トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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OSJの富士山麓トレーニングキャンプに参加した。今月のOSJイベントの中でも最大の目玉であり、偶然クラブハウスに先月に行ったときに知ったので、Webに発表される前にいち早く申し込んでいた。しかし、数日前からの風邪の影響もあり体調は最悪の状況。当日もノドはかなり痛かったが何とかなるか、で行く事にした。都心では桜はかなり散ってしまっていたが、河口湖へ向かう富士急沿線では桜満開、すっきり晴れた中に富士山がどっしりとそびえてテンションも上がる。今回は富士五湖近辺ということで鏑木さんに加え福田六花先生がゲストで参加。昼は富士山をこれでもかというほど眺めながら走り、夜も酒が入って大盛り上がりの充実した2日間だった。
富士山を正面に見ながら走る場所がたくさん
1日目は忍野トレイルで20km、2日目は御坂トレイル25kmのコース。特に2日目は累積高低1800mでありキツいコースである。1日目はまったくペースが上がらず後方を歩いていても息が上がり、途中でリタイアした。鏑木さんから下りの走り方をいいねと言われ、僭越ながら見本としてデモをすることになったことだけが好材料か。トレランを始めた頃は、下りではスピードをつけて飛ばすことしか考えていなかったが、昨年の道志村で大腿四頭筋を痛めたり、信越で無駄のない上位陣の走りを見て、また鏑木さんの走り方を色々なイベントで見てダメージの少ない走りを模索してきた成果があったようだ。非常にリタイアを申し出るのは抵抗があったが、明らかに頭がフラフラしていたので仕方ない。2日目は遅れながらも足を引きずって何とかゴールまで。1日目に比べると調子も良く、だんだんスピードも出せると思ってきた矢先に足首を痛めてしまい、途中からヘロヘロになってしまった。今年は未だ高低差のあるコースに行ってなかったので久々に本格的なアップダウンのコースで、道志村に向けていい練習になった。
延々と御坂山塊を縦走
富士山麓は走りやすい樹海や富士山を眺める御坂や忍野の山塊、そしてもちろん富士山そのものと季節に応じて楽しめるトレランフィールドの宝庫である。東京からのアクセスも比較的簡単なのでちょうどいいトレーニング場所かもしれない。とはいえ、富士急周りだとかなり時間と交通費がかかるし、高速の渋滞も復活したみたいだが。
宿泊先のマウントホテルも富士山ビューの部屋で眺めはすばらしい
まだ春になったばかりだからいいやと思ってこの2日間は日焼け止めを塗らずに走った結果、かなりの日焼けで風呂も少々痛かった。当然のことながらこれからどんどん暑くなるシーズン日焼け止めは必携である。また、灌木が多く、特に野バラの刺が狭いシングルトラックに生い茂っているので肌を露出していると切り傷が絶えない。暑いからといっても日焼け対策も含め肌の露出は避けた方がいいようだ。
今回、シューズは奥久慈用に年初に買ったものの一度も履いていなかったモントレイルATプラスを履いた。がっちりしていてプロテクションが売りの一足だが、ガレてる林道で突き上げの不快感が少ない以外は絶対的なメリットは感じなかった。アップダウンが激しいコースにはあまり向いていないかもしれない。グリップ性能はロックリッジよりは遥かにいいようだがまあまあといったところか。信越五岳には使えそうだが、道志村はもっと軽いシューズで問題ないだろう。
富士山エリアということで鏑木さんからUTMFの話も多少あったが、とりあえず一言で言えば100マイルなめるなよ、と。他のレースの上位者もすんなり完走できるとは思っていないし、きっと完走率も20%くらいなのではという予想のようだ。完走できるのは48時間という制限時間の中で走る所、歩く所、休む所のマネジメントができる人だけであり、完走できなくてもどれだけ走れたかに意味を見出すべきである。生半可な気持ちではなく、生き様をぶつけていかないととてもとても乗り越えられない高い壁とのことだ。今年は100マイルレースはほぼ傍観者の立場になりそう(今のコンディションでははるか高い壁なのでよかったかもしれない)だが、どういう人が完走できるのか、楽しみなところでもある。
一夜明けても、体調が良くなる兆しがないので医者にいったらかなり盛大な扁桃腺炎と診断。そりゃリタイアするほどキツい訳だ。しかも無理に痛みを我慢して2日目最後の河口湖畔のロードを走った足首のダメージも残る。まずはしっかりと治さなくては。
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