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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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神流のレースといえばウェルカムパーティ。地元のお母さんたちの手料理を好きなだけ食べることができ、お酒も飲み放題。昨年は飲み食い過ぎによるDNSが二人いたらしい。そうならないようにね、と言いながら温かい神流町の方々は日本酒を注いでくれるのでかなり飲んで危険な感じであった。ビール、日本酒、イワナ骨酒、ワインとお酒も何でもありの状況で激しくちゃんぽんで飲んだ。神流町に宿泊する場合は宿泊料金に含まれているし、パーティだけ参加の場合の費用もわずか2500円である。利益を出そうという考えは毛頭ないということは分かるが、それにしても破格の設定だと思う。
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40kmのレースで参加費は8000円。レース距離だけを見れば相応の価格ではある。しかし、その価格に何が含まれているのかはレースによって大きく異なる。参加賞やエイドの充実ぶり又はショボさといったものにその大会が利益を出すために行われているのかどうかというのが見えてくる。そばが振舞われる持倉をはじめ充実したエイドステーションや、手作りのネームプレート等の参加賞といったものは非常に魅力的である。参加料に見合わない大会は数多くあるが、参加料が安いのでは?と思ってしまうような大会は他にない。レースが手作りの大会というコンセプトを前面に押し出しているが、もっともお金が掛かるのは人件費であり、ボランティアとして金銭的見返りを得ずに多大な貢献をされている方々のおかげで大会が成立している。

今回はボランティア民泊に宿泊させていただいたが、非常に手厚い歓迎を受け、大変すばらしい経験ができた。本当に町全体で大会参加者をもてなそうという雰囲気が伝わってきて非常にうれしいが、町の経済にほとんど人が貢献していないのではという不安もある。レース終了後、風呂に入ったりで帰りのバスまで時間があまりなかったため、地域共通チケットかんなを全く使うことができなかったが、これを使っても町に利益は入らず、むしろ赤字になるというものである。全店20%offとかにすればもう少し町へ利益が入ると思うのだが。
コースを好きになるような大会は他にもいくらでもあるかもしれないが、大会が行われる町自体を好きになることができる大会というのはほとんどないと思う。他の大会は良くも悪くも一部の関係者が盛り上がっているだけに過ぎないが、この大会は町全体が大会を盛り上げ(すぎ)ている。

町の人から参加者が活力をもらい、参加者が町の人に活力を与える。好循環のスパイラルがこの大会にはあり、「文化」としてのトレイルランニングを体現している一つのモデルケースとなっていると思う。。
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