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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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伊豆トレイルジャーニーのことについて、今月だけで記事を7本も書いてしまっているが、これは信越五岳に出た時に書いた6本以上に多い。少し遡ればエントリー時のことなども書いているので大会前の運営も含め、なかなか話題に事欠かないレースだったということだ。

さて、本日はTREKNAO主催のフォトロゲ小田原に参加。TREKNAOのシリーズに出るのは昭島、神田に続いて3回目である。酒匂川を中心とした平野と、その両サイドにある山というか丘陵地帯が舞台となっていて、街も海も山もある盛りだくさんの設定である。5時間/3時間とあるうちで、個人エントリー可能な3時間の部にエントリーしていたので回るポイントを絞る必要がある。

今日は何だかモチベーションが上がらず、二度寝をして起きたのが9時過ぎ。元々はこのくらいの時間に会場にいるつもりだったが、あまりの寝坊ぶりにびっくりする。80kmくらいは離れている小田原に間に合う訳がない。と思いきや新幹線という最終兵器を使うことで何とかなりそうと分かったので10分で準備をして家を出る。走れる格好とザックさえあれば、トレランのように山深くに入るわけでもないので何とかなる。会場に到着がスタート10分前の10時50分。途中一度閉まるとなかなか開かない小田急の踏切や、袋小路がある丘など、このロゲの難易度を感じさせる要素の一部を見ながら会場に行くのも手こずった。既にほとんどの人がスタートのスタンバイをしているためか、受付を撤収しようかというような所に到着。急いで仕度してスタートに行ったらもう2分前くらいで地図を見ている余裕もない。先週の伊豆で会った面々もちらほら。

地図をまともに見る事ないままスタートしてしまったので、取りあえずは先行する人のストーキング。先頭の人がかなりのスピードでぶっちぎっていたが、小田急の踏切でストップする間に後続まで皆追いついて仕切り直し。ここで地図を見て最初に行くポイントを踏切を渡らないで行ける方向へと決めたので、踏切待ちの人たちを尻目に単独行動開始。しかし、早くも地図を読み違えており、最初のCPを探すのに難航。車の通行量が多い通りから少し入った裏路地にあるのだがよく分からずウロウロして5分くらいはロスしただろう。結局、他の参加者ともすれ違いつつ発見して次のCPへと向かう。こちらも裏路地にあり、表通りからでは入る場所すらよく分からないので迷う。会場からそれほど距離が離れていない2つのポイントで既に25分くらい使っている。このままでは先が思いやられる。最近参加していたロゲが地の利を生かせる部分が多いロゲだったので見知らぬ街でCPを探すのはなかなか大変だ。

ここで、地図を眺めながら国府津駅方面の丘陵地帯に50点台のポイントがゴロゴロ転がっているのが目につき、やはりそれを落としていくのがよかろうと思い、東へと進路を取る。途中の20点台のポイントで相変わらず路地の反対側に入って大回りなどのロスを繰り返しながら、酒匂川を渡り東へ。鴨宮の駅前のCPを取ったら国府津までは電車でワープしようかとも思ったが途中のCP47を取りながらつなげそうだということで、電車は使わず走る。ここでTREKNAOのウェアを着た方が前にいるのを発見、追い越そうかとペースを上げるが、曲がり角のところで気付かれた。向こうもペースアップ、走力では劣っているので追いつけない。ならば、とショートカットしてCPへと向かう。結局CPのある神社についたのはほぼ同時。明らかに次のCPの狙いも同じであるが、やや遅れる。CP51は国府津の丘陵地帯の麓の神社に入ってすぐの所にあるが、地図から神社の中とは思わず、横の坂を少し上ってから戻るなど、相変わらずタイムロスが続く。

