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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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今週末、1500人というトレイルランニングの大会の中では国内で5本の指に入る規模の大会が行われようとしている。エントリーの際から不手際が目立っていたこの大会であるが、ここに来て、レースができるのだろうか?という疑念をもたれざるを得ない状況となっている。大部分が未完成の大会ホームページ、送られて来ない大会参加案内、発表されていないコース、、、ホームページに記載されている本格的なレース運営という単語が何なのか虚しくなるような状況である。行き当たりばったり感は否めない。まさに狂想曲とでもいうようなイベントである。

大会参加案内はどうしても送らなければならないほどのものではないといつもレースの度に思う事なので、しっかりと告知さえされていればそういったものは不要である。しかし、問題なのは問い合わせに対して3月3日という期限を切って回答をしたということである。3月4日頃からポストを気にする人が増え、結局6日になってから間に合いませんでしたの回答。印刷にかかる時間、封筒に詰める時間等から逆算することはそう難しいことではない。時間がないことは主催者自身が一番よく分かっていたはずだ。つまり、嘘をついたということになる。嘘をつくということ、それは決して許されることではない。大会のクオリティが低いとホスピタリティがないとか、といったこととは本質的に異なる。嘘を許せば、どれが嘘でどれが本当なのか分からなくなる。信頼関係が崩れる。レース開催に当り、関係者と色々な調整が行われたと思うが、そういったところへの影響も避けられないだろう。結局の所当日まで詳細な地図が渡されないという、コースすら教えられない前代未聞の事態である。本当にすべて許可が取れ、確定しているのだろうかとすら疑いたくなる。

レース当日には送迎バスの遅延、トイレの不足、エイドの食料切れといった事態が予想される。もちろん主催者も対策を考えているだろうが、1500人という人数に対する見込みの甘さが感じられてならない。八ヶ岳の際にも感じたことであるが、責任を負う人間がごく一部で権限のない現場スタッフしかエイドにいないということはあってはならない。マネジメントが不在となれば現場は必ず混乱する。しかしながら、逆説的に言えば頼りない主催者のせいで現場が混乱するのであれば、参加者は自分の身は自分で守るという覚悟が必要ともいえる。この数日間で急に気温が上がったため、水不足は大いに予想される。エイドの水の容易を増やすような柔軟な対応ができるとは思えないので、最悪、水を補給できないかもしれない。

レース終了後も10人も浴槽と洗い場に入れないような小さな風呂しか提供されない(場所柄他に選択肢はないが)など、家に帰るまでが気の置けない大会であるということは間違いない。二度とこういう杜撰な大会が行われないように、レース後に総括的なフィードバックをフェアに、的確に行いたいものだ。悪いものは悪いとはっきり言わないと、いつまでも低いレベルのレースが生きながらえ、トレイルランニングというスポーツの評判も損ねることになるだろう。そういった意味ではこの大会の行き着く先、参加するかには見届けなければならない。
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