トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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伊勢まで出かけてトレイルレースに参加してきた。親の実家に帰省した際に何度か行ったなじみの場所でもあり、今年出た日本のレースの中では最も期待していたレースである。伊勢神宮近くをスタートして伊勢志摩スカイラインに沿って朝熊山などを通って県営サンアリーナがゴールの20キロのコースである。石川さんプロデュースのレースなので、走れるコース、稜線からのすばらしい眺め、じゃぶじゃぶと渡渉、伊勢神宮のメインストリートを往復するスタート直後の寄り道、距離は短いながらも充実したコースである。東京からのほぼトンボ帰り的な参加だったが、十分楽しむことができた。前日の深夜入りだったため、観光としてはレース後に伊勢神宮の内宮にお参りした程度なのが少々もったいないが。
コースのアップダウンについては、藤野駅から陣馬山に登って、南高尾から高尾駅に行くようなコースとでもいったところか。序盤は長い上り、やや下って上るループを通ってから激下りがあり、そこで渡渉をしてからの登り返しと小刻みなアップダウンが脚を休ませてくれない。トレイルからロードに出て600mでゴールということだったが、山の中の延々と下る林道のような雰囲気を醸し出しており、本当か?と疑いたくなるが、間もなく視界が開けるとゴールゲートが見える。優勝者が1時間40分をやや切ったくらいで、完走者のタイムを見ていると陣馬山トレイルレースと比較的似ているようだ。高い山があるわけでもないのでその通りだが、こちらの方が上りは長いし、下りも激下り、そして上り返しまであることを考えると、3キロの差はタイム的な違いとならないのかもしれない。
今回は全然走れてなかったのでタイムが期待できないことは分かっていた。まったりと行ければいいかと思い、シューズもSportiva Raptorを選択した。ショートレースなのでアイスバグという選択も有り得たが、神流で脚が攣って酷い目に遭ったのでどちらかというロング向きのこのシューズにした。しかし、それでも中盤過ぎの激下りでふくらはぎが攣ってしまい、問題はシューズではない所にあるのかもしれない。Leadville以来の肉離れが治ってないのか、走っていなくても日常的に違和感はあるので一度診てもらった方がいいかとも思うが、レースくらいしか攣るほど追い込む事はないので静観である。
レース終了後、石川さんに挨拶をしたが、このコースは自分が走ってて気持ちいいコースを紹介するためにレースにしたということだ。石川さんのレースはランナーによるランナーのためのレースというイメージでいたので、町のメインストリートを通るコースレイアウトはやられた、と思った。距離ありきではなく、いいコースを設定して結果として距離が出てくる。石川さんのレースは走れるということで定評はあるが、決して楽というわけではない。休めないので脚にはダメージが貯まるし、また気持ちいい下りの後には必ず上りがあったりと一筋縄ではいかないコースが多い。次は平尾台、今年はかすみがうらマラソンと重なって出れなかったので、来年は出てみようかと思う。
ゴール会場では抽選会などあったようだが、アクセスが30分に一本のバスだけの不便な場所なので少し早めに会場を後にする。ちょうど内宮行きのバスが来たため、内宮まで移動してお参り。式年遷宮のため、隣にも新しい社が組み上がりつつあった。それにしても、五十鈴川を越えて境内に入ると空気の感じが違い、まさに神域に入ってきたという感じである。戸隠の奥社もそうであったが、パワースポットなどという陳腐な言葉では語れない、何かがある。お土産を買ったりして宇治山田行きのバスに乗ったら先ほど会場にいた数名が乗車しており、結局名古屋のランナー2人と銭湯に行く事にした。旭湯という銭湯で、海水の風呂もある、由緒正しいらしい施設である。入浴後は2人とは別れ、帰途につく。16時15分の電車に乗り、家に帰着が20時過ぎ。いやはや新幹線の力は偉大というか、車で渋滞に巻き込まれるレースと比べても楽に、早く帰れたと思う。特急→新幹線とビール三昧だったが、こういうのがあるから遠征レースはやめられない。
スタート会場付近にて。前夜の雨で空気もきれいになり、絶好の天気を予感させる
奥の橋を渡って来て右方向へ行き、伊勢神宮の橋の手前のロータリーで折り返す。朝にレースのコースとして使われたのがウソみたいに観光客でごった返す
木に白抜きのコースマーク
ゴール会場。サンアリーナ横の広場にぽつんとゲートが置かれる
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