ここからが、丘陵地帯の稜線部に点在するポイントをどう取って行くかが判断の分かれ目であるが、麓を回ってから上に行き、国府津駅まで下るルートを取りに行くことにした。途中で自販機でジュースを買って飲んだりと少々ダラダラしたため、CP55、CP56に行くのは止めてまずはCP54の古墳群へ。こちらは案内板に従ってトレイルに入り少々行けば難なく到着。ここからが本格的な上りとなるが、トレーニングということでなるべく走るようにする。どうやら地図に書かれていた場所とは違う道に合流したようであったが、地形と方角を見る限り、もっと大回りになると思っていたCP57へと続いているようだった。CP57へ向かう途中で反対側から先ほどCP47で併走した人が走ってきてすれ違う。このエリアの回り方の戦略が逆だったということは分かったがこんなに早く回ってくるとは。早いですね!と声を掛ける。そのすぐ先でトラバース道と上り道の分かれ道があり、上る方を選んだが、少し進んで方角に違和感を感じたので戻る。すると、さきほどの分岐にCP57は直進すべきだったということを示している標識がある。上から下りて来た人には目につくが、トラバース道を来た人には実にわかりづらい。そしてCP57は丘陵地帯の懐の最奥部ともいうべき場所にあり、地図を見る限りは大きく回らないと次へ向かうことができない。
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みかん畑を上る道に入ってみたが、畑の上段より先は薮になっていてそれ以上進めそうにないのであきらめる。先ほど間違えて上ったところが、地図では文字と重なって道が途切れているように見えるが、もしかしたらつながっているのではと淡い期待を持って進むと、期待通りにCP43五国峠方面への道につながっていた。この道が丘陵地帯の尾根線になっているので見晴らしがいい中を大きなアップダウンもなく進んでCP43に到着。ここから先でも道なりに右にも左にもつながっているような所に出て右に行くが、すぐに方角もおかしくなるし、行き止まり。今日はこういうのばっかりでどれだけタイムロスをしたことか。次のCPは道なりに行って国府津駅に下る途中で少しだけそれた所というのは分かっていたので気を取り直して進む。道路を横断して丘のピークを越えると目の前には海が広がる。海を見ながら走れる下りロードが続いており、大変気持ちいい。反対側からこの長い上りを上ってくる参加者はキツそうだったが下りはガンガン飛ばせる。CP59にはやや上り返しがあったが順調に取って国府津の駅へと下りる。駅の横についてから入り口までが思いの外遠かったが、ホームの脇の道を走っている時に13時39分快速アクティーまで6分ほどあることを知り気が楽になる。この辺りの電車は本数が少ないので一本逃すと10分くらい余裕でロスするが、これに乗れば小田原駅からゴールまで15分の余裕があるので、徒歩15分も道でしかも朝通ってるルートを間違える訳がない。
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結局小田原からゴールに向かう間も色気を出して、相変わらずのロスをしつつもCP8を取って3分前にゴール。結果は553点で7位、作戦タイムゼロでスタートしたことを考えればまずまずといえるだろうか。4位までの70点くらいの差については、ちゃんと作戦を考えれば勝負できた思うが、200点以上差をつけられた3位以上については全く根本的に勝負になっていないということなのだろう。タイムロスが多かった事や走力の差だけではない、ロゲイニングに対する戦略性が根本的に違うと思われる。とりわけ、2位にすら150点の差をつけ、923点で断トツ1位だった方の成績が光る。この人がCP47で併走した人で、勿論走力はずっと上であるが、ここまでの差が付いてしまうとは。西側を攻略した後で鴨宮まで電車を使ったそうだが、国府津の丘陵のCPを取った帰りには電車を使わず走ってさらにCPを取りながらゴールに戻ったということだ。なお、伊豆トレイルジャーニーにも出ていたそうだ。

今回はかなり道迷いに手こずったので走行距離としては20km程度だろうか。決められたコースではなく、自分で設定して制限時間に戻れるかを楽しむロゲイニングは走力に関係なく楽しむ事ができる。今回は街も山もあり、海が眺められるという最高のロケーションで3時間があっという間だった。次のロゲは4月の世田谷、こちらは世田谷区全域の5時間ロゲということで楽しみである。

