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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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仕事の都合がつかず、氷ノ山はDNSとなった。最近バタバタしており、全然走ってなかったし、睡眠時間が短い日が続いていたのでそんな状況で何とかなるレースなのかすら分からない。ただ言える事は、遠い場所のレースともなると移動に余裕のある行程を組む必要があるということ。今年の初めの千羽海崖でも徳島から高速バスと新幹線で帰るということをしたらキツかった。お金と時間をかけて遠い所まで行くのだからレース以外も含め楽しむべきである。

Leadvilleを除いた国内トレイルレースでは唯一の刺激的なトレイルレースという点でも残念である。年に1回くらいは刺激的なレースにもチャレンジし、完走しておきたい。振り返ると今年は短い距離ばかりで、数もそれほど多く出ていないのが意外だったが、トレイルランニングはレースとか関係なく楽しむべき、という立場からブレていないのでよしとするか。

残りのレースやイベントも残念ながら参加が極めて厳しい状況にあるが、何が最優先であるかは分かっている。次の目標は東京マラソン、そこまでのイベントは行ければ行くし、都合がダメならさっぱりあきらめるのだろう。
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来年3月に伊豆で開催される伊豆修善寺山岳競争Izu Trail Journeyにエントリーした。これで2月末から東京マラソン、小江戸大江戸、伊豆と3週連続のレースとなる。全部足して315kmくらいだろうか、さすがに勢いとはいえやり過ぎ感はある。

それにしても、日頃からRunnetの仕組みに憤っているクリック戦争好きトレイルランナーも呆れるほどのJTBスポーツステーションのサーバーの処理能力であり、大いに混乱したエントリー狂想劇であった。アクセス集中の画面が表示されてつながらないだけでなく、httpエラーでService Unavailableとサーバーが完全にダウンした表示がされたときには笑うしかなかった。深夜のゴタゴタに付き合うほど暇ではないので翌朝にさくっとエントリー。特に苦労もなかったのでやや拍子抜け。

70km、4200mというコースプロフィール、山と高原地図にすら載っていないルートを行く序盤の区間、、等々考えるとそれなりに大変なコースであり、14時間という制限時間は厳しいはずである。それにも関わらず、この人気は驚くばかり。クレジットカードで決済に関連するトラブルも多数あったようだが、よくこの不安定なサーバーにカード情報を入れれるな、と逆に関心。深夜開始のためコンビニ決済が面倒ではあるが。

主催者は純粋に大会を成功させようと努力している事は分かるが、書いている内容を見る限り素人丸出しであり、しかも15000円という不相応に高額な参加料金、何度も払う価値はないだろう。

ネガティブなことばかり並べても仕方ないが、コース自体は気持ちいいトレイルが続いて、後半は富士山をずっと眺める事ができるだろう。その前の2レースから走れる状態にあるかは分からないが、気楽に楽しみたい所である。
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ハセツネのゴールを見るため武蔵五日市まで行って来た。レースはDakota Jonesが順当に大会記録を9分ほど更新して7時間22分7秒で優勝。当面破られる事のない"Unbreakable" Recordと言っていいだろう。1週間前にスペインのレースCavalls del Ventで50マイルをKilian JornetやAnton Krupickaと競りながら3位でフィニッシュした事を考えると恐ろしい事である。今年も終電まで粘っていたら9時間台でフィニッシュの何人かにも会う事が出来た。

今年は3連休の中日ということで特に応援に行く予定もしていなかった。朝からの雨で山行きの予定をキャンセル、燻っていても仕方ないので都心の方に出かけて鏑木さんを見つけたらGPSがもらえるというイベントで遊んだりする。結局紆余曲折ありゲットできなかったが、終了後はそのままアートスポーツ本店に行き、心拍トレーニングに関する鏑木さんのトークショーを聞く。賑わっているもののハセツネに大半の知り合いは行っているせいか知った顔は少数のみ。メインPCをMacに変えてからデータの取り込みができないため、すっかりご無沙汰になっている心拍計であるが、これから東京マラソンもあるしまた活用しなければと思う。

