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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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徹夜の富士登山から一晩が明け、4時前に起床。5時スタートと勘違いしていたため、慌てて会場へ向かう。スタート会場はまだ暗い。知り合いがちらほらいたため、声を掛ける。
スタート。選手がゲレンデの上へと回りこんで登ってくる間に我々は先回りしてゲレンデを直登して選手の到着を待つ。スタートした選手を先回りして応援できるという何とも心憎いコース設定である。早くも相馬選手が先頭に立って他の選手を引っ張るような形となっていた。
その後一旦ホテルに戻り、少し仕事してから朝食を取りすぐにチェックアウト。まずは斑尾山頂を降りたところの2Aに向かう。しかし、駐車場は一杯で路駐をしているような状況だったのでその先でコースが車道とクロスする万坂峠へ。誘導スタッフ他数名の人が立っていた。車を降りたらちょうど騒がしくなっていて何かと思ったら相馬選手がトップで通過するところだった。早くも独走態勢である。結局この日相馬選手を見たのはこれが最後である。10番くらいの選手の通過までは車道で見ていたが、その後はトレイルを100m程度入った上り坂で見ることにした。
ここの上り坂は上位選手でも走る派と歩く派に分かれていた。結局歩いてもそんなにスピードは変わっていない。逆に走ることでこの110kmという長いレースでは体力を消耗してしまうことになるのではないかと思った。上位から中盤までずっと見ていると上位の選手がいかに効率的な無駄のない動きをしているかが一目瞭然だった。トレイルの、特に長距離の場合、少しでも速く走ることよりも少しでもダメージを少なく走ることが重要となる、ということを実感させられた。応援でレースを見ることでそんなことが勉強できるなど思っていなかったが、今後も機会あれば勉強のためにレースで上位から定点観測で見てフォームを比較したいと思った。知り合いの方々も快調に通過していった。なるべく多くの知り合いをここで見ておこうと思い、結局9時40分頃までいた。

続いて関川沿いで観戦すべく移動開始。山から出て妙高の町の中心へと向かう途中のレースコースが車道沿いを通る地点でも知り合いとすれ違う。途中酒屋でロックアイスを4袋ほど買う。予定していたポイントに気づかず通り過ぎて笹ヶ峰(5A)方面に行く道に入っていたので慌ててUターンして戻りつつ、コースが橋で関川を渡る地点に行ったら都合よく駐車場があった。ここでは30位くらいの選手までは既に通過した後だった。この時点で知り合いの中でも順位に変動があり、序盤飛ばしていた人には疲れが見えていた。川沿いに着いたときは涼しい感じもしたが、すぐに日が射すと暑くなってきて、ランナーには辛い灼熱の川沿いとなっていた。したがってここで配った氷はなかなか好評だった。ただ、知り合いを優先していたため、最初は意思表示をして来ない限り(誰もしてこなかったが)配らずにいた。うらめしそうな顔で見ていく人にはあげていたし、途中からは苦しそうな人を優先的に声を掛けて渡していたが、目の前で氷をもらっている姿を見て当然のごとくもらいに来る人が多数いて若干ひいた。別に出し渋る理由もないので欲する人にはあげるが。

