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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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松崎町に着いて、受付をして前夜祭に出て、町の中をぶらぶらしてから宿に着いたのが16時半。同宿の方はまだ着いていない。東京からのアクセスバスは予想通り渋滞にはまり、かなり遅れているようだし、車で修善寺へと向かっている人たちも一向に到着しそうにない。夕食が18時からと言われて中途半端だったが、少し出掛ける事にした。レース前日であるが、シューズも4日前に買ったばかりのSalmon Sense Mantraで走ると決めていたのでそのテストもしておきたかった。隣の集落の石部温泉まではロードを走り、そこから三浦歩道へと入る。海まで山が突き出し、その懐に温泉集落がある西伊豆の海岸線において、山を越えてショートカットする形で集落を結ぶトレイルの一つである。

以前訪れた南伊豆歩道同様に、やや脆くなっているトレイルであったが、通行には問題ない。展望台から景色を眺めつつ、また国道に下りて少し行くと雲見の集落がある。その中でも海の近くで、これぞ烏帽子と主張しているのが雲見浅間である。17時20分近くになっていて、日もほぼ沈みかかっていたが、ひたすら続く石段を上り、さらに登山道を上って頂上へ着く。といっても200mに満たない山なのでそれほど時間はかからずに上れる。頂上にてトレイルランナー2、3名とすれ違う。すぽるちばのメンバーも登ると聞いていたし、やはり同じような事を皆考えているのだろうか。何とか夕日に間に合ったのか、でも黄砂の影響で霞んでしまっている。頂上からの眺めはなかなか素晴らしく、西伊豆の美しい海、海岸線、点在集落を見渡すことができる。

一通り写真を撮ってから下山、18時ちょっと過ぎで路線バスが来る3分前だったので余裕と思っていたら、バスが近づいてくるのが見えた。慌ててバス停へと向かって走ると、そのバスが停まってくれる。雲見まで松崎からレース参加者を乗せてきた帰りだったようだが、ランナーである旨を伝えると宿泊先の岩地温泉まで無料で乗せてくれた。前泊地となる集落が松崎から離れているため、一旦荷物を置いてから再び松崎へ移動という参加者はほぼいないようだ。またまた自分一人で大型バスに乗ることになる。

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宿泊先に戻ると、相部屋の人が一人来ていてお風呂に入っているところだった。汗をかいたばかりなので、夕食前であったが、同じくお風呂に入る事にした。出て来た所でさらにもう一人を加え3人で食事。海の幸が主体のボリューム感たっぷりの食事を存分に堪能する。他の2人はロングのトレイルレースの経験はまだなく、75kmの距離は未知の領域ということだった。周りに100km、100mile、200k、200mileという超ロングレースに出ている人が何人もいるとついつい忘れてしまいがちだが、ロングというのはやはり異質なものなのか。今回は宿泊申込のタイミングを逃したりして、結局一人で申し込んでいた。しかし相部屋であるからこそ、色々な人と出会って視野を広げるきっかけになる。

夕食後、さらにもう一人の相部屋の方が到着。こちらの方は以前OSJのセミナーでご一緒した方だった。何と奇遇なことだろうか。朝3時50分に宿を出ると言われていたので21時過ぎには就寝モードへと入る。それでも3時に起きなければいけない。睡眠時間が短い日が続いていたので若干の不安を抱えつつ眠りについた。
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伊豆トレイルジャーニーに参加するため、7時前に家を出る。本来であれば6時の電車に乗り、修善寺には8時過ぎに着いている予定だったが、既に1時間寝坊。出掛ける前に慌てて準備をするのが普段であるが、今回は珍しく前日に23時半に帰宅して夜遅くまでかけて全て準備して結局睡眠時間は4時間弱。さすがに3時間では起きれなかった。

途中で置き石による電車遅延の影響を受けてさらに新幹線の乗り遅れがあったりして修善寺には9時半に到着。バスへの接続が悪く、次のバスまで50分ほどあるので修善寺温泉へと向かい、ゴール地点の確認を行う事にした。独鈷公園は公園というよりも広場というのがしっくりくるような場所で、翌日に向けた準備なのか、設営前のテントが置かれていたが、翌日に1500人もの大会のゴール地点になるという雰囲気はない。公園の一角には飲用可能な弘法の湯が湧き出ているので験担ぎも兼ねて一口飲む。明るい時間に修善寺温泉街に来たのは初めてだったので、修禅寺にお参りをして、バス停に戻った所でちょうどバスまで2分程度だった。修善寺駅〜松崎までのバスにはまだ25分ほど余裕はあったが、定刻を3分過ぎてもバスが来ないので2キロ強離れた修善寺駅まで荷物かついで走ることも視野に入れつつやや焦る。 結局遅れ気味でバスが来たが、修善寺からの乗り換えバスにも5分ほど時間があった。

