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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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来週末のUTMBをはじめとして、日本人が海外のトレイルレースに参加することも増えてきているが、まずは出場の可否を検討する際に費用がどの程度かかるのかは特に重要であり、多くの人が気になる所であろう。

最低限必要な出費をまとめみた。結論からすると欧米行きならば25万〜35万円程度。アジア行きなら10万〜15万程度となるだろう。

①航空券 アジア:3万〜8万円(エコノミー)、20万円(ビジネス)
     欧米 :10万〜20万円(エコノミー)、50万円(ビジネス)
 ビジネスクラスには乗った事ないし、当然、ビジネスは高価であるが、タイトなスケジュールでレースに出るのであれば検討の価値もある。エコノミーで狭い席に12時間くらい座っているのはコンディション調整の面では非常にマイナスである。100キロや100マイルというキツいレースに出るのに飛行機の席が狭くて本来の調子が出せなかったとすればそれほど残念なことはない。リベンジでもう1回となるよりはビジネスでしっかり休んでいくというのも考え方である。

②国内交通費 成田往復、5000〜1万円程度(東京在住を基準)
 計算に入れない人が多いが、必ず必要
③現地交通費 3000〜1万円/1日
 都市間移動した場合の目安金額。レンタカーだと頭割り可能のため安く上げることも可。
④食費    1500〜5000円/1日3食
 朝食$10、昼食$15、夕食(アルコール付き)$25として$50、スーパー・自炊で安く上げることは可能。
⑤宿泊費   3000〜1万/一泊
 欧米では1室の料金なので人数で割れば安く上げる事が可。
⑥観光費用  1万
 レース主体だと観光している暇がほとんどないが、入場料等で旅行期間合計1万円もあれば十分だろう。
⑦レース代金 1万〜3万
 当然、レースに出るからには必要
⑧お土産   1万〜5万
 家族や職場に配る程度のお土産だけなら1万あれば十分だろうが、自分へのお土産、免税ショッピングと青天井。
⑨ギア/サプリ1万〜5万
 ロングのレースだとサプリやテーピングといった消耗品でもそれなりの金額になるし、そのレースのためにシューズやザック等のギアを購入すればより一層出費が増える。

欧米への遠征で大体5泊くらい必要、各費用は中間くらいを取るとすると
①¥150,000
②¥7,000
③¥15,000(5000円×3)
④¥15,000(3000円×5)
⑤¥35,000(7000円×5)
⑥¥5,000
⑦¥20,000
⑧¥10,000
⑨¥20,000
で合計すると28,7000円。明らかに航空券が占める割合が大きく、他に削れるのは宿泊費と食費、ギア程度である。旅行日数、その時の航空券価格による変動もかなり受けるが、少なくとも、欧米行きとなれば25万〜35万円くらいが一般的な費用となるだろう。アジアの場合は10万円くらい航空券が安い事、物価も安いとすれば10万〜15万くらいでも十分可能である。

ちなみに、国内のレースで比較的費用のかかる信越五岳に出る場合には
②¥15,000
④¥3,000
⑤¥18,000
⑦¥18,000
⑧¥5,000
⑨¥10,000
で合計49,000円。

やはり、欧米のレースはそれなりの出費を強いられる。しかしながら、それに見合う価値は十分にあるのでぜひとも海外レースも一つの選択肢として捉えてほしいところである。
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レースやイベントでいつもご一緒するすぽるちばの懇親会に参加。半分くらいの方は皇居ランで汗を流した後のようだったが、既に出来上がりつつあるところに30分近く遅れて到着。店に入ると、スーツ姿の会社帰りの客の中にカラフルなTシャツを着た一団がいてすぐにわかった。この日は懇親会の冒頭にトレラン界のチームTシャツ製作請負人、渋井さんがすぽるちばの新Tシャツを納品して下さっていたようで早速配布、皆さん着用となっていたようだ。年代も職業も様々、バックグラウンドが異なるもの同士がトレイルランを共通項につながっているが、Tシャツはその結びつきを強める新しいアイテムである。チームカラーは赤という基本方針があるにも関わらず、色々な色を着ている人がいて堅苦しくないのもいいところである。発注・配布・製作を行っていただいた皆さんには感謝である。

Tシャツに書かれたメッセージは"RUN ARUOND THE EARTH"、世界中走り回る。来週行われるUTMBやTDS、Tor des Geantsには何人も参戦する。自分も未完走ながらアメリカでLeadvilleに出てきたし、サハラマラソン参加の人もいれば、今後もレユニオン島のレースや、来年の香港100kなど、海外レースへの意欲が高い人が多い。今回、Leadvilleを完走できなかったので持ち帰れるものもなく、ノコノコと皆さんの前に顔を出すのがためらわれたが、半分で終わったのが今の実力、隠れていてもしょうがない。中には日本からの参戦は他にいなかったにも関わらず、ライブリザルトの確認を行っていた方もいたりして、そういう話しを聞くと自分の力不足が歯がゆい。

あっという間に蛍の光が流れて閉店、山を走る仲間同士、話題が尽きないせいか時間が経つのが非常に早い。色々な人から刺激を受ける事ができ、こういう集まりは常に楽しい。
Leadvilleの町のグルメを紹介。Leadvilleの町はわずか南北500mくらいのHarrison Avenueと呼ばれるUSハイウェイ24号線が町の目抜き通りとなっている。多くのレストランはその通り沿いに点在している。ファーストフードチェーンはSubwayが北の端にあるだけ。メキシカンレストラン、イタリアンレストラン、バーが目につく。レース前日に入ろうと思ったピザ屋は人気店らしく、デリバリーの受注もあり1時間半かかると言われて敢えなく断念。

