トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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この週末土曜日は富士山の5合目まで行って来た。雨の森の中のトレランは色づいた緑の中大変気持ちよいものだった。2日間とも雨だったのでインドア派が主流だったが、雨でもトレイルに行くという人は他にもいたようだ。
雨の日だからといってトレイルランができないわけではない。しかしながら、トレッキングであれば悪天候時は安全なところに止まるもしくは直ちに下山というのは常識であり、雨の中行動することは危険極まりないことである。そもそも雨が降っている状態から山に行こうというのがあり得ない。それでも雨の中トレイルに行くのであれば、コース設定にも装備にも細心の注意が必要となる。ウェアは当然レインウェア上下が必須となる。足元は滑りやすいので靴のグリップも重要である。3時間程度ならウインドストッパでーでも何とかなるかもしれないが、降り続けている雨の中では基本的にはゴアテックスか同等性能の素材という事になるだろう。雨の場合昼でも森の中は真っ暗になる可能性があるのでヘッドライトは必須だし、体温低下を防ぐためにサバイバルブランケットも必要となる。水や食料も不測の事態に備えて多めに持っておくべきである。
装備以上に大きな問題となるのはコース設定だと思う。適切にコース設定をしないと、事故が起きる原因となる。行っていいコースと避けるべきコースがあると思うが、行っていいコースの条件は、
・道迷いの恐れがない事
・道が幅広い事
・エスケープが容易である事
・土砂崩れや鉄砲水の恐れが少ない事
・落雷の危険性が少ない事
といったところか。
結局この条件にもっとも適応しているのは一般的に里山と呼ばれるようなトレイルである。具体的には鎌倉や高尾、青梅丘陵等である。これらが満たされていないほど、トレイルに出かける趣旨がトレーニングではなくサバイバルになると思う。トレーニングは雨だろうが積極的に行いたいが、サバイバルは絶対に行いたくない。急峻な山奥にこの雨の中行くのは前者ではなく明らかに後者であり、サバイバルを楽しみたいというのであれば問題ないかもしれないが、ケガはしたくないし、ましてや死ぬなどもっての他なので絶対に避けたい。
悪天候の中で道に迷ったら当然のことながら命取りとなる。したがって行き慣れているコースか、地形的に見て道を間違える可能性が少ないようなコースがよい。
狭い登山道のシングルトラックは土砂崩れや崩落によって通行不能になる可能性がある上、最悪の場合引き返す道も通行不能ということさえあり得る。登山道に行けば必ずといっていいほど土石流や鉄砲水の痕跡を見かける。普段は枯れている沢でも大雨が降ると状況が一変する可能性がある。雨の日に道が塞がって身動きができなくなった場合、低体温症の恐れがあるため、何としても下山ルートは確保しておくべきである。
さらに、稜線を通るコースの場合は、開けた所では雷の心配もある。雷が落ちるようなときに外を出歩く事自体自殺行為であるが、もし、山の上にいたのなら一刻も早く山小屋か森の中に逃げ込んで雷をやりすごさないといけない。
土曜日に行った富士山精進湖登山道は火山灰と溶岩の上にできた道なので雨が浸透しやすいし、崖のへりを進むようなところがないので滑落の恐れはほとんどない。山というより森なので雨の日でも比較的楽しむ事ができる。一方で急峻な丹沢などの場合は深い谷が多数あり、山に降った雨が沢に集まり鉄砲水が起こったり、崖の縁の登山道が崩落する危険がある。雨をものともせず北丹沢の試走にいった人がいるが、まあ無事で良かった。
多くの範囲で警報が出ていたようだが、そういうときに山に行くのはやはり無謀だろう。雨の中で山に行く事のリスクを抑えた上で行動しないと多数の人に迷惑をかけることになるので100%事故にならないという確信なしには出かけては行けない。当然のことながら想定外なんて事は起こり得るのでその際にどう対処するかも考えておかないと行けない。
