子さんの姿も。
見知ったことは冗長に書くが、冒頭でイメージ映像が流される。著名な登山家の方がこの大会への期待をコメントをしていた。大自然の中で湖、森、里山、火山灰の多様で豊かなトレイルを走りながら富士山を周るという旅は人間の限界への挑戦ですばらしい経験になると。また富士山をバックに果てしない草原を走っている映像が印象的だったがコースのどこかに含まれているのだろうか。大会のシンボルマークも上がっており、リボンが真ん中に富士山をかたどるように折り返されているような形。リボンは4色で太陽と湖、森、岩(灰)を示している。
その後は大会の概要説明。これまでにネットに流れていたウワサを実行委員が追認するような感じだった。鏑木さんや六花先生がこの大会の構想の経緯やここにかける想いを語る。目新しい話は、具体的な累積高低(8000m)やショートレースの名前(STY)と距離(70km)が発表されたことぐらい。ショートレースはさして魅力がない感じがしたが、フルと同じだけの人数を募集すると強気。UTMBの場合はCCCがコースのおいしい(絶景ポイント等)ところを取ったような感はあるが、UTMFに関しては、樹海など魅力的なところはSTYと合流する前半部にあると思われる。鏑木さんの意見としても完走できなくてもUTMFフルレースに挑戦して3年掛かりでゴールにたどり着くような気持ちで参加して欲しいとのこと。ハーフコースを何回走ろうともフルで100マイル走ったときに味わう感動はわからないからという理由である。
懇談会と称しつつそれほど意見交換の時間は取られていなかったが、ストックの使用の可否といった妙に具体的なものから、海外へのPRやボランティアへの仕事の割り振り方(48時間にわたるレースなので数回の交代が必要)といった大会の運営に対するコメント・意見が出ていた。大会への参加がクリック戦争になって困難なのではという意見も出ていたが、少なくとも今年は絶対にありえないので大丈夫である。そもそもトレランの競技人口がそんなに多くないし、トレランの大会としては史上最大規模、史上最長、史上最高額の参加料、そして平日スタートで最長48時間、そもそも気軽にエントリーできる状況ではない上に募集人数も強気にたっぷりあるのだから。参加料について突っ込んでみたが、まあ想定の範囲内といった感じ。信越よりは高いが、何とか出せないことはないといったところだ。
とりあえずエントリーはしようと思うが、まだまだ運営面においてはすべてにおいて納得のいく説明はまだなされていない。結局のところ”こちら”サイドから見た100マイルレースの素晴らしさ、必然性はよく語られていたが、地元住民に受け入れられるようなレースをどう作っていくのかという具体的な説明はない。事務局には箱根で苦い経験をされた方もいるのでそれを教訓にトレイルレースの土壌作りにはかなり労力をささいでいるようではあるが。激走モンブランを見る限り、UTMBの素晴らしいところは、山を抜けると集落があって地元の人が温かく迎えてくれる、それの繰り返しというところにあるように思える。しかし、それは集落という点がトレイルで結ばれているヨーロッパだからできることである。日本の場合は昔から街道沿いに連続的に街が形成されてきていて、その街道は現在は国道となっている経緯があるので、トレイルで集落が結ばれているというような場所は少ない。ああいう形のレースを期待できないのは仕方ないが、地元住民に受け入れられること、愛されることというのは絶対に必要である。
多数の市町村にまたがるレースである以上、受け入れ側の温度差があるのは当然であるが、積極的でない地域にどうやって浸透させるのかが非常に重要であり、そのためには100マイルレースをここで行うことの必然性を納得してもらう必要がある。残念ながら、河口湖や山中湖といった観光産業の確立しているエリアにおいては必然性のPRはなかなか難しい。神流のように過疎化・高齢化にあえぐ町とは根本的にコンテクストが異なるので活性化ということにもあまりつながらない。そもそもチャレンジ富士五湖や富士登山競走、河口湖マラソン、山中湖ロードレースといった恒例行事もすでにあるし。
このレースの必然性は、私見としては山を160キロも走る変な集団をきっかけに地元の人がもっと地元の森に興味をもつことができるかな、ということである。森や山に関わる仕事をしていない限り、意外と自分の家の近くであっても森にも山にも興味もなく、よく知らない場合が多い。神流でもそうだったようである。東京育ちの私が東京タワーに一度も上ったことはないのと同様である。その程度の人間が偉そうなことを言う資格はないのでスカイツリー完成前には、というか今年中に行こうと今ここで決意。自分の住んでいる場所の魅力を再発見すること、これは非常にすばらしいことであり、それによってまた自分の住んでいるところへの愛着が増していく。それを通じてコミュニティの再生や他の新しいアクティビティの創出につながり、ポジティブなスパイラルが始まるのであれば最高である。
レースまであと5ヶ月。今年の信越を見に行ったときの興奮から日本にはこれほどいいレースはないと思ったが、それ以上のものが期待できそうである。来年の目標は奥久慈→信越で行こうと思ったが、これにUTMFを加えて3大目標として掲げよう。まずは奥久慈を確実に完走しないと他2つには太刀打ちできないので、1月に湘南国際が終わった後は4月へ向けてトレーニングだな。