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町の中心のカフェCity on a Hill。朝食のブリトーは$5、コーヒーやドリンクは$3~$5程度。wifi使い放題、居心地が良くて毎日訪れた。

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メインストリート中心部のチャイニーズレストラン、酢豚(Sour and Sweet Prok)らしいが。。。ランチということで$9。

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メインストリート中心部の平日はフィレステーキ、週末はリブロースのレストラン。9ozのステーキとビールで$15くらい。まずまずの値段。

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メインストリートの南にあるメキシカンレストラン。ドリンクと合わせて$13.。

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メインストリートの南にあるハンバーガーショップ。ドリンク含め$13。レース前最後の夕食、他に一組いた客は2人ともペーサーとしてレースに参加。健闘を誓い合う。

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メインストリートの中心部のアイスクリーム屋。ワッフルコーン2スクープで$5、やや高いか。

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町外れのメキシカンレストラン。$15程度。レース終了後に訪れたが、他にもレース参加者が何人もいた。レースのTシャツを着ていた事で会話が生まれる。
旅先での食事も海外レースの楽しみである。旅行中に食べたレストランやファーストフードの内容を紹介。

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バーガーキング、デンバー到着直後にホテルに向かう前に

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タコベル、デンバーから南へ向かってる途中

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朝マック、帰国する直前

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レース後、ホテル横のレストランで最後の夕食、まずはサラダバー

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続いてメイン、チキントリオwithライス。
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大会スタッフに運ばれたTwin Lakesのエイドから運良くLeadvilleにボランティアの車で帰って来れたのは23時過ぎ。車は大会に指定された駐車場に停めていたが、この日はレース中だから宿泊不要と泊まる所がない。そして、夜の町は非常に冷え込んでいるのでまさか、車中泊とかいう訳にはいかない。Leadvilleの町に戻るときに注意深くモーテルのサインを見たが、前日まで泊まっていた所も含め、No Vacancyの文字が見える。一軒、車が半分くらいしか入ってないように見えた所があったのですぐにそこへと向かう。深夜なので電話でスタッフを呼び出すと運良く空いているそうだ。チェックインの手続きを行うため、スタッフを待っていると他の車がやって来た。と同時にロシア人のおばさんがやって来て、後から来た車に空いてないことを伝える。どうやら最後の1室だったようだ。何というラッキー、一方で後続の車もやはり大会の選手に関係していたようで、お気の毒様である。案内されたのはベッドが3つもあるアパートメントタイプの部屋で、いささか広すぎる。荷物を運び込んでいると、なぜか隣に停まっていた車が前日まで宿泊したモーテルのスタッフの車で、レースどうだった?と聞かれる。50マイルで終わったよと答えると、また来年よろしくねと言われる。来年かが分からないが、残り50マイルの忘れものを取りにくる必要がある。

一夜明けて、大会の制限時間の30時間が近づいていたのでゴール地点で応援しようと見に行く。澄み渡る青空のLeadvilleの町、ゴールのゲートの向こうにはロッキー山脈の山並みがきれいに見えている。Leadvilleの住人とレース参加者でにぎわっている。司会が盛り上げる中、5分ほど前に最後の時間内完走者が戻ってくる。その後は、ゴールの先に見える丘から戻ってくるランナーの姿が見えないので司会が締めくくりの言葉に入り、最後はライフルによる号砲でレース終了。それでも、5分後に戻って来たランナーがいたが、完走のメダルを授与されていた。バックルがもらえないだけで、制限時間は過ぎているけれど、100マイル走ったことに対する報償である。半分で終わってしまったがために、この場で100マイル走ってきた選手を見る側なのが悔しい。完走した者にしか味わえない、すばらしいゴールであることには違いない。

50マイルを過ぎてから再びHope Passを上り下りしてからラスト40マイル、疲弊した身体でここをどれだけ走れるのかがこのレースの肝なのだろう。ゴールに戻って来た選手はそれを乗り越えて来ている。本当のレースは100キロから、2回目のHope Passすら挑めずに終わってしまった。Hope Passから見る夕暮れに染まる景色はさぞかし素晴らしいのだろう。

閉会式のセレモニーが開会式と同じ町の体育館で行われた。完走者数358人、完走率45%とのことだ。この数字、低いのか高いのか。やはり、このレースは相当厳しいということなのだろうか。男女のトップがまず表彰され、インタビューが行われる。Anton Krupickaが当然優勝したと思っていたが、優勝したのはサロモンのフランス人選手。メジャーなレースのほとんどをサロモンの選手が制していて、恐ろしいがこれもトレイルランニングギアの世界でイニシアチブを取るための戦略なのだろう。その後、10回完走1000マイラーの表彰や、年代別の表彰などが行われる。人口2700人足らずのLeadvilleの町に800人のランナーとそのクルー、そして200人のボランティアが集まった大会もこれで終わり。 この人数を見れば僻地ということも含め、神流のレースと似ているものがあるかもしれない。町中でも始まる前はがんばってね、終わった後はうまくいったかい、と声を掛けられる。あっという間の、しかしすばらしい夏休みを過ごす事ができた。繰り返しながら、忘れ物はいつか必ず取りに戻る。また訪れる日までさらばLeadville!
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閉会式、男女の優勝者

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ドロップバッグ返却

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閉会式終了後、スタート/ゴールが撤収され平静を取り戻した町
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