トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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日本の観測史上最大のM8.8の地震が起きた。今日は偶然昼に職場を離れ、出先にいた中での出来事である。打ち合わせ中に揺れはじめ、やや大きいかな?と思った程度だがますますは揺れは大きくなり、直感的にちょっとやそっとの地震でないと感じた。テーブルの下に隠れ揺れが収まるのを待つが、今までに経験したことのない規模であった。これまで遭遇した地震で最大のものは震度4で、回数にして4回くらいである。4、5年くらい前に震度5弱が東京で起きたことがあったが、そのときは外出中で電車に乗ってるときだったかで、家に帰って本棚から落ちた本を見て揺れたんだな、と思った程度である。
今回はたまたまテレビが見れる場所にいたので当然揺れが収まった後はその場に居合わせた人の注目はテレビへと向かう。津波/大津波の警報が出ている。6mに達するとか。6mといえば2階建ての建物に相当する訳で大変な規模である。しかし、その時点で発表されたM7.9で深さ10km、東北で震度7という規模を見て、津波はこんな程度ですむのかな?という違和感を感じた。深さ10kmといったら直下型波に浅い地震で、なおかつM8クラスとなれば大津波が起こるのは当然ともいえる。
一向に震度の情報が流れない中、津波の様子の映像が映される。橋とその下を通る道。堤防を越えた下の道に海水が流れ込んでいるが突っ切っていく車の姿も見える。その直後みるみる海水面が上昇し、下の道は完全に水没、高架橋までもが飲み込まれんばかりの勢いで海面が上昇し続ける。よく津波といえば勘違いしている人が多いが壁のような波が突然やってくるわけではない。極端に言えば水の波紋の大きいようなものなので、最初は緩やかに、そして急に海面が上がっていくという現象である。普通の引いては返す波と違って押す一辺倒である。
津波で車やコンテナが流されていく映像は、まるでオモチャの車を並べたところにバケツの水を流し当てたかのような現実とは思えない映像であある。船はまるで岸壁に衝突せんという意思をもったかのように流れ、田畑は火炎をともなう濁流に吞み込まれ、その先の道路には気づかずに通行している車がいる。津波が直前まで迫って狼狽した車は急停止したりUターンして逃げようとするが逃げ切れないものもある。最初の地震から30分くらい経過してから徐々に震度の情報が出てくるが、東京は震度3と表示。はっきりいって馬鹿げている。震度3といったら外を歩いている人が気づく程度の揺れ。立てないような揺れという訳ではない。おそらく混乱して正確な情報が収集できていないから震度の発表も遅かったし、震度3という不可思議な発表がなされたのだろう。依然として交通機関に関する情報はテレビでは流れない。さらに、最初の地震とは別に茨城沖の地震で関東に震度6弱という情報も入り、???と言う状況になってくる。どうやら報道側も情報が錯綜しているようだ。
この間ケータイは電波が入っているがつながる気配がなく、固定電話の回線もパンクしてつながっていないようだ。会社の状況も分からないし、こちらの安全を伝えることができない。分かっているのは大きな地震が東北を中心として起きたということ、津波によりかなり被害が出ていそうということである。
そんな中、外の通りは人が溢れてタクシーは長蛇の列でつかまらないという情報が入る。打ち合わせも中座となり、外に出て駅へと向かう。通りにいる人に比べ駅にいる人は少ない。当然のことながら電車が止まっていたためである。さて、どうするか。会社に帰るか家に帰るか。会社まで5km、家まで10km。まだ16時過ぎであったが、遅くなるほど道路の混雑もひどくなることが予想されたため、家に帰ることにした。
家の方は住宅街なので火災が発生していないかだけは心配だったが如何せん情報が入らないので帰るしかないという状況だった。まあ強い地震とはいえ、都内では大災害というほどの揺れではなかったのでまあ大丈夫かという感じではあったが。
