トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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改めて、レースを振り返る。金曜日出発の航空券をキャンセルして迎えた週末。色々と予算のことなど考えた末、行きは早めに現地入り可能な飛行機、帰りは新幹線という方向で決まる。出発の土曜日の早朝に起きてから航空券の予約をしようとしたらここで問題発生。JALとANAが同時刻(7時半)発だと思っていたらJALのみであり、ANAは8時55分の出発であった。いきなり出ばなをくじかれるが、ANAで行くつもりだったので、少し遅くなるがANAを予約して家を出る。羽田へ向かう途中、何と電車が火災で運行停止という衝撃的な情報が入ってくる。空港に20分前に着くという余裕なしのスケジュールだったので、大いに焦るが偶然リムジンバスを発見。乗車すると空港に思いのほか早く到着。ここからは徳島まで快適な空の旅。
徳島空港は2年前に建替えたとのことだったが、白くきれいな建物である。しかし、現在は福岡と羽田くらいしか就航していないのか、飛行機は他に見当たらない。空港リムジンで駅に向かうと、2時間に1本のローカル線にわずか3分の差で乗り遅れるので奮発してタクシーを使い徳島駅に向かう。空港から市街へのバイパスは空が広く、いかにもアジアの都市のような殺風景な眺め。悠々と徳島駅に到着。徳島に来るのは実に18年ぶりだが、駅前のそごうは相変わらず、街がまったく変わっていない気がした。徳島から日和佐まではローカル線の旅。単線の列車は久しぶり。と思ったがZermattに行くときに乗ったスイスの登山鉄道も単線だったか。徳島駅を出てすぐに農村と里山ののんびりした眺めが広がる。
12時過ぎに日和佐に到着。家を出てから約5時間、距離を考えればまあまあな時間で着いたと思う。まずはレース受付会場の公民館へ。まだ受付が開始していない。どうやら配布物やら受付票やらピストンでバタバタと運んでいるようだ。待っている間に鏑木さんが現れ、東京からよく来たね、と言われる。そりゃそうだ、プログラムを見たら関東からの参加は500人弱の参加人数に対して10人もいない。受付を済ませると宿泊するうみがめ荘へ。雨がいつの間にか本降りになっており、1kmの道のりでかなり濡れてしまった。チェックインを済ませ部屋に荷物を置くとさっそく南阿波丼を食べに出かける。南阿波丼とは、地元の食材を使うということだけがルールになっているだけで、鶏も牛も魚もある、提供する店独自のどんぶりである。今回は、写真に惹かれてうみがめ荘のすぐ近くの「浜作」でふるさとウミガメ丼なるものを食べようと思った。しかし、まさかの本日提供なし、と言われたので統一丼となっている右上がり丼を注文。これはこれでなかなか美味しかった。食べ終わる頃に4人組が現れ、同じくウミガメ丼目当てでやってきたのが肩すかしを食らって戸惑ってる様子だった。
ジョグも兼ねて街のランドマークである薬王寺へ向かう。お戒壇巡りをしたり、日和佐の全景を眺めたり。受付会場の公民館に戻り、鏑木さんのトレーニングセミナーを聞く。要は、トレーニングのメリハリと食生活である。その後、少し間を置いてから前夜祭となる。待つ間に道の駅の方にぶらぶらと向かい、足湯でしばし癒される。前夜祭は80人ほどの参加で会場の広さの割にややこじんまりとしている。料理は最初テーブルに並んでいたものを見て少ないと感じたが、おでんやら焼きそばやら、後から色々と追加されてすっかり満腹になるほどのボリュームだった。商工課主催のかめぼこや阿波尾鶏、流子の試食コーナーもあった。ただし、公民館という場所の都合上、アルコールの提供が一切なかったのは少々残念。ビールは飲まなくても良いが、もしおいしい地酒があったのであれば飲みたかった。
関東からの参加者はほとんどいないので、必然的に他の参加者は地元四国や関西、岡山広島あたりの人との会話が主体となる。関西はともかくとして、さらに西の人たちは信越五岳など人気レースに興味はあっても遠いのと、クリック戦争が大変そうと聞く、とリアリティを感じていない様子。クリック戦争が起こるのは大マーケットである関東勢が行きやすい場所なのだから、地元のマラソン大会でもクリック戦争が無縁であればそう感じるのは当然だ。また、このレースのロングクラスは34kmとなっているが、それですら長い距離と言われてかなりのカルチャーの違いを感じた。40km級まではミドルということになるのだが。。。それにしても、関東のレースありきで人気レースに何としても出ようという雰囲気とは全く異なる。ついつい関東の雰囲気で全てを考えがちになっていたが、全く異なる世界があったのだと気付かされ、大いに刺激になる。これには、鏑木さんも同感で、新鮮な気分になるそうだ。宴もたけなわ、町の人々による阿波踊りが始まる。もてなしたいという気持ちは分かるしうれしいが、パーティの盛り上がりがイマイチか。阿波踊りの途中で抜けて宿へ帰る。睡眠不足の身体、少しでも睡眠を取って翌日のレースに備える。
右上がり丼(統一丼)阿波尾鶏、太刀魚など南阿波のグルメがどっさり
四国88カ所23番札所薬王寺(徳島の最後)山の中腹に聳える多宝塔は日和佐のランドマーク
薬王寺から眺める日和佐の町。右手の山が千羽海崖のトレイル、
海に浮かぶ岩のすぐ脇がゴールの大浜海岸
トレーニングセミナー
前夜祭
地元の料理。この後どんどん追加され満腹
珍味の流子。レースの帰り際に買おうと思ったが道の駅で見当たらず
南阿波丼次郎さん。。。
地元のうしお連による阿波踊りも
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