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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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表題の通り、4月に予定されていたトランス静岡が中止された。詳細は村越教授のブログに書いてあるが、所有者である県の許可が下りなかったのが原因だそうだ。結局の所は所有者にそもそものレースの会場として使用して許可するかの決定権がある。無論、今回の場合は県が所有ということで、私有地とは異なるので少々厳しい判断な気はするが、所有者の判断である以上は仕方あるまい。なお、所有者問題と関連してトレイル整備の難しさについて@koichi2000氏のブログでは現場の管理担当者の声に基づいて問題の根深さが指摘されている。
やはり、トレイルレースを開催するには色々とハードルが高いことが今回の件からもよくわかる。そもそも、トレイルランニングに関心がない人の土地で走る大会を行おうというのだから許可を得るには並大抵のことでない。当然のことながら、レースに出走する際には開催にこぎつけたという点では主催者には感謝すべきである。
ただし、いただけないのはやや見切り発車で大会の日程が決まりがちということからか。許可が下りてから、または確実に許可が下りる公算が取れてからでないと今回のようなことの原因になるわけだが。主催者の段取りにも問題があるかもしれないが、それ以上に何か、レース至上主義の雰囲気の中、よりハードな大会に飢えた参加者からの空気が主催者を急かしているような気がしてならない。準備不足で大会が行われて問題が起きるのは一番残念なパターンである。
数多くレースを主催されている方は、新規の大会を作るのもいいが、今ある大会をもっと魅力的にして長く続くようなことに重きをおくべきではないかと思う。大会は増えてきたようだが、それを根付いていくかはまだまだ分からない状況である。人気レースのクリック合戦など、まだ需要供給のバランスが取れていないという話もあるが、そもそも参加可能人数が少ない大会が多いからそれ自体は仕方ない。既存のレースの価値や魅力が高まって、所有者や地元からトレイルレースを誘致したいというようなバックグラウンドを整備することが今は重要なのではないか。
でないと、新規のレースができては長続きせずになくなり、残るのはトレイルランニングに対する悪い評判だけとなってしまう可能性もある。そうなると気ままに野山を走りに行くことがなかなかできなくなってしまう。

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