トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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先日行われた道志村トレイルレースの主催者発表のデータを基に分析を行ってみた。
まず、第一関門通過タイムとゴールタイムの関係を示す。非常にきれいな相関関係が見て取れる。
全完走者を対象に回帰直線(切片=0)を描くと、ゴールタイムがほぼ2倍であることが分かる。したがって、第一関門5時間、ゴール10時間の時間制限は非常に適当だったといえる。
この直線より下にプロットされている完走者は後半も余裕があったランナーで、上にプロットされる参加者は後半タイムが落ちたランナーである。上側の人はスピード型、下側の人はスタミナ型といえる。
7時間以内にゴールしたランナーは概ね下側に位置している。これがレースのペースをコントロールできる上級者の力というものか。
8時間以上のランナーは上側も下側もいるが、数としては下側の方が多く、上側にプロットされたランナーは大きく上にずれている傾向にある。つまり、後半にばてた人が大幅にタイムロスをしている様子が伺える。
女性のランナーはほとんどが直線の下側に位置している。男性と比べて突っ込んで行く人が少ないせいなのか、それともこのレースに出場している人がかなりのレベルの人たちなので、たまたまこういう結果となっただけか。
また、50代男性も比較的下側の人が多いようだ。
ちなみに自分のプロット位置は黄色のマーカーで示されているが、後半バテバテで脚が攣っていた割には直線から少し上に外れた程度である。抑えて耐力温存とか苦手なのでスピード型になるのは知っているが、思っていたより線に近い位置だった。スピード/スタミナも重要だがもっと左下の位置に行ける(=総合力を高める)ように頑張らなくては。
次に10分刻みのゴールタイムごとの頻度分布を示す。なお、棒と目盛りの位置関係がわかりづらくなっているが、棒の高さは棒の下の時間とその1つ右の時間の間にゴールした人数を示す。つまり、例としては、5時間~5時間10分の間にゴールしたのは優勝した選手一人だけということである。
完走率が66%なので、仮想的に残りの34%があると考えるとほぼ正規分布になるといえるのだろうか。いずれにしても、左半分を取ったような形の分布である。完走者は7時間20分~9時間50分に集中しているようだ。7時間20分を切った人はかなりの実力者ということになるのではないだろうか。9時間50分~10時間が急に少なくなっているが、第2関門を通過できた人は、概ね9時間50分まででゴールできたということを意味していると思われる。したがって、第2関門を通過した人はトラブルがなければ概ねゴールできたのではないだろうか。なお、平均タイムは8時間14分で、中央値は8時間21分である。
2つのグラフからレースについて考察を行ってみたが、結論としては、
①第一関門をぎりぎりで通過した人はスピード型で力尽きた人を除いて完走できる
②第二関門を通過できた人は自分からリタイアしない限り、完走できる
③第一関門がぎりぎりでスピード型に該当する人が第二関門で収容される
ということになる。時間制限の変更には様々な意見があるようだが、ゴール制限時間の10時間を正とするならば、第一関門、第二関門とも非常に適切な時間設定だといえる。特に②の第二関門通過者は、故障か心が折れるかがない限り、全員ゴールできるというのは素晴らしい設定であると思う。
やはり、2km長い上に7時間という昨年の第二関門の制限時間が鬼の関門だったのであり、上級者向けと割り切って昨年同様の鬼の第二関門を復活させるならば、第一関門とゴールをそれぞれ30分、1時間ずつ変えてもきっと支障はないのだろう。
今回自分の第二関門通過タイムが7時間5分だったので、2km短くなったことを含め、昨年の基準では完走できていなかったことになる。来年また出るとしたら、昨年の基準でも完走できるようにレベルアップしたいと思う。
まず、第一関門通過タイムとゴールタイムの関係を示す。非常にきれいな相関関係が見て取れる。
全完走者を対象に回帰直線(切片=0)を描くと、ゴールタイムがほぼ2倍であることが分かる。したがって、第一関門5時間、ゴール10時間の時間制限は非常に適当だったといえる。
この直線より下にプロットされている完走者は後半も余裕があったランナーで、上にプロットされる参加者は後半タイムが落ちたランナーである。上側の人はスピード型、下側の人はスタミナ型といえる。
7時間以内にゴールしたランナーは概ね下側に位置している。これがレースのペースをコントロールできる上級者の力というものか。
8時間以上のランナーは上側も下側もいるが、数としては下側の方が多く、上側にプロットされたランナーは大きく上にずれている傾向にある。つまり、後半にばてた人が大幅にタイムロスをしている様子が伺える。
女性のランナーはほとんどが直線の下側に位置している。男性と比べて突っ込んで行く人が少ないせいなのか、それともこのレースに出場している人がかなりのレベルの人たちなので、たまたまこういう結果となっただけか。
また、50代男性も比較的下側の人が多いようだ。
ちなみに自分のプロット位置は黄色のマーカーで示されているが、後半バテバテで脚が攣っていた割には直線から少し上に外れた程度である。抑えて耐力温存とか苦手なのでスピード型になるのは知っているが、思っていたより線に近い位置だった。スピード/スタミナも重要だがもっと左下の位置に行ける(=総合力を高める)ように頑張らなくては。
次に10分刻みのゴールタイムごとの頻度分布を示す。なお、棒と目盛りの位置関係がわかりづらくなっているが、棒の高さは棒の下の時間とその1つ右の時間の間にゴールした人数を示す。つまり、例としては、5時間~5時間10分の間にゴールしたのは優勝した選手一人だけということである。
完走率が66%なので、仮想的に残りの34%があると考えるとほぼ正規分布になるといえるのだろうか。いずれにしても、左半分を取ったような形の分布である。完走者は7時間20分~9時間50分に集中しているようだ。7時間20分を切った人はかなりの実力者ということになるのではないだろうか。9時間50分~10時間が急に少なくなっているが、第2関門を通過できた人は、概ね9時間50分まででゴールできたということを意味していると思われる。したがって、第2関門を通過した人はトラブルがなければ概ねゴールできたのではないだろうか。なお、平均タイムは8時間14分で、中央値は8時間21分である。
2つのグラフからレースについて考察を行ってみたが、結論としては、
①第一関門をぎりぎりで通過した人はスピード型で力尽きた人を除いて完走できる
②第二関門を通過できた人は自分からリタイアしない限り、完走できる
③第一関門がぎりぎりでスピード型に該当する人が第二関門で収容される
ということになる。時間制限の変更には様々な意見があるようだが、ゴール制限時間の10時間を正とするならば、第一関門、第二関門とも非常に適切な時間設定だといえる。特に②の第二関門通過者は、故障か心が折れるかがない限り、全員ゴールできるというのは素晴らしい設定であると思う。
やはり、2km長い上に7時間という昨年の第二関門の制限時間が鬼の関門だったのであり、上級者向けと割り切って昨年同様の鬼の第二関門を復活させるならば、第一関門とゴールをそれぞれ30分、1時間ずつ変えてもきっと支障はないのだろう。
今回自分の第二関門通過タイムが7時間5分だったので、2km短くなったことを含め、昨年の基準では完走できていなかったことになる。来年また出るとしたら、昨年の基準でも完走できるようにレベルアップしたいと思う。
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