11時半前に知り合い2人に氷をあげたところ(最後なのでかなり小粒になってしまっていたが)でちょうどなくなったので撤収し、戸隠へと向かう。なお、車に乗り込もうとしたところでまた別の知り合いが通過したのでとりあえず声は掛けておいた。もちろん氷を配っていたことは内緒だが。戸隠奥社は最近パワースポットとしてメディアによく取り上げられているらしく、駐車場は当然満杯で路駐が大いにあふれているという状況だった。運よく駐車場に停めることができ、試走会で笹ソフトを食した鳥居の前に14時10分頃に着く。相馬選手通過から20分ほどが経ったところであった。しかも去年よりだいぶ遅い通過だったということで相馬選手の速さには驚かされるばかりである。ほどなくしてヤマケンさんが通過。ちょうどコースが直角に折れ曲がる地点で、なおかつ人の多い奥社参道を通るのでボランティアスタッフが配置されていて、その方(トレラン未経験ながら関東某所からボランティアのためここまで来たらしい)としゃべりながら後続の通過を待つ。なお、通過が早いひとほどカオスと化した参道を通る必要があった。何がここまでこの神社を熱くさせたのか。
クリッシーモールは15時半頃通過したが、走りが非常にダイナミックでパワフルだった。
さすがに川沿いのポイントから40kmの山岳区間を経ていることもあり、知り合いの方たちは現れない。50位くらいまでの選手の中でも2~3時間の差が開いていたが、通過していくときのスピードは大して変わらない。どこでここまでの時間差が着いたのか。ただ、上位の選手は基本的に力みがない軽やかな走りをしていたことだけは確かだ。
16時45分にようやく知り合いの一人目が通過したが、その後18時前に暗くなるまでに通過したのは合計4名のみである。暗くなってからはお互いに顔もよく見えないので声を掛けられずに通過していく人もちらほら。ちなみにここでは水の他にハチミツ梅を用意していて、わざわざ種も取り除くという手の込んだ準備をしていたが、みんな走って通過する区間なので誰にもあげることはなかった。
知り合いのゴール第一号を見るためゴール会場へと向かう。ここでも30位くらいがゴールしたところに着く。ほどなくして一人目が到着。15時間半ほどでのゴールだが終始安定した走りが印象的だった。奥社のところでも他の知り合いはだいぶ遅くなっていたようだが、18時間半ほど経過したところで寒さに体を動かしたくなったこともあり、知り合いを迎えるべくゴールから逆走を始める。1.5kmほど林道を入ったところで知り合いと出会い、そのまま併走しながらゴールへと戻る。ちょうど19時間ぎりぎりでのゴールとなった。最初のポイントでは知り合いの中で2番目に通過した人で、本調子ならはるかに早くゴールしていただろうと思うが、最後はバテバテだったようだ。その後もう一回逆走して知り合いを迎えに行く。今度会ったのは最初のポイントで1番最初に元気よく上り坂を走って通過したFプロである。こちらも途中で使い切ってボロボロになっていた。
結局制限時間までに知り合いはほぼ全員完走した。普段速い人がどこで飛ばしすぎたのかボロボロになっていて、一方で普段はゆるい人がそのまま持続して制限時間をクリアしているのが印象的であった。110kmという長い距離を走るには安定こそが最も重要である。上位選手に共通するのは無理に飛ばしていないということである。自分にとっても今後レースに出る上で大いにヒントとなった。それにしても皆無事に帰ってきたので大変感動的であった。
レース以外の部分についてはまた後日。





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先月のOSJサマーキャンプに引き続き2回目の富士登山をした。前回は日中に登ったからご来光は拝んでいないし遅かったせいでお鉢巡りもできていないという不完全燃焼の感があった。しかし、他の予定が週末にあったりで行けずにいた。この3連休もどこに行くかは決めていなかったが、遠めのところにでも行こうかと漠然と考えていた。しかし、急遽ここで行かないと今シーズンは行けない可能性が高くなるとの焦りと、富士山に登頂した後は信越五岳の応援に行けばいいやという思いから2日前くらいに富士山行きを決めた。

0時に家を出発し、東名をひたすら西へと向かう。御殿場で降りて須走に向かう途中のコンビニで水や食料を買い込む。店員に富士山へ行くんですか、なんて聞かれた。夜中にこんな買い物するのはそれ以外ありえないか。2時半に須走口五合目に到着したが、真っ暗な中で準備に時間がかかり出発したのは結局3時過ぎである。一刻も早く出発しないとご来光に間に合わないとの思いから写真を撮ってる時間がなかったが、満点の星空の下に御殿場市や周辺の街の夜景が浮かぶ様は非常に美しかった。富士登頂ができない時期でもここに夜景を見に来る価値は十分にある。

閉山していたとはいえ、登山者はかなりの数がいたし、団体もいた。フリースにウインドストッパーのシェル、ニットキャップという格好で登ったが、8合目付近で強風はあったものの、凍えるような寒さはなかった。まだまだ今年に限っては登れそうであった。ただし今回は頂上の気温等の状況も分からないし、山小屋が閉まって補給ができないことを考え、5年前に屋久島に行ったとき以来となる登山用リュックを投入した。荷物を詰め込んだこともありトレランリュックと比べると重さが堪える。
富士山に行くと決めてから急遽手に入れた500ルーメンの高出力ハンドライトGENTOS 閃 SG500の破壊力はすさまじく、視界が完全にクリアに照らされていた。まったく足元には不安がなかったし、これだけクリアに照らされると走る場合でも十分な視野が確保される。非常に明るいため霧がかかってきたところでは草などの影が霧に写りこみ、ブロッケンの妖怪を作り出していた。

河口湖口から登るのと大して時間はかからないだろうと思っていたが、距離がこちらの方が長いようで結局7合目付近で徐々に空が明るくなり、ご来光の時間となった。雲海の中に山がところどころ突き出し、山中湖や相模湾が朝日に染まっている様子は幻想的だった。特に、金色に輝く海の中に江ノ島が浮かんでいた。望遠レンズをもっていなかったのでその写真はなし。その後は頂上を目指して上り続ける。本八合目あたりから手が痺れ出し、頭も多少痛く、典型的な高山病の症状に悩まされることになる。山小屋が閉じているので荷物を多めに持っていたとはいえ普通の登山者よりも完全に遅くなっていた。特に頂上手前では目の前なのに体が重く、登頂を本気であきらめようかとも思った。