渋谷付近から246は人が溢れ、バスは満員電車以上の人を詰め込んでヨロヨロ動いている。途中にある池尻のBurger Factoryで腹ごしらえを済ませる。食事中にも余震が何度かあり店員がおびえていた。店員さんも帰れなくなるかもしれないし、何より飲食店は火災を起こすリスクがある。余震が続く中店を開けてくれていたことには感謝である。結局246の人が溢れた状況に嫌気が差し、途中から住宅街中を通り、駒沢公園を抜けて駒沢通りへ。まるで戦災のような246の雰囲気とは大違いの駒沢通り。人っこ一人歩いていない。やはり、地震時は大きな道路に人が集中するようだ。今回は関係なかったが、火災が発生したときは火災の起こっている住宅街と火災旋風の吹き荒れる大通りのどちらを選択するかといわれると選択に困る。
帰宅したらネットはつながるので色々と情報収集。都心では大して人や建物への直接的被害はほとんどない。にも関わらず交通は大混乱で通信はパンク。建物が倒壊するような規模の地震が起きたらどうなるのか驚愕するとともに、都市インフラの脆弱性をまざまざと見せつけられる。もし本当の大地震が東京を襲ったら、生き残ることができるかは運次第、としかいいようがない。
大きな地震だったとはいえ、都内で混乱が起きていることにはこの程度で?という憤りを禁じ得ないが、東北では雪が降りしきる中で余震と更なる津波に怯えている方が多数いる。映像と文字で情報は圧倒的な量で流れてくるが、そこに何も手を差し伸べることはできないというもどかしさがある。リアルな出来事が映像と文字になることでバーチャルとなる。バーチャルな経験から教訓を得て同じような災害が今後起きたことに適切な対処ができるのだろうか?日頃から物事をよく観察し、感覚を研ぎすませておかないと想像力が欠如して適切な行動などできないだろう。地震は現に発生をして被害を受けた方々がいる。事実は変えられない。あとはこの現実に向き合って自分が何ができるか、何をすべきかを判断するしかない。
余談ながらこの事態を受けて今週末のOSJ新城トレイルは中止。場所から行くとさほど被害が大きいとは思えないが、都心の交通がマヒしていて、大多数の参加者がレースどころではないことを考えれば当然だろう。会社に戻らずに家に帰ったし、何だかすっきりしない週末になりそうである。
今回はたまたまテレビが見れる場所にいたので当然揺れが収まった後はその場に居合わせた人の注目はテレビへと向かう。津波/大津波の警報が出ている。6mに達するとか。6mといえば2階建ての建物に相当する訳で大変な規模である。しかし、その時点で発表されたM7.9で深さ10km、東北で震度7という規模を見て、津波はこんな程度ですむのかな?という違和感を感じた。深さ10kmといったら直下型波に浅い地震で、なおかつM8クラスとなれば大津波が起こるのは当然ともいえる。
一向に震度の情報が流れない中、津波の様子の映像が映される。橋とその下を通る道。堤防を越えた下の道に海水が流れ込んでいるが突っ切っていく車の姿も見える。その直後みるみる海水面が上昇し、下の道は完全に水没、高架橋までもが飲み込まれんばかりの勢いで海面が上昇し続ける。よく津波といえば勘違いしている人が多いが壁のような波が突然やってくるわけではない。極端に言えば水の波紋の大きいようなものなので、最初は緩やかに、そして急に海面が上がっていくという現象である。普通の引いては返す波と違って押す一辺倒である。
