トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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伊豆トレイルジャーニーのことについて、今月だけで記事を7本も書いてしまっているが、これは信越五岳に出た時に書いた6本以上に多い。少し遡ればエントリー時のことなども書いているので大会前の運営も含め、なかなか話題に事欠かないレースだったということだ。
さて、本日はTREKNAO主催のフォトロゲ小田原に参加。TREKNAOのシリーズに出るのは昭島、神田に続いて3回目である。酒匂川を中心とした平野と、その両サイドにある山というか丘陵地帯が舞台となっていて、街も海も山もある盛りだくさんの設定である。5時間/3時間とあるうちで、個人エントリー可能な3時間の部にエントリーしていたので回るポイントを絞る必要がある。
今日は何だかモチベーションが上がらず、二度寝をして起きたのが9時過ぎ。元々はこのくらいの時間に会場にいるつもりだったが、あまりの寝坊ぶりにびっくりする。80kmくらいは離れている小田原に間に合う訳がない。と思いきや新幹線という最終兵器を使うことで何とかなりそうと分かったので10分で準備をして家を出る。走れる格好とザックさえあれば、トレランのように山深くに入るわけでもないので何とかなる。会場に到着がスタート10分前の10時50分。途中一度閉まるとなかなか開かない小田急の踏切や、袋小路がある丘など、このロゲの難易度を感じさせる要素の一部を見ながら会場に行くのも手こずった。既にほとんどの人がスタートのスタンバイをしているためか、受付を撤収しようかというような所に到着。急いで仕度してスタートに行ったらもう2分前くらいで地図を見ている余裕もない。先週の伊豆で会った面々もちらほら。
地図をまともに見る事ないままスタートしてしまったので、取りあえずは先行する人のストーキング。先頭の人がかなりのスピードでぶっちぎっていたが、小田急の踏切でストップする間に後続まで皆追いついて仕切り直し。ここで地図を見て最初に行くポイントを踏切を渡らないで行ける方向へと決めたので、踏切待ちの人たちを尻目に単独行動開始。しかし、早くも地図を読み違えており、最初のCPを探すのに難航。車の通行量が多い通りから少し入った裏路地にあるのだがよく分からずウロウロして5分くらいはロスしただろう。結局、他の参加者ともすれ違いつつ発見して次のCPへと向かう。こちらも裏路地にあり、表通りからでは入る場所すらよく分からないので迷う。会場からそれほど距離が離れていない2つのポイントで既に25分くらい使っている。このままでは先が思いやられる。最近参加していたロゲが地の利を生かせる部分が多いロゲだったので見知らぬ街でCPを探すのはなかなか大変だ。
ここで、地図を眺めながら国府津駅方面の丘陵地帯に50点台のポイントがゴロゴロ転がっているのが目につき、やはりそれを落としていくのがよかろうと思い、東へと進路を取る。途中の20点台のポイントで相変わらず路地の反対側に入って大回りなどのロスを繰り返しながら、酒匂川を渡り東へ。鴨宮の駅前のCPを取ったら国府津までは電車でワープしようかとも思ったが途中のCP47を取りながらつなげそうだということで、電車は使わず走る。ここでTREKNAOのウェアを着た方が前にいるのを発見、追い越そうかとペースを上げるが、曲がり角のところで気付かれた。向こうもペースアップ、走力では劣っているので追いつけない。ならば、とショートカットしてCPへと向かう。結局CPのある神社についたのはほぼ同時。明らかに次のCPの狙いも同じであるが、やや遅れる。CP51は国府津の丘陵地帯の麓の神社に入ってすぐの所にあるが、地図から神社の中とは思わず、横の坂を少し上ってから戻るなど、相変わらずタイムロスが続く。