まだまだAMの時間帯は大会オフィシャルの1500円のアクセスバスではなく、2090円の一般路線バスのため誰もいないだろうと思っていたら10人弱の参加者が乗車。その中に鏑木さんのイベントある所にこの人あり、愛知のIさんの姿もある。寝る予定がしゃべりながら松崎まで向かうことになってしまった。向こうも寝たかったかもしれないが。。。戸田峠を過ぎて西伊豆の海が見えるもこの数日間関東にも届いたというPM2.5や黄砂の影響なのか景色は霞みがち。富士山も頂上の白い部分だけが見え、裾野は背景や海と同化してしまっている。バスは西伊豆の海岸線の集落を通りながら進むが、やはりダイビングのメッカでもあるだけあってか海の色からして美しい。バスの中で堂ヶ島クルーズが欠航となっていたことを知るが、早起きして出掛けようと思った理由がそれなので、逆に早く出過ぎなくて良かったとも言える。

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12時半前に会場に到着、装備品チェックに向かうと知っている顔がちらほら。横浜からのバスの方がわずかに早く到着していたようだった。まだ人も少ないせいか待つ事なく装備品チェックが行われ、事前に必要なものごとに整理していたので速やかにチェック完了し済証をもらう。レースパケットを受け取り、前夜祭の会場へ。地元の軽食を食べながら、説明を聞く。まずは直前のゴタゴタの謝罪があり、大会の許可がすべて下りたのがレース数日前であったということを知らされる。許可が下りてなかったから印刷物が配布できなかったということだ。続いて鏑木さんよりコースの説明があったが、キロ表示を1km毎にマークしたら75キロになってしまったということを聞かされる。まるでOSJ、コースを決めた時点でそんなものは測れることであるが、コースは決まっているのでしかたあるまい。

会場の手前で見つけて気になったウワサのカツカレーを食べ、伊豆長八美術館を見に行く。典型的なポストモダンの建物で色々なモチーフが使われている。展示内容もなかなか面白かった。その後、街中を歩くが、昭和時代にタイムスリップしたような町並みや、イチョウの大木等、見所がたくさんあって見切れない。ちょうど前夜祭第2回の16時〜が始まった所で宿行きのバスに乗ろうとしたら、他に乗る人がいなかった。タイミングの問題であるが、1本前まではほぼ満員だったのに何と言う差だろう。宿泊地の岩地の集落に着くと、バス停で地元の方が4名くらいでランナーを迎えている。地元の方々のランナーをもてなそうという気持ちにはかなりアツいものを感じた。既に16時半を過ぎていたが、荷物を置いて少し出掛ける事にした。
伊豆トレイルジャーニーに出走、12時間でライトを使わずゴールということを目論んでいたが、20分ほど間に合わずゴールした。修善寺の町に出た瞬間に暗くなったので街灯のおかげで結局ライトは無しで済んだが。気温が高いという天気予報とは裏腹に伊豆の山間部は寒風が吹き荒れ、特に伊豆山稜線歩道は15m以上の強風により体は冷えるし、汗が一瞬で乾くため脱水になりヘロヘロで大きくタイムロスする結果となった。絶対使わないと思っていた防寒具を仁科峠〜戸田峠間では着用、多少は立て直すことができた。朝3時起きで23時の帰宅、翌日仕事がある人にはちとハードなスケジュールであり、完全に体は疲弊したのでとりえずは結果の報告だけ。
今週末、1500人というトレイルランニングの大会の中では国内で5本の指に入る規模の大会が行われようとしている。エントリーの際から不手際が目立っていたこの大会であるが、ここに来て、レースができるのだろうか?という疑念をもたれざるを得ない状況となっている。大部分が未完成の大会ホームページ、送られて来ない大会参加案内、発表されていないコース、、、ホームページに記載されている本格的なレース運営という単語が何なのか虚しくなるような状況である。行き当たりばったり感は否めない。まさに狂想曲とでもいうようなイベントである。