その後、秋葉原をぶらぶらしながらtwitterを見るといよいよダコタがコースレコードで優勝しそうだという情報が入ってくる。彼が今年の5月にスペインで行われた、世界のトレラントップ選手が勢揃いのTransvulcaniaで優勝した際に先行するKilianを終盤に抜いて83kmを7時間切りした映像に衝撃を受け、こんな選手が日本に来てハセツネに出たら7時間を切るかもしれないと思った。それから5ヶ月、出るらしいというウワサを聞いたときには驚いた。その話を最初に聞いたときには、前の週にスペインで50マイルレースがあるので本当に来るのかと半信半疑だったが。。。当然地力だけなら優勝、コースレコード更新は可能性高いが、何が起こるか分からないのがトレイルレース、何も約束されていないだけに見に行かなくてもいいかと思っていた。しかし、途中経過からこれはもう行かないといけないと思った。

秋葉原からさっさと帰ろうと思っていたのを急遽方針を変更、武蔵五日市に向かう事にする。到着時間が20時3分だったため、7時間前後のゴールとであれば間に合わない。わざわざ五日市まで行ってゴール見れませんでしたでは悲しいのでかなり迷ったが、行ってしまえということで中央線に乗る。五日市駅を出るとゴールに向かってダッシュするが、道を思い切り間違えて駅前を右折すべき所を直進してしまい、明後日の方向へと突き進む。この駅を利用するのは3回目、ハセツネの会場は昨年一度訪れただけなのでうろ覚えだったが、景色が明らかにおかしく、山に近づいて来たので道が違う事に気付き引き返す。結局7時間20分くらいのところで到着。そしてすぐに会場のテンションが上がり、Dakotaが帰ってくる。

足取りも軽くまだまだ走れそう。日本とアメリカのトレイルの違いについて尋ねると、アップダウンの大きさにびっくりしたと言っていた。しかし、どちらが好きということもなく、それは違うものだからどちらでも楽しめるそうだ。2位の近藤さんは7時間40分でフィニッシュ。途中まではリードしていたが、Dakotaのプレッシャーを感じていたそうだ。5位の山田さんまでが8時間以内のフィニッシュ。8時間台でゴールした人が20位に入れていないのかと嘆くなど、好タイム続出だったようだ。9時間半過ぎのフィニッシュまで見てからダッシュで五日市駅に戻り終電で帰る。

信越が出来て、UTMFが出来て、距離的な意味ではもはや埋没しつつあるハセツネであるが、上位層の厚さが他のレースとは全然違って分厚いことは確かである。出場者のレベルが高いことと、東京からのアクセスのよさ以外にはさして魅力がなく、高い参加費とトレイルランナーには役に立たない似非保険の勧誘を行うこのレースが、日本を代表するトレイルと呼ばれる残念な現状には色々思う所があるが、出場された皆さんはお疲れ様でした。
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1位ダコタと2位近藤選手のツーショット
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浅間スカイマラソンに参加してきた。スカイマラソンの名にふさわしく、悪天候ながら雲の上を走るスカイランニングの雰囲気は十分感じられたし、他のレースでは見かけない大きな石のガレ場などスリリングなコースで10キロという短い距離ながら十分楽しめた。参加賞のキャベツや、レース終了後のランチバイキング・表彰式もアットホームな感じがあって居心地がいい。今年はUTMFや八ヶ岳といった100マイルレースが開催され、信越五岳は一瞬で申込が終わるなど日本のトレイルランニング界でも超ロングレースがトレンドであるが、裾野を広げる上ではこういったレースの充実が本来重要だと思う。このレースの参加者の半数は地元の群馬県の人であり、地元の小中学生も多数参加する。しかしながら、ジュニアの部を含め外にも門戸は開かれている。地元密着かつ地域活性のために外の人も呼び込む、ある種理想的なあり方である。