CP一覧は続きに掲載。
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伊豆トレイルジャーニーの装備と補給について備忘も兼ねて整理しておく。今後のレースの際の準備をスムーズに行うためにもこうした整理は常に有用である。基本的には以前の記事で書いた内容から変わっていない。

■ウェア&ギア
TYPE Base Equips
基本装備
Insulation Layer
保温対策
Rain Wear
雨対策
Head Patagonia
Sun Mask *BUFF類似品
   
Tops Patagonia
Air Flow T No Sleeve
Haglofs
Halo Vest(帰宅時紛失(T_T))
Haglofs
LIM Ultimate Jacket
Bottoms Patagonia
Trail Chaser Shorts
Patagonia
Houdini Pants
 
Shoes Salomon
Sense Mantra
   
Socks X-Bionic Run Short    
Arm   Smartwool Arm Warmer  
Sack Salomon
SLAB Advanced Skin 5L
   
Hydration Hydraition Bottle×2
PET Bottle×1
   

特に意識していた訳でもないが、まるでパタゴニア大好き人間のようなチョイス。とはいえ、好きなブランドは圧倒的にhaglofsやMammutであるが。防寒着としてはベスト+アームウォーマーで肩は露出するが荷物チェックでお墨付きをもらっていた。今回のルールでは3レイヤーになること、長袖を ジャケットの下にも着る事ということだったが、装備チェックは問題なくパスした。なお、ダメと言われたときに備えて長袖の保温性のあるウェアも持ってい た。雨対策もパンツは事務局としては携行推奨だが、必須からは除外ということだったので持っていない。念のためHoudini Pantsよりは撥水性が期待できるWind Stopper素材のパンツは持参していたが。


■補給食
種別 品名 装備数 使用数
塩飴 3 2
固形物 パワーバー 1 0
クリフバー 2 2
スポーツ羊羹 1 1
チョココーティングオレンジ
(民宿の女将さんがくれたものだが。。。)
2 0
グミ パワージェルブラスト 1 1
ハニースティンガーチュー 1 0
ジェル ハニースティンガージェル 5 2
クリフジェル 2 2
燃焼系 ここでジョミ 1 1
ベスパハイパー 1 0
トップスピード 3 3
ベスパプロ(スタート時使用) 0 1
飲料 レプレニッシュ(スタート時使用) 0 1
noon(水溶性タブレット) 2 2

補給食は、食べにくいパワーバーが残ったのは仕方ないとしてジェルが3つも残ったのは予定外である。途中でエネルギー切れを感じてしまったが、もっと惜しまず摂取していれば、と思う。12時間以上かかってしまったし、燃焼系サプリを4つも摂取したのだから同数の消費は少なすぎる。やはり最長でも90分に1回など、定期的に無理矢理にでも摂らないとペースダウンのリスクを払うことになる。なお、仁科峠までにバテた反省で仁科峠と土肥駐車場ではそれなりに食べて滞留した。

いずれにしろ、今回のレースは何だかんだいっても、自分が完走したレースでは信越五岳に次ぐ距離である。LeadvilleやMountain Manなど失敗レースはあるが。。。距離が長いレースにおいてどういう補給がパフォーマンスにどういう影響を与えるか、ということは本命レースでいいパフォーマンスを出すためにも必須のことである。そういう観点からもいい経験になったと思う。

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予定通り3時に起床。準備はしてあったので、3時50分に出るまでの間にテーピングを貼り、朝食を食べる。弁当を渡す場所が大会会場から宿で、ということに急遽変更になったようだが、これは大正解。レースのスタートが6時なのでその2時間前までには食べておきたい。トイレに行くが起きてすぐでは出すべきものも出ない。他の部屋の同宿者とともに民宿の女将さんの先導でバス停へと向かう。何と、この中にもつい先日のセミナーで会ったばかりの人がいた。いやはや、実に狭い世界というか。バスが来るのは4時25分からとあったので20分くらい待つことを覚悟していたが、他の集落からのバスに空きがあったためほとんど待たずに乗る事が出来て会場へ。

