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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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ラパルマ島へは東京→ミュンヘン→デュッセルドルフ→サンタクルスデラパルマのルートで飛行機を乗り継いだ。後々で予算についてもまとめるが、GW後で飛行機が安い、ということもあり12万のヨーロッパ往復に加えて2万強ずつのラパルマ島in-outである。安い時期、といいながら安くない出費なのは重々承知している。サーチャージと税で60,000円程度かかる時代であるから込みの価格で9万程度で行けたらかなりラッキーだろう。

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今回はルフトハンザ航空だったため、機内でドイツビールが飲め、さらにワインもあるというのがうれしい。ミュンヘンを経由してデュッセルドルフでは一泊、空港近くのホテルを適当に押さえたが、Wifiが有料のためネットが使えないのは誤算だった。ラパルマ島行きの飛行機は朝6時過ぎ、1時間前に空港に行くためにはホテル4時半発、つまりは3時半起きである。時差ボケで朝早く目が覚めるので助かった。

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デュッセルドルフからラパルマ島までは4時間半くらいのフライト、ルフトハンザと同じドイツの航空会社、エアベルリンを利用したが、こちらはEU内のフライトでアルコール提供無し。ドイツから西欧をポルトガルまで横切ってカナリア諸島へ向かうルートを飛行する。割と長いフライトなので、通常であればトイレに席を立ちやすい通路側の席を選ぶがあえて景色が見えることを期待して窓側の席を選ぶ。途中までは雲しか見えなかったがスペイン本土あたりから雲がきれ、残雪の山並みや丘の上に並ぶ無数の風力発電が見える。ポルトガルを過ぎてしばらく海の上を飛んだ後で、ラパルマ島の全貌が見えてきた。島の海岸線と平行に飛んでからUターンする形で空港へ着陸したので、島の様子もよく分かる。ついに到着、期待と不安を感じつつラパルマ島、別名isla bonitaへと降り立った。
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紆余曲折があり、参加がかなり危ぶまれもしていたが、Transvulcaniaに出走するため、カナリア諸島へと
向かっている。キリアンを始めとしたトレランのスーパースターが集結するこのレース、スペイン本土から遠く離れた、日本でいう石垣島みたいなロケーションに加え、GW後という休暇の取りづらい時期であり、泣いても笑っても最初で最後の参加になるだろう。そもそも、カナリア諸島はトレランではなくバカンスで行くべき場所である。

航空券も、日本から現地まで乗り継ぎ通しの格安航空券はないので、ヨーロッパまでと、カナリア諸島往復を別に考える必要がある。せっかくヨーロッパ、それもスペインに行くのだからとビルバオのグッゲンハイムに行きたいとか、サッカーの試合見たいとか、時間がなくても必ずゲルニカは見なければならないとか、レース以外にもやりたいことがたくさんある中でスケジュールのマネジメントに苦しみ気が付けば飛行機は満席。小さな島に何千人も集まるのだからそれも当然である。結局は航空券代という絶体にして最大のコストを考えると勿体ないが、シンプルにレース出走とその往復という旅程に落ち着いた。旅立つ当日に。

当初のマドリッドを軸にして移動するという想定から大きく変わり、行きはデュッセルドルフからラパルマ島への直行便、帰りはグランカナリア島で乗り継ぎリスボンに出る。ポルトガルは、密かに行ってみたいと思っていた場所でありながらこんな機会に行くチャンスが巡ってくるとは思ってもなかった。リスボンからの帰国便が朝発なのは痛恨の極みであり、午後便にして少しでも観光の時間を増やしたかったが、デザートは別腹ならぬ、観光は別脚でレースのダメージがあっても歩き回るだろう。

今回は飛行機を多用する旅、それも周遊しながらではなく、僻地に行くために何度も乗り継ぐという形であり、一つでも乗り遅れれば大変な悲劇になる。その点が最大の不安であり、直前に、ヨーロッパ行きを止めて、アメリカ西海岸の100キロレースに切り替えようかと思ったほどである。勝手知るところなら気楽に行けるが、知らない土地に行くのは気楽さはない。20代の頃は無鉄砲な一人旅で知らないところに行くことに快感を覚えていたが、30歳になり保守的になりつつあるのか。

