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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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例によって神流のレース結果(ロングの部)のヒストグラムを作成してみた。典型的な正規分布型で平均と中央値もほぼ一致という健全なレース結果。5時間を切った人は相当速い人だろう。しかし、そこからもトップまでは1時間以上の差があり、3時間台のトップは凄すぎる。サブフォー並みのペースで累積高低2800mを駆け抜けているわけである。多分上り区間ですごい勢いで現れて消えていった横山・松本ペアもほぼ同じペースの走りだと思うが、周囲の人よりは圧倒的に速いが、上りのキツイ区間だったので歩きも織り交ぜていた。そうした区間も含めて平均するとサブフォーになるのだから驚異的なペースである。ちなみに今回のレースでは怒涛の勢いで迫る横山・松本ペアとの距離を確認しようとした際に岩場で転倒。真後ろに迫られるまでは前と足元を気にしていたほうがいいか。

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神流で今年の3大目標レースが終わった。道志村・おんたけスカイ・神流といういずれも40km級のレースを今年は走ったわけだが、来年はより距離を延ばして100km超級への挑戦をテーマとしたい。しかし、今年の40kmレースでのペース配分のできてなさを考えれば、100km以上の長距離をしっかりとゴールまでたどり着くにはまだまだ課題が山積である。
・道志村は前半で激しく転倒し、その後大腿四頭筋を使いきり、失速
・おんたけスカイは捻挫直後の足首が怖くてガレ場をノロノロ、暑さで最後のロードは歩く
・神流は序盤でふくらはぎとハムが攣り大失速
おんたけスカイで足首のケガがあったことで逆に筋肉へのダメージがなかったというのがある意味皮肉である。結局のところ40kmのレースであれば失速していても貯金でゴールできているが、100kmのレースではそこからさらに倍以上の距離があり、序盤でダメージがあると関門アウトもしくはリタイアとなる可能性が高い。先日の信越五岳のときも序盤飛ばした人と体力温存していた人で終盤のペースは露骨に違っていた。そもそもLSDも含め、トレーニングでの最長距離は28km程度で30kmにも満たないのでもっと走行距離を延ばす必要がある。少なくともレース距離の半分以上を走ったことがないと非常に厳しいだろう。
ただし、レースの出すぎとオーバートレーニングで痛い目に遭っている人も多いみたいなので欲張りすぎず地道にやっていくことが一番大事だと思う。
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神流マウンテンラン&ウォークの前日の様子を掲載する。当日はほとんど写真を撮っていないので割愛。鏑木さんはこの大会の名前にレースなんてどこにも書いていないから存分に神流の山を楽しむようにと仰っていたが、どうしてもこういう大会で来ると滞在そのもがあわただしくなってしまう。今回はまったく落ち着くことができなかった。本来ならば、こういう町では時間に追われた日常生活から離れ、ゆったりと流れる時間を堪能したいところである。

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かつては宿場町としてにぎわった万場の町(神流町の中心地)

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神流町は清流と豊かな山に囲まれている。


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右手の土手のところにゴールがある。スタートは対岸。桜並木が春にはきれいそうだ。

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スタート地点へと向かう橋。

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神流川の鯉のぼりは町のシンボル。岡本太郎でざいんの鯉のぼりも。ただし、色あせており、現在は使用されていないとのこと。

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町のところどころにある蔵が歴史を感じさせる。ちなみに役場の向かいには昭和レトロを感じさせるものが満載の昭和レトロ館なる建物もある。

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ウェルカムパーティで提供された料理。

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芋芋芋

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イワナ

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食べ放題。そばもうどんもすいとんも。

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酒も飲み放題。地元のお酒を竹の容器で注ぐ竹酒。神流町の温かい皆さんに飲み過ぎないようにと言われながら10杯以上注いでいただいた。

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鏑木さんは相変わらず大人気。

神流のレースといえばウェルカムパーティ。地元のお母さんたちの手料理を好きなだけ食べることができ、お酒も飲み放題。昨年は飲み食い過ぎによるDNSが二人いたらしい。そうならないようにね、と言いながら温かい神流町の方々は日本酒を注いでくれるのでかなり飲んで危険な感じであった。ビール、日本酒、イワナ骨酒、ワインとお酒も何でもありの状況で激しくちゃんぽんで飲んだ。神流町に宿泊する場合は宿泊料金に含まれているし、パーティだけ参加の場合の費用もわずか2500円である。利益を出そうという考えは毛頭ないということは分かるが、それにしても破格の設定だと思う。
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40kmのレースで参加費は8000円。レース距離だけを見れば相応の価格ではある。しかし、その価格に何が含まれているのかはレースによって大きく異なる。参加賞やエイドの充実ぶり又はショボさといったものにその大会が利益を出すために行われているのかどうかというのが見えてくる。そばが振舞われる持倉をはじめ充実したエイドステーションや、手作りのネームプレート等の参加賞といったものは非常に魅力的である。参加料に見合わない大会は数多くあるが、参加料が安いのでは?と思ってしまうような大会は他にない。レースが手作りの大会というコンセプトを前面に押し出しているが、もっともお金が掛かるのは人件費であり、ボランティアとして金銭的見返りを得ずに多大な貢献をされている方々のおかげで大会が成立している。