津波で車やコンテナが流されていく映像は、まるでオモチャの車を並べたところにバケツの水を流し当てたかのような現実とは思えない映像であある。船はまるで岸壁に衝突せんという意思をもったかのように流れ、田畑は火炎をともなう濁流に吞み込まれ、その先の道路には気づかずに通行している車がいる。津波が直前まで迫って狼狽した車は急停止したりUターンして逃げようとするが逃げ切れないものもある。最初の地震から30分くらい経過してから徐々に震度の情報が出てくるが、東京は震度3と表示。はっきりいって馬鹿げている。震度3といったら外を歩いている人が気づく程度の揺れ。立てないような揺れという訳ではない。おそらく混乱して正確な情報が収集できていないから震度の発表も遅かったし、震度3という不可思議な発表がなされたのだろう。依然として交通機関に関する情報はテレビでは流れない。さらに、最初の地震とは別に茨城沖の地震で関東に震度6弱という情報も入り、???と言う状況になってくる。どうやら報道側も情報が錯綜しているようだ。
この間ケータイは電波が入っているがつながる気配がなく、固定電話の回線もパンクしてつながっていないようだ。会社の状況も分からないし、こちらの安全を伝えることができない。分かっているのは大きな地震が東北を中心として起きたということ、津波によりかなり被害が出ていそうということである。
そんな中、外の通りは人が溢れてタクシーは長蛇の列でつかまらないという情報が入る。打ち合わせも中座となり、外に出て駅へと向かう。通りにいる人に比べ駅にいる人は少ない。当然のことながら電車が止まっていたためである。さて、どうするか。会社に帰るか家に帰るか。会社まで5km、家まで10km。まだ16時過ぎであったが、遅くなるほど道路の混雑もひどくなることが予想されたため、家に帰ることにした。
家の方は住宅街なので火災が発生していないかだけは心配だったが如何せん情報が入らないので帰るしかないという状況だった。まあ強い地震とはいえ、都内では大災害というほどの揺れではなかったのでまあ大丈夫かという感じではあったが。
渋谷付近から246は人が溢れ、バスは満員電車以上の人を詰め込んでヨロヨロ動いている。途中にある池尻のBurger Factoryで腹ごしらえを済ませる。食事中にも余震が何度かあり店員がおびえていた。店員さんも帰れなくなるかもしれないし、何より飲食店は火災を起こすリスクがある。余震が続く中店を開けてくれていたことには感謝である。結局246の人が溢れた状況に嫌気が差し、途中から住宅街中を通り、駒沢公園を抜けて駒沢通りへ。まるで戦災のような246の雰囲気とは大違いの駒沢通り。人っこ一人歩いていない。やはり、地震時は大きな道路に人が集中するようだ。今回は関係なかったが、火災が発生したときは火災の起こっている住宅街と火災旋風の吹き荒れる大通りのどちらを選択するかといわれると選択に困る。
帰宅したらネットはつながるので色々と情報収集。都心では大して人や建物への直接的被害はほとんどない。にも関わらず交通は大混乱で通信はパンク。建物が倒壊するような規模の地震が起きたらどうなるのか驚愕するとともに、都市インフラの脆弱性をまざまざと見せつけられる。もし本当の大地震が東京を襲ったら、生き残ることができるかは運次第、としかいいようがない。
大きな地震だったとはいえ、都内で混乱が起きていることにはこの程度で?という憤りを禁じ得ないが、東北では雪が降りしきる中で余震と更なる津波に怯えている方が多数いる。映像と文字で情報は圧倒的な量で流れてくるが、そこに何も手を差し伸べることはできないというもどかしさがある。リアルな出来事が映像と文字になることでバーチャルとなる。バーチャルな経験から教訓を得て同じような災害が今後起きたことに適切な対処ができるのだろうか?日頃から物事をよく観察し、感覚を研ぎすませておかないと想像力が欠如して適切な行動などできないだろう。地震は現に発生をして被害を受けた方々がいる。事実は変えられない。あとはこの現実に向き合って自分が何ができるか、何をすべきかを判断するしかない。
余談ながらこの事態を受けて今週末のOSJ新城トレイルは中止。場所から行くとさほど被害が大きいとは思えないが、都心の交通がマヒしていて、大多数の参加者がレースどころではないことを考えれば当然だろう。会社に戻らずに家に帰ったし、何だかすっきりしない週末になりそうである。
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