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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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金峰山に行って来た。先週の3連休にでも行こうと思っていたが、結局行けずにいた。今年の目標として奥秩父縦走をやりたいなどとぶち上げていたが、準備不足で実現できず。景色が最もいいのは金峰山ということだったので縦走はあきらめて単発で登る事にした。土曜も予定の時間に家を出る事ができなかったのであきらめ気味だったが、とにかく行くしかないということで、深夜に出発。4時過ぎに瑞牆山荘に到着、準備をしてすぐに登山開始。ヒャーーーーという叫び声のような何かの鳴き声が山の中から聞こえてくるなど、東京近辺の山とは違い、奥山の緊張感が漂う。

秋分の日を過ぎてから3週ほどなのでもう日の出も遅いと思っていたが、5時半くらいにはライトがなくてもなんとかなるほどの明るさになる。ライトを使用したのは1時間ほど。上り始めるとすぐに暑くなり、上はTシャツ+アームウォーマーというスタイルで登る。しばらくして最初のビュースポット大日岩に到着。薄暗い雲海の中に南アルプスが浮かび上がる。まるで、雲ではなく湖が広がっているようでとても幻想的な光景である。さらに、朝日の当たる八ヶ岳も見えた。

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大日岩を過ぎてしばらく登ると砂払の頭に到着。ここからが森林限界を越えた稜線歩きである。金峰山は花崗岩の山であり、岩が全般的にゴロゴロしている。稜線に出ると景色はいいが、冷たい強風が吹き荒れていてたまらずゴアテックスを着用。車内にウインドストッパーベストを置き忘れたのが痛かった。頂上に向かうにつれてどんどん景色が良くなり、富士山や周辺の山々、南アルプスから八ヶ岳までが雲海に浮かぶ様は絶景が一望できる。頂上から東へは国師ヶ岳や甲武信ヶ岳、そして笠取山に雲取山と奥秩父の長大な尾根が続いている。八ヶ岳の方向には手前に瑞牆山が見えるが、思っていたよりも小さいという印象。帰りにこちらも登ろうと思っていたが、時間的なこともあり今回はパスすることにした。

下りでは森の中もすっかり明るくなっている。夜間は味気ない森だと思っていたが、何のその、木々は緑や黄色、赤が色づき、苔の絨毯が広がる森の美しさは格別である。東京近辺の山には豊かな表情がある。下りこそ岩ゴロゴロに手こずったが、11時前には下山。麓に降りる途中の増富温泉に向かう。早い時間であるにも関わらず、駐車場満杯気味でツアーバスもいる。風呂も当然人が多かったのでゆっくりと入浴できなかったのは残念。食事もせずに帰路を突き進むと辛うじて渋滞に引っ掛からずに家まで帰る事ができた。夜発で昼間戻りのトレイル行きのスタイルは時間を有効に使う事が出来る。深夜発で登り始めると途中で日が出てくるので時間がかかったとしても明るい時間帯が待っている。一方で夕暮れ時の下山だと遭難リスクが非常に高く、日没後の暗い山道に長時間いるのはおっかない。今年の最初の武甲山では早く頂上に着いたため凍えることになったが、その辺の調整も含め、日の出前2〜3時間に出発するスタイルを今後も模索していきたい。

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