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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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ラパルマ島の空港に無事到着後、荷物を受け取るとレンタカーのカウンターへ向かう。全く車を運転するなど考えていなくて、公共バスと必要な場合のみタクシーという考えしかなった。しかし、島へと向かう飛行機の中で時間の有効利用、行きたいところに行ける気軽さからレンタカーを借りることを決断。出掛ける前に大急ぎで荷物をまとめた際に、絶対使わないけどとりあえず持っていくか、ということで持っていた国際免許証を使うなど全く思っていなかった。
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借りた車は当然左ハンドル、そしてマニュアル。マニュアルの免許証が役に立つということもあるものだ。3年前のチュニジア旅行以来の左MT車であるが、始めてではないのでさほど困ることもない。山道でシフトUp&Downの指令が頻繁に出たが、島の東側の空港から西側にあるゴールの町、Los Llanos de Aridanteまでスムーズに移動できた。途中で島のことを紹介している博物館に寄り、島の模型を見ながらコースに対するイメージを膨らませる。単純な形状ではなく、ノコギリのような山の形をしているのがアップダウンが多いのでは、と思わせ、やや身構えてしまう。
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レースの会場には12時過ぎに着いたが、大盛況で圧倒される。受付を済ませ、町歩きをすると期待もしてなかったのに、メキシコを思わせるカラフルな町並み、背後に聳える火山の山々となかなか見応えが有る。会場近くのレストランの本日のメニュー€9.5につられて食事を取る。サラダとスープ、魚料理とパスタ、アイスと何かのデザート、という形でチョイスができるが内容を考えればまあまあリーズナブルな価格といえるだろう。レースのことを考えればパスタでカーボローディングというのが自然の流れかもしれないが、わざわざ遠くはなれた大西洋に浮かぶ島に来て魚を食べない訳には行かない。レースのパンフレットに載ってた参加者リストを見ると、日本人は他に3名、そのうち1名はDNSで他の2名は芦屋のトレランショップ、Sky High Mountain Worksの北野夫妻である。
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食後もまた町を散策。先ほどまでの喧噪が嘘のように鎮まっている。ここはスペイン、シエスタの時間で皆どこかへと引っ込んでしまったのだ。レースの受付も閑散としており、こんな時間に受付していてるのは外国人と見られる人が大半のようである。先ほど食事をとったレストランの前を通ると、北野夫妻が食事をされているところにばったりと出くわしたのでご挨拶。レース後は別の島のトレイルに行かれるという事で満喫できる行程のようだ。日本から遥か離れたカナリア諸島に来るスタンスとして明らかにそれが正しい。車を停めてから3時間が経とうとしていたので、そろそろ出発しようかと思い駐車場へと向かう。地下2階に停めていたのだが、上へと上がるスロープが極めて斜度がキツい上に両側の壁も狭く、こすってしまわないかと心配になる。それ以前に斜度がキツ過ぎてローギアでも上り切れずにエンストをしてスロープ下まで落ちてしまう。何度もやってるうちにエンジンも過熱気味で白煙と焦げ臭い匂いすら出てくる。相当焦ったが、シエスタで他の車がいないおかげで、ようやく上る事ができ、無事に駐車場を出る。
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島の南側の方へと向かい半時計周りに反対側のサンタクルスデラパルマへと戻ることにする。島の周回道路は海岸沿いというわけではなく、内陸に入り込んで、海抜500mはあるような場所にある。海から切り立った崖があるような地形をしているからだろうか。集落や畑、海の眺めを楽しみながらしばらく進んだ所の展望台に差し掛かった辺りで突如として濃霧に包まれ何も見えなくなる。過去に濃霧が原因の航空機の大事故が起きた事もあるようなお土地柄、やはり頻繁にこういうことはあるのだろうか。レース中に濃霧でホワイトアウトしてしまったら一大事である。霧の中を走ってしばらく行くと、また晴れ渡った空が広がっている。気象条件の変化への対応はアウトドアスポーツで最も重要なことである。島の東側へとやって来た所で途中にあった洞窟の遺跡と博物館に立ち寄る。レースに出るくらいしか時間が取れていない、航空券費用が勿体ないと言われても何も言い返せない最低の旅行であるが、多少は観光っぽいこともしておかなければわざわざここまで来た意味がない。
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レンタカーの返却先は空港であったが、いったんスルーして宿泊地であるサンタクルスデラパルマの街まで来てみた。海沿いに広がった街であり、ビーチにはまだ5月だというのにかなりの人手もある。ホテルの位置も確認してさらに島の北側へと向かう。途中でさすがにこれ以上いっても何もなさそうだと思い、時間もなかったのでコース最高地点の下見などはせず空港に戻りレンタカーを返却。1時間に1本のバスを待っても埒が空かない状況だったのでタクシーでサンタクルスの街に出たが、€12程度。まあほどほどの出費ということか。ホテルにチェックインした時点で20時近くなっていたのでスーパーに買出しに行き、さらにピッツェリアでピザを食べてレースに備える。ホテルに戻って21時半過ぎ。ちょうどこのくらいの時間が夕暮れ時である。つまり、レースでも6時スタートで15時間でゴールすれば十分明るい時間ということが確認できた。カメラを持ってなかったので写真を撮れなかったが中心地区はやはり美しい街であり、レースが終わればすぐに帰るというのはつくづく残念である。
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レースは6時スタートなのに送迎バスがサンタクルスの街を出るのは無情にも3時。ということで2時に起きる必要があり、急いで装備品の確認と準備をして寝るが、既に23時近い。時差ぼけで早起きできることに期待して眠りにつく。
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