見知ったことは冗長に書くが、冒頭でイメージ映像が流される。著名な登山家の方がこの大会への期待をコメントをしていた。大自然の中で湖、森、里山、火山灰の多様で豊かなトレイルを走りながら富士山を周るという旅は人間の限界への挑戦ですばらしい経験になると。また富士山をバックに果てしない草原を走っている映像が印象的だったがコースのどこかに含まれているのだろうか。大会のシンボルマークも上がっており、リボンが真ん中に富士山をかたどるように折り返されているような形。リボンは4色で太陽と湖、森、岩(灰)を示している。
その後は大会の概要説明。これまでにネットに流れていたウワサを実行委員が追認するような感じだった。鏑木さんや六花先生がこの大会の構想の経緯やここにかける想いを語る。目新しい話は、具体的な累積高低(8000m)やショートレースの名前(STY)と距離(70km)が発表されたことぐらい。ショートレースはさして魅力がない感じがしたが、フルと同じだけの人数を募集すると強気。UTMBの場合はCCCがコースのおいしい(絶景ポイント等)ところを取ったような感はあるが、UTMFに関しては、樹海など魅力的なところはSTYと合流する前半部にあると思われる。鏑木さんの意見としても完走できなくてもUTMFフルレースに挑戦して3年掛かりでゴールにたどり着くような気持ちで参加して欲しいとのこと。ハーフコースを何回走ろうともフルで100マイル走ったときに味わう感動はわからないからという理由である。
懇談会と称しつつそれほど意見交換の時間は取られていなかったが、ストックの使用の可否といった妙に具体的なものから、海外へのPRやボランティアへの仕事の割り振り方(48時間にわたるレースなので数回の交代が必要)といった大会の運営に対するコメント・意見が出ていた。大会への参加がクリック戦争になって困難なのではという意見も出ていたが、少なくとも今年は絶対にありえないので大丈夫である。そもそもトレランの競技人口がそんなに多くないし、トレランの大会としては史上最大規模、史上最長、史上最高額の参加料、そして平日スタートで最長48時間、そもそも気軽にエントリーできる状況ではない上に募集人数も強気にたっぷりあるのだから。参加料について突っ込んでみたが、まあ想定の範囲内といった感じ。信越よりは高いが、何とか出せないことはないといったところだ。
とりあえずエントリーはしようと思うが、まだまだ運営面においてはすべてにおいて納得のいく説明はまだなされていない。結局のところ”こちら”サイドから見た100マイルレースの素晴らしさ、必然性はよく語られていたが、地元住民に受け入れられるようなレースをどう作っていくのかという具体的な説明はない。事務局には箱根で苦い経験をされた方もいるのでそれを教訓にトレイルレースの土壌作りにはかなり労力をささいでいるようではあるが。激走モンブランを見る限り、UTMBの素晴らしいところは、山を抜けると集落があって地元の人が温かく迎えてくれる、それの繰り返しというところにあるように思える。しかし、それは集落という点がトレイルで結ばれているヨーロッパだからできることである。日本の場合は昔から街道沿いに連続的に街が形成されてきていて、その街道は現在は国道となっている経緯があるので、トレイルで集落が結ばれているというような場所は少ない。ああいう形のレースを期待できないのは仕方ないが、地元住民に受け入れられること、愛されることというのは絶対に必要である。
多数の市町村にまたがるレースである以上、受け入れ側の温度差があるのは当然であるが、積極的でない地域にどうやって浸透させるのかが非常に重要であり、そのためには100マイルレースをここで行うことの必然性を納得してもらう必要がある。残念ながら、河口湖や山中湖といった観光産業の確立しているエリアにおいては必然性のPRはなかなか難しい。神流のように過疎化・高齢化にあえぐ町とは根本的にコンテクストが異なるので活性化ということにもあまりつながらない。そもそもチャレンジ富士五湖や富士登山競走、河口湖マラソン、山中湖ロードレースといった恒例行事もすでにあるし。
このレースの必然性は、私見としては山を160キロも走る変な集団をきっかけに地元の人がもっと地元の森に興味をもつことができるかな、ということである。森や山に関わる仕事をしていない限り、意外と自分の家の近くであっても森にも山にも興味もなく、よく知らない場合が多い。神流でもそうだったようである。東京育ちの私が東京タワーに一度も上ったことはないのと同様である。その程度の人間が偉そうなことを言う資格はないのでスカイツリー完成前には、というか今年中に行こうと今ここで決意。自分の住んでいる場所の魅力を再発見すること、これは非常にすばらしいことであり、それによってまた自分の住んでいるところへの愛着が増していく。それを通じてコミュニティの再生や他の新しいアクティビティの創出につながり、ポジティブなスパイラルが始まるのであれば最高である。
レースまであと5ヶ月。今年の信越を見に行ったときの興奮から日本にはこれほどいいレースはないと思ったが、それ以上のものが期待できそうである。来年の目標は奥久慈→信越で行こうと思ったが、これにUTMFを加えて3大目標として掲げよう。まずは奥久慈を確実に完走しないと他2つには太刀打ちできないので、1月に湘南国際が終わった後は4月へ向けてトレーニングだな。
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男性
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