何とかスタートから4時間50分が経ったところで登りきり、頂上でおにぎりを食べながら大休止した。だんだん気分がよくなってきたのでお鉢巡りに向かい、剣が峰(3776m地点)にも今回は立つことができた。富士宮口頂上の浅間神社奥社で信越五岳に参加されている皆さんの健闘を祈願し、下山を始める。下りでは滑って手のひらを激しくすりむいた。ガレ場を通る際は走る場合も歩く場合も手袋は必携である。また、絆創膏をもっていなかったので他の登山客から頂いた。やはり消毒液・絆創膏・テーピングの3点セットは常に携行しなければならないと反省した。そのケガによるタイムロスはあったものの、下りは2時間かからなかった。

7合目辺りからガスの中に入った。これは以前行った富士箱根トレイルと同じである。このエリアは霧が発生しやすいようだ。上りのときは暗くてよく分からなかったが、須走登山口の下部は富士箱根トレイルと同様の景色・路面である。同じエリアにあるので当然ではあるが。先日の台風で小山町の洪水が大きく報じられていたが、ここのトレイルも一部崩れていたりと被害の爪跡が残されていた。

下山後は山中湖の紅富士の湯に向かう。さらに入浴後は昼食を大豊で食べるという鉄板コースに行きたかったが、残念ながら昼の営業が終わったところだったので食事にありつけず。そのまま信越五岳の会場に向かうべく、中央高速に乗り斑尾へとひたすら向かう。仮眠すらしてなかったので途中何度も意識が飛びそうになり、そのたびに近くのSA・PAに避難して休憩した。斑尾に着いたのが20時。あわよくばウェルカムパーティにもぐこもうと思っていたがそのままホテルへ向かうことになる。確実にスタート前に会場に行くために早めに就寝。

木曜日頃に思い立って出かけた盛りだくさんの3連休(今日はほぼグロッキーだったが)。詳細は後日書くとして備忘のための行動記録と感想だけ。

□富士登山
今回が先月に続き2回目。ご来光を頂上で拝みたかったが、出発が遅かったため7合目付近で見ることに。それでも雲海から出る朝日は幻想的だった。

□信越五岳応援
上位から制限時間まで、多くの知り合いが無事完走。110kmという長距離を走りぬけゴールにたどり着く姿に感動したが、走り切った人たちが感じているものを共有できないもどかしさがあった。ゴールの瞬間の気分を味わうために必ず来年でないといけないという思いを強くする。
応援に行った副産物として上位~中盤までを定点観測して見ることで速い人と遅い人の違いを見ることができ、はからずも勉強になった。

□備忘メモ
9/18(土)
0:00 自宅出発
2:30 須走口五合目到着
3:00 登頂開始
5:30 7合目でご来光
8:00 登頂、休憩後お鉢めぐり
9:45 下山開始
11:45 下山
14:00 温泉入浴後、斑尾に向けて出発
20:00 斑尾到着

9/19(日)
4:00 起床、レース会場へ。
6:00 スタートを見送った後ホテルへ戻り、出発の準備
8:00 2Aの先の山中で応援。
10:00 関川沿いで応援。
14;00 戸隠奥社の鳥居前で応援。
19:15 ゴール会場で知り合いのゴールを待つ。

9/20(月)
4:00 自宅へ向け会場出発
14:00 帰宅


今から富士山へ向かう。ご来光を拝んでその後はお鉢巡り。それから仮眠を取って信越五岳に行く予定。
今朝は大雨。ようやく駅まで20分ほど歩いても汗が問題ない気温になってきたからバス出勤をやめようと思っていたのに、この天気では当然のことながらバス停に向かう。この夏はあまりの猛暑のせいで7月20日頃から今日までの間で出勤時にバスを使わなかったのは1回しかないような気がする。バス停まで歩かなくていい、満員電車と違って座れる、それほど遅れないといったメリットばかりであるのでついつい楽な方に行きたくなってしまう。
夏の間、駅まで歩かなかったことで着実に有酸素運動の時間が減っていたことは確かである。そろそろ駅までちゃんと歩いていかないといけない。ただし、大雨と忙しくて睡眠が足りていないときは除いて。

昨年UTMBで11位(女子1位)のクリッシー・モールのトークショーが渋谷のパタゴニアであるというので申し込んだ。信越五岳まで見に行く必然性はこれでなくなった。そういいつつも走っているところも見てみたいので信越五岳には知り合いの皆さんの応援がてら行くことにした。起伏が少なくて長い距離を走るアメリカのトレイルランナーにはこのレースは非常に有利だと思うが、何時間で帰ってくることやら。ランナーにとって応援が一番うれしいのは山深く、人によっては夕暮れになる4A~6Aの区間だと思うが、5Aあたりなんて野尻湖から山道を車で30~40分も行くようなところなのでさすがに行くのは無理だ。何しろ先日の石川さん試走会で走る前から気分悪くなっている人がいっぱいいたような場所なので。出没できるのは斑尾エリアと川沿いと戸隠エリアか。
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