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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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本日、Leadville100の受付を行った。一日おいて18日(土)のAM4:00スタートで30時間に渡る長いレースが始まる。その前に、ここで今回の遠征の行程を振り返る。

13日(月)の成田17時半の飛行機に乗り、サンフランシスコを経由してデンバーには16時半に到着。サンフランシスコではトランジットに十分な時間があったつもりだが、入国手続きにも時間がかかったし、その後の乗継ぎ便のゲートに行くまでのセキュリティチェックが非常に混んでおり、何と飛行機出発の20分前にようやくゲートに着いた。とりあえず無事到着して一安心。早速レンタカーを借りて移動ということも考えられたが、さすがに時差ぼけを考慮すると厳しいので空港近くに宿を取り、翌朝からの行動開始と決めていた。日本を出発する前に手配していたのは初日の宿とレンタカーだけである。

当初はレースがメインということで、観光などせず、最初は高度順応、それからLeadville入り程度のことを考えていた。デンバーから比較的近いMt.Evansでは4300mまで車で移動できるため、容易に高地対策も可能ということもLeadvilleと同エリアで行われるTransrockies参戦のために数日早く日本を出ていたトレイルランナー、宮地藤雄さんのブログを拝見して判っていたことである。しかし、初日の宿で少し考えて、やはりちょっとは観光をしようとも思い、かねてから興味のあったTaos Puebloに行くため、Taosの町のホテルを予約。後は成り行き次第である。

2日目はレンタカーを借りた後、既に12時近くになっていたが、少しは文化的活動も必要と思い、デンバー美術館を見に行く。リベスキンドによるデコンを体現したような形状である。その後はひたすら南へと移動。Taosの町には21時過ぎに着いたが、既に暗くなっていてホテルの場所がよく分からず町中をぐるぐる回ってようやく辿り着いた。食事は17時頃にタコベルに入っただけである。レースに向けて本来ならしっかりと食事をしておく必要がある。330マイルほど走ったが、インターステートなら75mile/h、田舎ハイウェイなら55〜65mile/hというスピードでしかも距離表示がマイルだとかなり感覚が日本と違う。しかも地平線までずっと続く道路、周囲に車もいない。この大味なのがいかにもアメリカといったところか。
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Taos Pueblo

3日目はTaosを出てTaos Puebloの観光をしてから北上し、Great Sand Dunesへ。Taos Puebloはインディアンの住居であるが、中近東の集落と似た日干しレンガの構成が大変興味深い。途中、リオグランデ川を渡ったが、El Pasoでアメリカとメキシコの国境となっている川が大平原を切り裂くように突然と現れ、印象的だった。Great Sand Dunesは標高2500mながら大砂丘が広がっている。日没前に宿に辿り着くという思いも虚しく、ここで砂丘に上ったりトレイルを散策したりしている間に日がかなり落ちてしまった。この日は宿も取らずに出ていたが、Leadvilleの35マイル手前のBuena Vistaの町に21時ちょっと前に到着。町中を通り過ぎ、たまたま見つけた21時までのメキシカンレストランに入れてもらい、食事を取りつつ、Leadvilleのモーテルに空いてるか問い合わせるが、無情にも空き室なし。町の入り口付近にVacancyを掲げるモーテルがあったからそこに行けばいいと思ったが、そこに行くまでもなく食事を取ったレストランの向かいのモーテルが空いていたのでそこで宿泊。田舎とはいえ幹線道路に面して駐車スペースと部屋が並んだ、アメリカのドラマに出てきそうな、いかにもモーテルと言わんばかりのモーテル。しかし、こんな所でもWifiが通じるのは非常に便利だ。
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Great Sand Dunes

4日目は6時半に出発し、Leadvilleの町へと向かう。ちょうどこの日、3日間のステージレースで行われるTransrockiesに参加していた宮地さんが、まさにLeadvilleスタートということなので見送ろうと思ったから何とか間に合うよう急いだ。これまで、優雅に朝食を取り10時〜11時くらいにホテルを出ていたため外は暑くなっていたが、今回は朝早かったせいか、それとも3000mのLeadvilleの気候のせいか、車を出ると非常に冷え込む。ほとんどの人がダウンなどを着込む中、半袖Tシャツ一枚では凍えるようだ。しかし、レース本番もかなり寒さ対策が重要と分かっただけでも収穫である。面識はなかったが、宮地さんの奥さんが通りかかったのを偶然発見し、ほどなく宮地さんも発見。エールを送り、スタートするところを見る。
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いよいよ山を越えればLeadvilleへ

スタート地点は町のメインストリートの路肩を閉鎖して設けられていたが、スタート後に手際良くあれよあれよと10分程度の間で片付けられた。あまりにも寒いのでスタート地点前のカフェに避難し、温かいコーヒーを飲みながら朝食を取る。宮地さんの奥さんがハイウェイに二度ほど出てくる所を応援すると言っていたのでそちらの方に向かって車を走らせる。Tenesee Passでちょうど選手が走ってくるのを見たが、宮地さんは通過済み、中位以降の選手のようだ。さらに車を走らせるが、選手の横断ポイントに気づかず通り過ぎて、絶壁沿いの道を通り、ずっと先の町まで着いてしまった。このまま進んでゴールの町へ行くということも考えられたが、スタート前に応援できたのでよし、ということでLeadvilleに戻る。
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Trans Rockies スタート1秒前

朝に町に入る時にいくつかVacancyを掲げたモーテルがあったが、その中の一つに行くと、今夜も、そしてレース前夜も同じ部屋が空いているという。何とラッキーと、相手の言い値ではあったが部屋を確保した。空いていたのはキャンセルが出たから偶然ということでタイミングの問題だ。そして、ちょうどLeadville Trail100の受付が盛り上がり始めていた頃である。受付を済ませると既に12時を過ぎていたので昼食を取り、コースの要所を確認しておこうということで、町をBuena Vistaの方に戻る形で南に出て、途中でTwin Lakesへと向かう。

Twin Lakesは40/60mileのエイドがある場所で、コース最高点Hope Pass(12600ft)手前のかなり重要な場所と思われる。コース最高点の試走などとても無理なので、車をさらにAspen方面へと進め、Independence Pass(12095ft)まで登る。Hope Passよりはやや低いが、高度に対して慣れるにはいい場所である。周辺を散策するがすぐに息が切れ、レースの大変さを改めて感じる。帰りには序盤に湖畔を走るTarquoise Lakeに立ち寄る。マーカーも整備されており、コースの雰囲気は掴めた。この辺りは起伏が比較的少ないため、しっかりと走る必要がある。Tarquoise Lakeの後に最初のピークがあるが、日本の山と比べると傾斜は少なそうに見える。
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Independence Pass

夕食を取り、レース前日はさすがに飲む訳にはいかないので、この旅行で唯一のアルコールを楽しむ。さあ、後は一日ゆっくり過ごせば待ちに待った舞台が始まる。ワクワクする感じが止まらない。
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Turquoise Lake湖畔のコース
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