前日から参加して松本大選手のヨーロッパスカイレース参戦のエピソードをじっくりと伺いたかったが、宿の予約を出遅れたせいで早朝出発の日帰りとなった。寝坊して朝の4時起き、さっさと荷物をまとめて家を出る。激しい雨が降り、関越道は水浸し、水なのに前者の轍ができており、そこを外れるとハイドロプレーニングしてスリップ、寝ぼけている余裕はない。横川で朝食休憩を取りつつ、3時間ほどで会場のASAMA2000パークに到着。早速松本大選手を見かけたので挨拶、ヨーロッパのスカイレースのレベルの高さ、層の厚さをひしひしと感じられたようだ。今後の本格参戦に期待である。

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レースはアサマ2000パークスキー場を出て高峰高原ホテルの脇を通ってから進み、登山道に入る。篭の塔山、水の塔山の山頂を通ってまた高峰高原ホテルの脇に出て来て往路と同じコースを戻る約10キロのコース。篭の塔山の頂上付近から比較的大きな石や岩がゴロゴロしており、雨で滑るのでなかなかスリリングである。特に水の塔山付近には1mの立方体サイズの大きな岩が多く、上るにも下るにも足を大きく上げたり、腕を使いながら下りたりと、なかなか進み難い。

先週の30℃は軽くあったと思われる白馬とは一変、10℃を下回る気温でかなり肌寒い。雨も降っているし当然のことではあるが、ジャケット携行義務のアナウンスがされる。9時にスタート、久々に履いたアイスバグのシューズに脹脛が耐えきれず序盤からパンパンになる。林道から登山道上りは上りを我慢の区間である。下りをかっ飛ばそうと思っていたが、岩に足を置くトレイルは滑りやすいため、土のトレイルと違って慎重にならざるを得ない。結局ほとんど走れなかった。後方からスタートしたので下りで抜かれる事はないと思っていたが、何人かが濡れてツルツルの岩場をスイスイと下りて行くのを見ると、自分の技術レベルはまだまだだと思う。

エイドが3カ所あったが、1つ目は素通り、2つ目、3つ目はコーラを1杯だけ飲む。水を携帯せずに走ったが、寒い一日のおかげで全く問題なかった。ゴールタイムは1時間半を微妙に切れず、白馬に続いてキリが悪い結果となった。今回は時計を途中で全く見なかったので仕方ないといえば仕方ないが、後の事を考えずに突っ込むべき超ショートレースに対して出し切った結果とは言い難い。岩場など技術面でも課題は多かったが。
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レース終了後は送迎バスで一旦高峰高原ホテルの温泉に行く。入浴して会場に戻るとランチバイキングの時間。唐揚げ、チキンナゲット、フライドポテト、太巻き、いなり寿司、焼そば、ウインナー、豚汁、カレー、肉まん、といったジャンキーでボリューム感のある料理が主体。レース後よりも前日向きな感はあるが、食べ放題なのはうれしい。やや間延び感はあったが、13時半頃より閉会式が開催。各部の表彰が行われ、最後はじゃんけん大会。終始盛り上がってる雰囲気の中行われた。200人の参加者に対してスタッフの数はかなり多く、小さい規模で短い距離でも十分満足できるレースであった。悪天候により景色が楽しめなかった事だけが残念であるが、また次回に取っておく事とにしよう。

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白馬のレースを終えてからは信越五岳の応援のため、戸隠へ。白馬〜戸隠へは数々の伝説が残る里、鬼無里を抜けて行く。白馬側から入るといかにも曰くのありそうな立派な茅葺き屋根が並ぶ集落がある。Google Mapの下調べでは40分で抜けられる予定だったが、この区間は制限速度の指定がないために60km/hで割り戻しているからであり、実際はスピードの出せない狭い山道なのでその倍くらいの時間がかかった。途中にはトンネルの先の防雪シェルターがまるでバリケードのように見える場所でビビって止まったりというロスもあったりして戸隠には19時過ぎに到着。まずはレース後の腹ごしらえにイタリアンレストラン、小鳥の森でパスタを食べる。