まだ選手の集まりはボチボチといったところ。暑くなると思っていたので日焼け止めを塗りたくって荷物を預ける。日焼け止めを預け忘れたが、スタッフに言ったら荷物をすぐ出してくれた。まだほとんど荷物を預かっていない段階だったのに救われた。ここでまたトイレに行くが、まだ半分も集まっていない状態だったのでほぼ待つ事なく用を済ませる。スタートまでは1時間半近くあるので、横になって休む。30分前のスタートライン整列の直前まで休み、ベスパを飲んでレースモードへと切り替える。スタートゲートからの列が折れ曲がって少しの辺りに並ぶ。近くにはこの大会で最も注目を集めたと言っても過言ではない、マッチこと近藤真彦選手がいた。自分一人では気付かなかったかもしれないが、偶然トライアスロン大会で何度か見た事があるという人と並んでいたおかげである。実にさりげなかったが、一目でマッチだ!と分かった。スタートセレモニーではやたらとテンション高い伊豆市長が選手を煽る。それに負けじと松崎町長も大声を張り上げる。そしてスタート、世界的ランナーの恒例のスタートダッシュを目撃することができ、これだけでも楽しめる。

会場を出てすぐに上り基調のロードが始まる。割と長く続いてからトレイルへと入るが、渋滞気味で流れに乗って進む。あっという間にウォーターステーションの宝蔵院に到着。汗をかなりかいてしまっていたので、もらったペットボトルの水を、ボトルに補給しつつ飲み干す。霧が立ちこめる中走ってきていたが、ここからは風も吹き、時折雨粒が当たる。レインウェアをいつでもすぐ着用可能な状態にして進む。八瀬峠を越えて林道区間に入っても天候は変わらない。水分以外に全然補給をしないでここまで来ていたので、サプリの補給をしてから仕切り直し。黄金橋までは難なく到着。トイレが激しく並んでいたので、桜餅を食べたりの補給だけして先へと進む。

次の仁科峠までは約18km、3時間程度でパスしたいが、だらだら歩いても4時間あればいけるだろうということで、焦らずマイペースで行くことにした。トレイルの入り口までは上り基調の緩い林道、ヤビツ峠と比べても大したことないが体が重い。トレイルに入るといよいよスローダウン、腹がむかむかして吐き気がするし、眠気のようなものを感じる。信越五岳の最終盤で感じたあのイヤな感覚、力が出ない。後続に道を譲りながら、補給食を口に入れるが、一向に回復しない。二本杉峠、滑沢峠とフラフラの中で通り過ぎ追い越し禁止区間に入る。しかし、このペースではどんどん後続に追いつかれるので道を譲るばかりである。まだ半分も来ていない。37kmあたりだったか、ベンチがあり先行するランナーが休んでいる広場で後続5人くらいに道を譲ったらその中にsasashinさんがいて、先に行きなさい、頑張りなさいと追い立てられる。ここから数キロはsasashinさんのプッシュを受けながら何とか走る。声が暗い、元気ない!、など母親に叱られるかのような気分だったが、完全に失速していたところをある程度走れたので感謝。彼女はさっさとゴールして早く帰りたいと言っていたが、まさにその通り、このレース、朝早起きしているので早く帰って休むに越したことはない。結局猫越岳への上り階段まで一緒に進み、そこからは先に行ってもらった、というか置いていかれた。