今回はボランティア民泊に宿泊させていただいたが、非常に手厚い歓迎を受け、大変すばらしい経験ができた。本当に町全体で大会参加者をもてなそうという雰囲気が伝わってきて非常にうれしいが、町の経済にほとんど人が貢献していないのではという不安もある。レース終了後、風呂に入ったりで帰りのバスまで時間があまりなかったため、地域共通チケットかんなを全く使うことができなかったが、これを使っても町に利益は入らず、むしろ赤字になるというものである。全店20%offとかにすればもう少し町へ利益が入ると思うのだが。
コースを好きになるような大会は他にもいくらでもあるかもしれないが、大会が行われる町自体を好きになることができる大会というのはほとんどないと思う。他の大会は良くも悪くも一部の関係者が盛り上がっているだけに過ぎないが、この大会は町全体が大会を盛り上げ(すぎ)ている。

町の人から参加者が活力をもらい、参加者が町の人に活力を与える。好循環のスパイラルがこの大会にはあり、「文化」としてのトレイルランニングを体現している一つのモデルケースとなっていると思う。。
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前々から楽しみにしていた大会、神流マウンテンラン&ウォークに参加してきた。好天に恵まれ、紅葉の色付いた中を走ることができた。写真は持倉集落にて。結果は6時間半は切ったが、とりあえずのノルマと考えていた6時間には遠く及ばず。今回は、試走に来て制限時間に引っかかるようなことは確実にないとわかっていたので、敢えてタイムを確認せず、気ままなペースでトレイルを楽しもうと思っていた。したがってペース配分は全く考えず、思うままに走ろうというつもりだった。
神流のコースはフカフカの極上のトレイルが多いので痛めていた足首へのダメージはさほどなかったが、10km過ぎの西みかぼ山を降りたところで脚が攣ってゆるゆる上りの鬱陶しいロード・林道部分でほとんど走ることができず、歩いて大幅にタイムロスとなった。最初は右のスネ、続いて左のハム、右のハム、左のスネと順番に各部位が攣っていくようになり、後半の下りでかっ飛ばすことができなかった。終盤では脚の痛さに下りもかなりノロノロペースとなってしまった。最初の急登までにがっつこうと思って街中のロードを比較的飛ばしたのが高くついたのだろう。神流の場合タイムの差を大きく分けるのはユルユル上りの区間を走れるかどうかである。序盤を飛ばしても短縮される時間は20分もないと思うが、走るべきところが走れないと1時間以上のロスになり、結果として遅くなってしまう。
先行してスタートしたスーパーロングは、優勝した横山・松本ペアがダントツで、7~8kmのポイントで早くも抜かれた。チートのような速さで追い抜いていった。上りは歩いているが、リズム感が凄く、流れるような動作だった。このペアが優勝することは名簿を見た瞬間にアクシデントがない限り間違いないとわかったので、フランス派遣を獲りに来ているのが大人気ないとすら感じた。
この大会の魅力は前夜祭とコース後半の下り、そして何よりも神流の町の温かいおもてなしである。コースを走ることよりも出場することに意味がある。というわけで来年はミドルにするか。

ここ数日早めの出勤をしていたら会社から奥多摩方面の山並みがきれいに見えていた。その中でひときわ気になっていた山があった。他の山が連なった山並みの中でピークがところどころあるのに対して、ひとつだけ独立したように目立っている。調べたところ武甲山であることが判明した。こちらからきれいに見えるということは、向こうからも天気がよければ都心方面のすばらしい眺めが期待できそうであるということである。
今年第一回のレースも行われた場所なので、そのコースを走るのもおもしろいかもしれない。また、ゴールデンウィーク前後に羊山公園の雑踏を上から眺めるのも楽しそうだ。何となくアクセスが不便そうというイメージがあって奥武蔵方面は行こうという気になったことがないが、そう遠くもないようなので出かけてみようかと思う。善は急げで近々行きたいところではあるが、その時間があるかが問題。
鋸山にもかなりさりげなくエントリーしようかとしていたが、結局DNSになる可能性が高いので断念。今週末の神流を除いて当面は近場で行われるレースが主体なので何とか都合をつけたいところだが…
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