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信越五岳の最終エイド、8Aまで徒歩わずかのホテルにチェックインして白馬のレースで汗だくになった衣類を洗濯機にかけてから応援に向かう。20時半くらいと、スタートから既に15時間が経過。かなり遅くなってしまったため応援しようと思っていた人の半分くらいは通過していた。先に陣取っていた心折れ部の皆さんから色々と情報を頂く。白馬同様にこちらの暑さも中々のものだったようで、5Aまでにかなりのリタイアが出ていたようだ。暗闇の中からランナーが現れる度にエイドは盛り上がる。次第に知り合いの顔もちらほら。過去に好成績を収めているhagiさんがフラフラになって現れたり、TDSの撃沈から何としても完走と意気込むshinさん、第1回以来のリベンジのyukiさん、タイムは違えど苦しみながらも皆必死に戦っている。暑さに手を焼いて昨年よりも遅くなった人も多い。90km、15時間以上の道のりに身体は疲弊をしているものの、最後にして最大の難所、瑪瑙山へと向けて皆出て行く。ボロボロになったランナーを引っ張るペーサーもやはりこのレースの醍醐味である。

翌日渋滞に巻き込まれるように早く帰ろうなどと思っていたが、見ているうちに、やはりゴールも見ないといけないと思い、睡眠時間が短くなるがゴールにも行く事にした。大方の知り合いが通過していたので、関門より30分くらい早く8Aを後にする。ゴールではまずはhagiさんが登場、ボロボロの状態で8Aにやって来て長時間休憩していたのが嘘のような快走。大体は8Aで出会った順にゴールして来るが、中には同時間帯に8Aを出た人がほぼゴールしているのに現れない人も。それでも、時間がかかりながらも無事にゴールに戻って来てほっとする。残り1時間、そして30分、フィニッシュして来る人も増え会場の興奮はますます高まる。ランナーがフィニッシュする度にゴール近辺は応援する仲間でカオスのような状態になる。22時間近くを苦しみ抜いて、暑い日中の川沿い、冷え込む夜の山に打ち勝った人たちのゴールは常にすばらしいものである。感極まってゴールで泣いている人も多い。止めるのは簡単、苦しい時があってもロングレースでは必ずまた動けるようになる時がやってくる。苦しさに負けない心の強さがゴールに辿り着く鍵である。結局8Aで見送った方は全員完走、皆さんおめでとうございます。

なお、完走者の裏側には暑さに負けて途中で止めてしまった人、身体の不調がありながらもペーサーの待つ5Aまでは何とか辿り着いた人、山の中で倒れてリタイアの人、救急車で搬送されてしまった人、と壮絶な目に遭った人達もいる。無事の回復を願うばかりだが、倒れるまで頑張る事は心の強さではない。身体の不調を感じてリタイアする事は決して心の弱さではなく、止めるという勇気も含め、恥ずべきことではない。ろくに準備もせずに出て時間切れになるようなことでない限りは。

昨年自分が出たときには、8Aには15時間55分で着いたものの、ほとんど滞在せず瑪瑙山で撃沈した。ボロボロになって目標の18時間半切りはおろか、石川さんと約束した19時間、そして最低でも守るべきラインの20時間も切れずに終わった。走れる所もほとんど歩いてしまった心の弱さがただ悔しくて、ゴールには一切喜びなし、いつか弱い心に勝って笑顔でゴールをしたいと誓った。今回、白馬のレースでも心の弱さが自分で設定した目標を切れず、切るための努力すら怠る結果となった。緩いレースでは走るべきところを歩こうとも何となく完走となるが、厳しいレースでは確実に心の弱さを見せればゴールできない。信越で見た心の強さに対して、白馬で見せたのは心の弱さ、これから秋のレースは短い距離を主にエントリーしているが、どれだけタイムが早くなるか、歩かず走れるかがポイントである。自分の力を出し切るという事、それが当面の目標である。
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