ともかく、賽は投げられた。楽しんでくる、ただそれだけである。
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天気がいい日が続いているのに山にも行かずにグダグタ、ではなくtransvulcaniaの準備をせっせとやってた(やってないけど)GW、一度くらいは山に行こうということで、かねてから行きたかった甲武信ヶ岳に行ってきた。前夜は準備もせずに風呂から出てすぐ撃沈して朝目が覚めたときにはGW唯一の山行きができなくなったと思い猛烈な喪失感。しかし、時計を見たら5時半、慌てて甲武信ヶ岳方面に向かう交通を、当日朝寝坊気味で調べることではないが、調べて山梨市に9時に行けばよく、最寄り駅を7時くらいでいいと分かる。急いで準備をして家を出る。

立川へと向かう南武線から山に行く格好の人が散見される。天気もいいし丹沢や高尾、奥多摩でも行くのだろうか。立川からあずさに乗り9時前に山梨市に到着。人気のない駅前広場の中で甲武信ヶ岳の麓、西沢渓谷行きのバス待ちの行列だけが賑わっている。連休のためか、臨時の直行便が同時刻発であり、通常よりも早く西沢渓谷へ到着した。

軽く準備して10時くらいにスタート、甲武信ヶ岳へのルートは2つあるが今回は徳ちゃん新道を使う。甲武信ヶ岳手前の2,468メートルのピークまで、1,100メートルの西沢渓谷から基本的に上りオンリーである。奥秩父の2,500メートル級の山は6月くらいまで雪があると聞いていたので、念のためスノースパイクを持ってきてはいたが雪の気配がせず、日差しが暑い。1,700メートル辺りですれ違った集団に上は雪が多いと聞き、靴が埋もれるとも言われたので多少焦る。短パンにTシャツ、ゲイターも持っていない、残雪の山を甘く見すぎていたか。
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1,900メートル付近で麓からの2ルートが合流して頂上へと向かう。ここからは久々にストックの練習ということでストックを取り出す。しばらくしたところで、舗装でもないのに足元が硬い。踏みしめられた雪が凍っている氷のトレイルだ。下りだと危険だろうが、上りなのでまあいいかと思いそのまま進む。なんだか、頂上まではスパイクを着けないという妙なやせ我慢をしたくなる。気付けば雪のトレイルに変わっており、足を取られて進みづらい。そのまま頂上手前のピークまでは強引に進むが、ここからが雪道の激下りで豪快に滑って尻餅をつく。たまらずスパイク装着。やはり安定感が全然違う。早く着ければよかった。
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甲武信ヶ岳は一旦下ってまた上り返した所にあり、途中で全貌がよく見えたが非常に美しい形をしている。形がいい山、景色がいい山に来るといつでも気分が盛り上がる。下りきった所の甲武信小屋で小休止して頂上まで100mくらいを一気に上る。麓では快晴だったものの、昼過ぎということでガスってきていたのか富士山や南アルプスが見えなかったのは残念であるが、国師ヶ岳や金峰山へと続く奥秩父主脈や、遠くには雪で白い八ヶ岳がよく見える。下山は川上村の方へ下りる。奥秩父主脈の裏に出るので、この長大な尾根を大きく迂回して戻る必要があり、山梨市ルートよりも距離が大幅に遠く、時間もお金もかかることになる。しかしながら、16時前にバスが終わってしまう山梨側と違って川上村は17時台、19時台にもバスがある。また、川上村へと下る千曲川源流歩道も行ってみたいと思っていた場所である。
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少しだけ稜線を金峰方面に進んでから谷へと向けて一気に下る。この激下りはもはやスキー場状態となっている。北側ということもあり、上ってくる時と比べて雪が低い標高まで残っているのでペースは上がらないが、こんな時期にスノートレランを楽しめるとは思ってもみなかった。千曲川源流の水源地は雪に完全に埋もれておりよく分からなかったが、ほどなくして沢の流れが始まる。雪は踏み固められた場所を少しでも外すと落とし穴のように40cmくらい軽くはまってしまう。足元には常に気を使いつつ、時折見れる美しい渓谷の眺めを堪能しながら下る。部分的に雪がない場所も混じえて、今度は氷道が主体となる。ここでもスパイクの効果は大きい。スパイクやアイゼンにはF1のエクストリームウェザータイヤの様なところがあり、完全にドライ(雪無し)であれば外した方がいいが、少しでもウェット(雪や氷有り)となると、着けてないと大きくペースが落ちてしまう。雪のエリアに入るときも、そこから出る時もどのタイミングで着脱するかが肝である。道の状況も良くなってきている中で、予定よりやや遅れ気味だったので思い切ってスパイクを外したら、その先には雪も氷も皆無だった。途中で鹿を何頭か見かけつつ、毛木平の駐車場にようやく到着。マイカーならばここがゴールだが、バス停はさらに先である。
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ダートの道を走り、森から出るとこれまでの山の中とは打って変わって一面の野菜畑が広がる。川上村は野辺山ウルトラの終盤の地でもあり、去年苦しんだ時に嫌というほど見た畑の景色である。これから栽培を始める前段階なのか、あちこちでトラクターが耕している。畑の中の道を進んで行くと今度は集落が見えてくる。この集落の先にバス停がある。ちょうどバスの10分くらい前に到着した。バスで野辺山ウルトラマラソンを思い出しながら駅に向かうが、誰一人と他の客は乗らず。このバスは存続できるのか、あるいは祝日の夕方に駅に向かう人がいないだけか。甲斐大泉で下車して駅近くのパノラマの湯で汗を流す。やっぱり食事はほうとうと思っていたが八ヶ岳名物に惹かれてステーキ丼をさっと食べる。帰りは最終のスーパーあずさに小淵沢から乗ったがまさかの自由席満席、しかも甲府で多少席が空くと思ったら大月で一人下りた以外に八王子まで誰も下りないという状況。立ちっぱなしの特急に乗る事になるとは思わなかった。何とか日付が変わる前に家に帰着。奥秩父主脈縦走ができずにいる中で、つまみ食い的に今回は甲武信ヶ岳に上ったが、やはり通しで縦走したい山脈である。
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前夜のKrissy Moehlのトークショーに続き、今度はサロモンの選手を囲んでのパーティ。ランイベントのみ行われた昨年はかなり早く会社を出て参加したが、今年は18時スタートだったか、会社勤めの人間には到底有り得ない時間スタートなので行ける訳もなく、パーティのみの参加となる。トレランのイベントでは、スーツ率が低いことは珍しくないが、この日に関してはスーツを着ているだけでかなり浮いた存在となるような状況だった。それにしても、平日にアウトドアウェアで皆さん何やってるんだろう。そんな人は平日に街を歩いていない、毎回の疑問である。