ここからが、丘陵地帯の稜線部に点在するポイントをどう取って行くかが判断の分かれ目であるが、麓を回ってから上に行き、国府津駅まで下るルートを取りに行くことにした。途中で自販機でジュースを買って飲んだりと少々ダラダラしたため、CP55、CP56に行くのは止めてまずはCP54の古墳群へ。こちらは案内板に従ってトレイルに入り少々行けば難なく到着。ここからが本格的な上りとなるが、トレーニングということでなるべく走るようにする。どうやら地図に書かれていた場所とは違う道に合流したようであったが、地形と方角を見る限り、もっと大回りになると思っていたCP57へと続いているようだった。CP57へ向かう途中で反対側から先ほどCP47で併走した人が走ってきてすれ違う。このエリアの回り方の戦略が逆だったということは分かったがこんなに早く回ってくるとは。早いですね!と声を掛ける。そのすぐ先でトラバース道と上り道の分かれ道があり、上る方を選んだが、少し進んで方角に違和感を感じたので戻る。すると、さきほどの分岐にCP57は直進すべきだったということを示している標識がある。上から下りて来た人には目につくが、トラバース道を来た人には実にわかりづらい。そしてCP57は丘陵地帯の懐の最奥部ともいうべき場所にあり、地図を見る限りは大きく回らないと次へ向かうことができない。
みかん畑を上る道に入ってみたが、畑の上段より先は薮になっていてそれ以上進めそうにないのであきらめる。先ほど間違えて上ったところが、地図では文字と重なって道が途切れているように見えるが、もしかしたらつながっているのではと淡い期待を持って進むと、期待通りにCP43五国峠方面への道につながっていた。この道が丘陵地帯の尾根線になっているので見晴らしがいい中を大きなアップダウンもなく進んでCP43に到着。ここから先でも道なりに右にも左にもつながっているような所に出て右に行くが、すぐに方角もおかしくなるし、行き止まり。今日はこういうのばっかりでどれだけタイムロスをしたことか。次のCPは道なりに行って国府津駅に下る途中で少しだけそれた所というのは分かっていたので気を取り直して進む。道路を横断して丘のピークを越えると目の前には海が広がる。海を見ながら走れる下りロードが続いており、大変気持ちいい。反対側からこの長い上りを上ってくる参加者はキツそうだったが下りはガンガン飛ばせる。CP59にはやや上り返しがあったが順調に取って国府津の駅へと下りる。駅の横についてから入り口までが思いの外遠かったが、ホームの脇の道を走っている時に13時39分快速アクティーまで6分ほどあることを知り気が楽になる。この辺りの電車は本数が少ないので一本逃すと10分くらい余裕でロスするが、これに乗れば小田原駅からゴールまで15分の余裕があるので、徒歩15分も道でしかも朝通ってるルートを間違える訳がない。
結局小田原からゴールに向かう間も色気を出して、相変わらずのロスをしつつもCP8を取って3分前にゴール。結果は553点で7位、作戦タイムゼロでスタートしたことを考えればまずまずといえるだろうか。4位までの70点くらいの差については、ちゃんと作戦を考えれば勝負できた思うが、200点以上差をつけられた3位以上については全く根本的に勝負になっていないということなのだろう。タイムロスが多かった事や走力の差だけではない、ロゲイニングに対する戦略性が根本的に違うと思われる。とりわけ、2位にすら150点の差をつけ、923点で断トツ1位だった方の成績が光る。この人がCP47で併走した人で、勿論走力はずっと上であるが、ここまでの差が付いてしまうとは。西側を攻略した後で鴨宮まで電車を使ったそうだが、国府津の丘陵のCPを取った帰りには電車を使わず走ってさらにCPを取りながらゴールに戻ったということだ。なお、伊豆トレイルジャーニーにも出ていたそうだ。
今回はかなり道迷いに手こずったので走行距離としては20km程度だろうか。決められたコースではなく、自分で設定して制限時間に戻れるかを楽しむロゲイニングは走力に関係なく楽しむ事ができる。今回は街も山もあり、海が眺められるという最高のロケーションで3時間があっという間だった。次のロゲは4月の世田谷、こちらは世田谷区全域の5時間ロゲということで楽しみである。
CP一覧は続きに掲載。
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