仁科峠に6時間50分ほどで到着。ずっとノースリーブの薄着で走って来ていたが、二本杉峠からの稜線では強風の場所も多々有り、汗がすぐに乾くせいか体から水分がどんどん飛んでいく。エイドでは水とスポーツドリンクをガブ飲み、体感温度は低いのに脱水気味になっていたようだ。イスがあったので迷わず座り、塩カツオうどんを食べ、お替わりもする。途中でバテてからも仁科峠に着いたら立て直そうと思って進んで来たがこの判断が正しかったのかどうか。ザックの重りとしか思っていなかった防寒具を着用し、補給食を取り出し易いポケットへと移動し、この先のコースへの準備をする。トイレはここのエイドも相変わらず並んでいる。10〜15分ほどエイドに滞留してから終盤戦へと向け出発する。

当初こそゴアテックスを着ていたが、上りですぐに暑くなり脱ぐ。結局ウインドストッパーベスト+アームウォーマーという、肩は露出した状態になる。次のエイドの土肥までの区間は階段の上りが多く、その度にスローダウン。傾斜の道であれば多少は走れていたが、階段だけがどうしても上れない。上りで抜かれて下りで抜く、毎度ようなパターンで10人くらいの人と抜きつ抜かれつを繰り返す。走れる区間は気持ち良く走り、時折抜かれるものの、後ろにつかれている感じもなく一人旅を満喫できているつもりが、スローダウンするとすぐに追いつかれてしまう。アップダウンを繰り返し、伽藍山まであと3kmという標識を見たときに、エイドまでもう一山あるのかと思いがっかりしたが、ラスト2kmくらいはロードの緩い上りを進むだけで、ピーク越えの手前に土肥エイドがあった。このロードも大した傾斜ではないのに走れない。エイドではスープを飲み、チョコを食べ、10分以上滞留、ラストに向けて整える。

エイドを出てすぐのところで前方に富士山が見えるが、裾野だけ見えていて上部は見えず。30分ほど後に通過した人はいい感じで見れていたようでやや残念。だるま山を越え、さらにピーク越えがあるのか、と思った所を右折していよいよ最後の下りセクションへと入る。芝生のような下りが続き、走り易いが脚よりも体の疲労が大きく、すぐに息が上がってしまう。だるま山レストハウスに着いた所で防寒具をザックにしまい、いよいよラストへと向けて加速。下りを心置きなくぶっ飛ばして残り5kmくらいまであっという間に来たが、ここでまた憎きロードがありペースダウン。階段のダメージなのか足裏の筋が痛み、硬いロードはそれが堪える。歩きが入ってしまうと1km毎の標識が遠くなる。残り3kmを過ぎてからも上り返しがあってうんざりしながら、12時間でゴールへと着くのも難しいとなり、日も暮れかかってくる。梅林の横を通り、ここは前日チェックで修善寺の街中から徒歩25分と書いてあったのでゴールは近いということを認識。夕闇で赤から青に変わろうとする空を右手に、眼下に修善寺の街が見えて来た。下り切った所でライトが必要なくらい暗くなるが、もうここまで来れば街灯を頼りに進めるのでライトはいらない。