安全のために注意すべき点は多いが、雨の日のしっとりとした雰囲気の森は晴れたと日とは違った魅力があることも事実なのでぜひとも雨が降ったからといって家でぐだぐだせずに出かけたいものである。
雨の日だからといってトレイルランができないわけではない。しかしながら、トレッキングであれば悪天候時は安全なところに止まるもしくは直ちに下山というのは常識であり、雨の中行動することは危険極まりないことである。そもそも雨が降っている状態から山に行こうというのがあり得ない。それでも雨の中トレイルに行くのであれば、コース設定にも装備にも細心の注意が必要となる。ウェアは当然レインウェア上下が必須となる。足元は滑りやすいので靴のグリップも重要である。3時間程度ならウインドストッパでーでも何とかなるかもしれないが、降り続けている雨の中では基本的にはゴアテックスか同等性能の素材という事になるだろう。雨の場合昼でも森の中は真っ暗になる可能性があるのでヘッドライトは必須だし、体温低下を防ぐためにサバイバルブランケットも必要となる。水や食料も不測の事態に備えて多めに持っておくべきである。
装備以上に大きな問題となるのはコース設定だと思う。適切にコース設定をしないと、事故が起きる原因となる。行っていいコースと避けるべきコースがあると思うが、行っていいコースの条件は、
・道迷いの恐れがない事
・道が幅広い事
・エスケープが容易である事
・土砂崩れや鉄砲水の恐れが少ない事
・落雷の危険性が少ない事
といったところか。
結局この条件にもっとも適応しているのは一般的に里山と呼ばれるようなトレイルである。具体的には鎌倉や高尾、青梅丘陵等である。これらが満たされていないほど、トレイルに出かける趣旨がトレーニングではなくサバイバルになると思う。トレーニングは雨だろうが積極的に行いたいが、サバイバルは絶対に行いたくない。急峻な山奥にこの雨の中行くのは前者ではなく明らかに後者であり、サバイバルを楽しみたいというのであれば問題ないかもしれないが、ケガはしたくないし、ましてや死ぬなどもっての他なので絶対に避けたい。
悪天候の中で道に迷ったら当然のことながら命取りとなる。したがって行き慣れているコースか、地形的に見て道を間違える可能性が少ないようなコースがよい。
狭い登山道のシングルトラックは土砂崩れや崩落によって通行不能になる可能性がある上、最悪の場合引き返す道も通行不能ということさえあり得る。登山道に行けば必ずといっていいほど土石流や鉄砲水の痕跡を見かける。普段は枯れている沢でも大雨が降ると状況が一変する可能性がある。雨の日に道が塞がって身動きができなくなった場合、低体温症の恐れがあるため、何としても下山ルートは確保しておくべきである。
さらに、稜線を通るコースの場合は、開けた所では雷の心配もある。雷が落ちるようなときに外を出歩く事自体自殺行為であるが、もし、山の上にいたのなら一刻も早く山小屋か森の中に逃げ込んで雷をやりすごさないといけない。
土曜日に行った富士山精進湖登山道は火山灰と溶岩の上にできた道なので雨が浸透しやすいし、崖のへりを進むようなところがないので滑落の恐れはほとんどない。山というより森なので雨の日でも比較的楽しむ事ができる。一方で急峻な丹沢などの場合は深い谷が多数あり、山に降った雨が沢に集まり鉄砲水が起こったり、崖の縁の登山道が崩落する危険がある。雨をものともせず北丹沢の試走にいった人がいるが、まあ無事で良かった。
多くの範囲で警報が出ていたようだが、そういうときに山に行くのはやはり無謀だろう。雨の中で山に行く事のリスクを抑えた上で行動しないと多数の人に迷惑をかけることになるので100%事故にならないという確信なしには出かけては行けない。当然のことながら想定外なんて事は起こり得るのでその際にどう対処するかも考えておかないと行けない。
安全のために注意すべき点は多いが、雨の日のしっとりとした雰囲気の森は晴れたと日とは違った魅力があることも事実なのでぜひとも雨が降ったからといって家でぐだぐだせずに出かけたいものである。
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