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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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すっかりと体調も良くなってきたので伊豆の装備をした状態でトレイルを走ろうと思い、甲州高尾山に行ってきた。単純にトレイル練習ということであればもっと近場の丹沢や高尾山ということになるのだろうが、せっかく山に行くのだから新しいコースの開拓もやはりやってみたい。となると行きたかった山に行くのが必然の流れである。甲州高尾山は勝沼ぶどう郷の駅を起点に10kmほどの周回コースを取ることができる。今回はこのコースをさらに膨らませて15〜20kmを当初予定していたが、結局は10kmほどのコースとなった。

小江戸大江戸をDNSしていた後ろめたさもあり、仲間内では唯一の完走者になりそうなナミネムさんがもう少しでゴールという情報は得ていたので進路を川越に変更しようかとも何度も思った。しかし特急券も乗車券も行き先が勝沼ぶどう郷で買ってたし、練習は足りていないし、でも自分の事よりも今まさにゴールしようとしている仲間の方が大事だろう、という葛藤はあった。結局は彼のなし得ることはゴールで迎えようと迎えまいと変わらないし、おめでとうの言葉なら別の機会にも伝える事ができるということで自分を納得させてあずさに乗り込む。立川から勝沼までは50分ちょっと、あっという間の到着である。

勝沼ぶどう郷の駅前広場から、大善寺の標識に従ってぶどう畑の中を進んで行く。終始南アルプスの素晴らしい眺めを楽しめる。大善寺の脇から登山道の入り口がある。しかし、この大善寺も国宝に指定されている魅力ある建物であり、ここまで来てトレランが大事だから素通りなどというわけにはいかない。拝観料を支払い薬師堂へ。鎌倉時代以来の700年以上経った建物ということだが、ここの見所は中に飾られている仏像や十二神将の像である。そして厨子。本尊の開帳は10月1日〜ということで、機会あれば来たいものだ。ここの方にこれから山に登る話をダニに気を付けてねと言われる。確かにその通り、生足で山に入るということは刺して下さいと言っているようなものだ。まだ冬枯れだからいいものの、春以降はそういう訳にはいかないだろう。お寺をゆっくりじっくりと見ていたせいで、既に昼前になっていた。

登山道は直登で一気に高度を上げて行く。これだけの上りは今週末の伊豆にはないのでちょうどいい。どんどん登山口が低い所になっていくのを感じながら、甲州高尾山の山頂へ。駅に着いたときの雰囲気で雪はないなと思いつつも、ザックの体積&重量増しということも含めてスノースパイクを持ってはいたが、使う事はない。周辺に目をやると、3,000m級の南アルプスに雪があるのは当然だが、谷を隔てて反対側の山にも積雪がある様に見える。すっかりと冬枯れで土っぽい雰囲気の山という印象だったが、甲府盆地と南アルプスを始めとする山々の展望は素晴らしい。頂上からさらに進んだ先を下り、分岐を大滝不動へと向かう。このまま横棚手山など、裏側の山へ行くというのを元々考えていたが、今日は装備チェックが主眼だったし、上り始めるまでに油を売り過ぎたということがあったので素直に近道の下山を選択した。

一部、凍っている部分があり、まるでスケートリンクのようになっていたので慎重を擁したが、そこ以外は落ち葉がガレ場を隠してややテクニカルになっているが、普通のトレイルである。大滝不動まで下りて来ると、凍った滝を発見。落差のある崖を流れる滝が凍った氷瀑である。裏側から覗くこともでき、青く光る氷が美しい。こちらが大滝の由来の滝かと思ったが、もう一本ある方の落差140mの滝が一番の神体である男滝だそうだ。本堂から下りて行く階段の脇にも滝があるが、こちらは水が流れており、凍結部分も崩落が始まっている。時々大きな音がしたときに凍結部分が崩落しているのだ。ここからはトレイルはほぼなく、アスファルトの林道を下って進んで行くと集落に出て、さらにその先が駅。

これで一周、コインロッカーの荷物をピックアップして、駅と反対側の丘にあるぶどうの丘へと向かう。ここの天空の湯で入浴、ほうとうと鶏もつ煮、そして勝沼の赤ワインという甲州鉄板トリオでくつろぐ。せっかく汗を流していたが、駅に戻る途中で道が分からなくなり、ギリギリで電車に乗れたので、また汗をかいてしまった。それにしても、がっつり上ってダラダラと下る、そして南アルプスの眺めが最高、いいコースを見つけてしまった気がする。こういう新コース発掘は、どこに行こうかというプランニングから、実際にその場の風景まで、楽しめるので今後とも地図とにらめっこは続けて行きたい。

帰りに直帰せずにアートスポーツに立ち寄ったら、来週末の伊豆対策なのかベスパが売り切れてしまっている。類似製品のトップスピードは大量に余っていたが、まだ販売から日が浅く、十分に宣伝できていないということか。少なくともトレイルランナーにはかなり知れ渡っていると思っていたが。シューズを見たら非常に欲しくなってしまったが色がなかったことに救われ出費までは至らず。しかし、次の週末に使ってみたい気もするのでどうするか考え中である。携帯トイレを購入してこれで必要なものはほぼ揃っているだろう。後はカップをもっていないが、紙コップをうまく加工して代用する予定である。本日の走りからすると、伊豆トレイルジャーニーの装備品の重さはそれほど問題なさそうというのが結論である。今回はパッキングもほぼ事前に終わらせる事ができそうなので、前日ゆったり観光する時間をつくりたい。
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