ラスト1kmの標識を過ぎ、思うようなレースが出来てなかった悔しさもあり、どんどん加速して3〜4人パスする。そしてゴール前に着くと、先行するランナーが家族と大団円のゴールをしようとしていたので、早くゴールしてくれと思いつつ、歩いてゴール。鏑木さんからはよく戻って来たと声を掛けられるとともに、走らないといけないからキツいと言ったら、鍛え直しなさないと言われる。昨夏以来の久しぶりの長距離レースで対策も全くしていなかったので、まさにその通り。先にゴールしていた何名かと話し、荷物を受け取った所でビール飲みつつディナーをしてからはさっさと帰る。修善寺温泉から修善寺に向かう10分足らずのバスでもまさかの爆睡で隣の人に起こされる。20時30分くらいの修善寺発の電車で帰り、23時頃に帰宅。そしてすぐに就寝。長い一日だった。当日の運営では、トイレが絶対的に不足していてエイドで長蛇の列をつくっていた以外には大きな問題は見当たらず、気持ちのよいレースとなった。松崎町へのアクセスのしんどさ、早朝スタートのレースながら家に帰れてしまう翌日からのしんどさ、等々あり今回だけでもう十分かな、と思う。
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松崎町に着いて、受付をして前夜祭に出て、町の中をぶらぶらしてから宿に着いたのが16時半。同宿の方はまだ着いていない。東京からのアクセスバスは予想通り渋滞にはまり、かなり遅れているようだし、車で修善寺へと向かっている人たちも一向に到着しそうにない。夕食が18時からと言われて中途半端だったが、少し出掛ける事にした。レース前日であるが、シューズも4日前に買ったばかりのSalmon Sense Mantraで走ると決めていたのでそのテストもしておきたかった。隣の集落の石部温泉まではロードを走り、そこから三浦歩道へと入る。海まで山が突き出し、その懐に温泉集落がある西伊豆の海岸線において、山を越えてショートカットする形で集落を結ぶトレイルの一つである。

以前訪れた南伊豆歩道同様に、やや脆くなっているトレイルであったが、通行には問題ない。展望台から景色を眺めつつ、また国道に下りて少し行くと雲見の集落がある。その中でも海の近くで、これぞ烏帽子と主張しているのが雲見浅間である。17時20分近くになっていて、日もほぼ沈みかかっていたが、ひたすら続く石段を上り、さらに登山道を上って頂上へ着く。といっても200mに満たない山なのでそれほど時間はかからずに上れる。頂上にてトレイルランナー2、3名とすれ違う。すぽるちばのメンバーも登ると聞いていたし、やはり同じような事を皆考えているのだろうか。何とか夕日に間に合ったのか、でも黄砂の影響で霞んでしまっている。頂上からの眺めはなかなか素晴らしく、西伊豆の美しい海、海岸線、点在集落を見渡すことができる。

一通り写真を撮ってから下山、18時ちょっと過ぎで路線バスが来る3分前だったので余裕と思っていたら、バスが近づいてくるのが見えた。慌ててバス停へと向かって走ると、そのバスが停まってくれる。雲見まで松崎からレース参加者を乗せてきた帰りだったようだが、ランナーである旨を伝えると宿泊先の岩地温泉まで無料で乗せてくれた。前泊地となる集落が松崎から離れているため、一旦荷物を置いてから再び松崎へ移動という参加者はほぼいないようだ。またまた自分一人で大型バスに乗ることになる。

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宿泊先に戻ると、相部屋の人が一人来ていてお風呂に入っているところだった。汗をかいたばかりなので、夕食前であったが、同じくお風呂に入る事にした。出て来た所でさらにもう一人を加え3人で食事。海の幸が主体のボリューム感たっぷりの食事を存分に堪能する。他の2人はロングのトレイルレースの経験はまだなく、75kmの距離は未知の領域ということだった。周りに100km、100mile、200k、200mileという超ロングレースに出ている人が何人もいるとついつい忘れてしまいがちだが、ロングというのはやはり異質なものなのか。今回は宿泊申込のタイミングを逃したりして、結局一人で申し込んでいた。しかし相部屋であるからこそ、色々な人と出会って視野を広げるきっかけになる。

夕食後、さらにもう一人の相部屋の方が到着。こちらの方は以前OSJのセミナーでご一緒した方だった。何と奇遇なことだろうか。朝3時50分に宿を出ると言われていたので21時過ぎには就寝モードへと入る。それでも3時に起きなければいけない。睡眠時間が短い日が続いていたので若干の不安を抱えつつ眠りについた。
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伊豆トレイルジャーニーに参加するため、7時前に家を出る。本来であれば6時の電車に乗り、修善寺には8時過ぎに着いている予定だったが、既に1時間寝坊。出掛ける前に慌てて準備をするのが普段であるが、今回は珍しく前日に23時半に帰宅して夜遅くまでかけて全て準備して結局睡眠時間は4時間弱。さすがに3時間では起きれなかった。