かなり遅れて行った事もあり、会場の雰囲気にもついていけないが、司会がサロモンの各選手に色々な質問をしながら進行しているのをそっちのけで皆好き勝手に食べて飲んでいる。そんな自由に振る舞っていたのはむしろ、すぽるちばの面々だけか。サロモンのトップ選手たちがUTMFの感想、トレーニング方法等、普通に聞けば興味深い話をしているのだろうが、進行の段取りが悪い。結局最後に今年は惜しくも2位に終わったJulienと記念撮影した程度で、大して収穫もなかった。ビンゴでキリアンザックやSuuntoのAmbit2が大盤振舞されていたが、前夜のサングラスに続いて2晩連続の目玉商品ゲットとはならなかった。

お開きとなったところでさっさと渋谷へ移動し、たまたま地方勤務から戻っていた友人と飲み直し。これでまたTransvulcania対策をサボってしまったがあと10日くらいしかない。どうなることやら。その前に航空券と宿の確保だが。。。
昼間にロゲを楽しんだ後で、先のUTMFで女子優勝のKrissy Moehlのトークショーのためパタゴニア横浜店に行ってきた。2010年の信越五岳の直後のイベントに引き続きの参加である。内容が重複するのではとも思っていたが、新しい話が多く純粋に興味深く聞くことができた。特に、昨年の秋に訪れたというアフリカの話が面白かった。

UTMFについては、満月に照らされた富士山がきれいだったということと、ゴール直前は階段も手すりなしで降りられないくらいダメージがあったということ、エイドでがっついている写真などが印象的であった。日頃のレースではレース中に写真など撮らないが、あまりの美しさにiPhoneで写真を撮ったということで、その写真も紹介されていた。

今回は太っ腹にも賞品が多数用意されており、じゃんけん大会かと思っていたら、クリッシーと共通点の多い人にプレゼントということで、初めは誕生日の近い人というお題。誕生月が共通する人を残して、別のお題でさらに人を絞るのかと思いきや、より誕生日が近い人ということで、何と一日違いだったので、他二人と共にサングラスをもらう。偶然とはいえ何というラッキー。

UTMFやSTYに出た面々と軽く食べ飲んで帰る。何だかんだ言っても走った人の話を聞くと走りたくなる。今年は日本人の原さんが優勝したということで世界からの注目も変わり、来年はさらにおもしろい大会となるだろう。そして明日はサロモンのイベントに行く予定である。今年は2位に終わり王座防衛ができなかったジュリアンはいるのだろうか。
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