大会参加案内はどうしても送らなければならないほどのものではないといつもレースの度に思う事なので、しっかりと告知さえされていればそういったものは不要である。しかし、問題なのは問い合わせに対して3月3日という期限を切って回答をしたということである。3月4日頃からポストを気にする人が増え、結局6日になってから間に合いませんでしたの回答。印刷にかかる時間、封筒に詰める時間等から逆算することはそう難しいことではない。時間がないことは主催者自身が一番よく分かっていたはずだ。つまり、嘘をついたということになる。嘘をつくということ、それは決して許されることではない。大会のクオリティが低いとホスピタリティがないとか、といったこととは本質的に異なる。嘘を許せば、どれが嘘でどれが本当なのか分からなくなる。信頼関係が崩れる。レース開催に当り、関係者と色々な調整が行われたと思うが、そういったところへの影響も避けられないだろう。結局の所当日まで詳細な地図が渡されないという、コースすら教えられない前代未聞の事態である。本当にすべて許可が取れ、確定しているのだろうかとすら疑いたくなる。

レース当日には送迎バスの遅延、トイレの不足、エイドの食料切れといった事態が予想される。もちろん主催者も対策を考えているだろうが、1500人という人数に対する見込みの甘さが感じられてならない。八ヶ岳の際にも感じたことであるが、責任を負う人間がごく一部で権限のない現場スタッフしかエイドにいないということはあってはならない。マネジメントが不在となれば現場は必ず混乱する。しかしながら、逆説的に言えば頼りない主催者のせいで現場が混乱するのであれば、参加者は自分の身は自分で守るという覚悟が必要ともいえる。この数日間で急に気温が上がったため、水不足は大いに予想される。エイドの水の容易を増やすような柔軟な対応ができるとは思えないので、最悪、水を補給できないかもしれない。

レース終了後も10人も浴槽と洗い場に入れないような小さな風呂しか提供されない(場所柄他に選択肢はないが)など、家に帰るまでが気の置けない大会であるということは間違いない。二度とこういう杜撰な大会が行われないように、レース後に総括的なフィードバックをフェアに、的確に行いたいものだ。悪いものは悪いとはっきり言わないと、いつまでも低いレベルのレースが生きながらえ、トレイルランニングというスポーツの評判も損ねることになるだろう。そういった意味ではこの大会の行き着く先、参加するかには見届けなければならない。
体調不良によって小江戸大江戸をDNSしてしまった中、せこせこと来週の伊豆トレイルジャーニーの準備を行った。といっても有り合わせの装備をかき集めただけだが。他のレースと比べて割高な料金設定ながらも、レース1週間前を切ってからの最終案内の発送など、運営体制を鑑みるに自分の身を守るには自分でなんとかするしかないということはよく分かるレースであるため、エイドをほとんど使わずにでもゴールまで行くぐらいの準備は必要だろう。

そもそもこのレースでは通常のレースよりも多くの装備品が要求される。UTMFをベースにしてるからとも言えるが、2晩に渡るレースと終盤に夜のセクションが2時間ほどあるだけのデイタイムレースでは求められるものは大きく異なる。70km 14時間というスピードが要求されるレースにおいて、このレースのルールとなる装備は合理性を持ち得ないが、ルールである以上は文句を言っても仕方ないので一通りは持たざるを得まい。必要性の低いものほどミニマイズされるが。

必要とされるものを一式集めてザックに入るかチェックを行った。公式サイトの競技規則に載っている順番はやや分かりづらいので分類別に整理すると下記のものが必要になる。携帯トイレとカップ以外のものは一通り揃えて、使用予定のキリアンザック5Lカスタムにすべて装着可能かを試したところ、特に問題なく入り、重量は3.5kgほど。2l程度水を持って行動するファンラン時の荷物よりも軽いだろうが、本番はこれを背負って最大14時間行動する訳だから、問題なく行動できるかを一度試しておきたいところだ。

■道具
 地図&コンパス
 携帯電話
 ライト&予備電池×2
 サバイバルブランケット
 ホイッスル
■応急
 テーピング
 ファーストエイドキット
 携帯トイレ
■飲食
 1L以上の水
 行動食
 150cc以上のカップ
■衣類
 レインウェア
 膝下までのレギンス/タイツ/パンツ
 レインウェア
 防寒具
■その他
 ゼッケン
 保険証


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道具、応急、食料(水以外)

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衣類

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水を含めた計量→3.5kg
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