途中で置き石による電車遅延の影響を受けてさらに新幹線の乗り遅れがあったりして修善寺には9時半に到着。バスへの接続が悪く、次のバスまで50分ほどあるので修善寺温泉へと向かい、ゴール地点の確認を行う事にした。独鈷公園は公園というよりも広場というのがしっくりくるような場所で、翌日に向けた準備なのか、設営前のテントが置かれていたが、翌日に1500人もの大会のゴール地点になるという雰囲気はない。公園の一角には飲用可能な弘法の湯が湧き出ているので験担ぎも兼ねて一口飲む。明るい時間に修善寺温泉街に来たのは初めてだったので、修禅寺にお参りをして、バス停に戻った所でちょうどバスまで2分程度だった。修善寺駅〜松崎までのバスにはまだ25分ほど余裕はあったが、定刻を3分過ぎてもバスが来ないので2キロ強離れた修善寺駅まで荷物かついで走ることも視野に入れつつやや焦る。 結局遅れ気味でバスが来たが、修善寺からの乗り換えバスにも5分ほど時間があった。

まだまだAMの時間帯は大会オフィシャルの1500円のアクセスバスではなく、2090円の一般路線バスのため誰もいないだろうと思っていたら10人弱の参加者が乗車。その中に鏑木さんのイベントある所にこの人あり、愛知のIさんの姿もある。寝る予定がしゃべりながら松崎まで向かうことになってしまった。向こうも寝たかったかもしれないが。。。戸田峠を過ぎて西伊豆の海が見えるもこの数日間関東にも届いたというPM2.5や黄砂の影響なのか景色は霞みがち。富士山も頂上の白い部分だけが見え、裾野は背景や海と同化してしまっている。バスは西伊豆の海岸線の集落を通りながら進むが、やはりダイビングのメッカでもあるだけあってか海の色からして美しい。バスの中で堂ヶ島クルーズが欠航となっていたことを知るが、早起きして出掛けようと思った理由がそれなので、逆に早く出過ぎなくて良かったとも言える。

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12時半前に会場に到着、装備品チェックに向かうと知っている顔がちらほら。横浜からのバスの方がわずかに早く到着していたようだった。まだ人も少ないせいか待つ事なく装備品チェックが行われ、事前に必要なものごとに整理していたので速やかにチェック完了し済証をもらう。レースパケットを受け取り、前夜祭の会場へ。地元の軽食を食べながら、説明を聞く。まずは直前のゴタゴタの謝罪があり、大会の許可がすべて下りたのがレース数日前であったということを知らされる。許可が下りてなかったから印刷物が配布できなかったということだ。続いて鏑木さんよりコースの説明があったが、キロ表示を1km毎にマークしたら75キロになってしまったということを聞かされる。まるでOSJ、コースを決めた時点でそんなものは測れることであるが、コースは決まっているのでしかたあるまい。

会場の手前で見つけて気になったウワサのカツカレーを食べ、伊豆長八美術館を見に行く。典型的なポストモダンの建物で色々なモチーフが使われている。展示内容もなかなか面白かった。その後、街中を歩くが、昭和時代にタイムスリップしたような町並みや、イチョウの大木等、見所がたくさんあって見切れない。ちょうど前夜祭第2回の16時〜が始まった所で宿行きのバスに乗ろうとしたら、他に乗る人がいなかった。タイミングの問題であるが、1本前まではほぼ満員だったのに何と言う差だろう。宿泊地の岩地の集落に着くと、バス停で地元の方が4名くらいでランナーを迎えている。地元の方々のランナーをもてなそうという気持ちにはかなりアツいものを感じた。既に16時半を過ぎていたが、荷物を置いて少し出掛ける事にした。
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