トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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50mileこそが自分の考える理想のトレイルの距離なのかもしれない。今回のスイス遠征で50mileレースに出て感じた。なぜかというと、早朝スタートであればトップ選手でなくても明るいうちにレースを終えることが可能なギリギリの距離だからである。以前は自分の実力でも明るいうちにレースを終えられるであろう40〜50キロがいいと思っていたが、それでは志が低すぎる。実際、今回出場したmontainman 80kmは最後の5kmでLuzernの街の裏にたたずむPilatus Kulmに登るわけであるが、ライトが必須装備でないためラストを目前に比較的厳しい関門が設定され、明るいうちにゴールできない者はタイムアウトとなる。
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欧州トレイルレース2戦目、mountainman ultra 80kmに参加した。結果は60km関門に20分ほど間に合わず、途中では完走行けるかもと思っていただけに残念な結果である。優勝が9時間強のタイムに大して制限時間が15時間なので時間設定としてはかなり厳しいレースではある。というのもライトが必要装備ではないため暗くなる前に終わらせる必要があるからである。このレースは何としても完走を目指そうと思い、カメラを携帯せずに出たので残念ながら写真は一枚もない。ZermattやChamonixとはまた違った趣の非常に美しい景色だったので記録として残せていないのは残念であるが。。。
タイムオーバーが確定し、同じくギブアップした人からHow do you feel?と聞かれて答えたのはDisappointed.である。この台詞、GWのアメリカのレースでもタイムアウトを告げられた直後に言っている。本当に自分のパフォーマンスについてそう思っただけであるが、My result is not good, but I'm excited with beatuiful scenery on this trail race course.なんて答えたいものである。笑ってゴールに帰ること、関門時間ばかり意識しているとカリカリしてその余裕をもつのが難しい。それでも気もち良くレースを終えたいものである。
タイムオーバーが確定し、同じくギブアップした人からHow do you feel?と聞かれて答えたのはDisappointed.である。この台詞、GWのアメリカのレースでもタイムアウトを告げられた直後に言っている。本当に自分のパフォーマンスについてそう思っただけであるが、My result is not good, but I'm excited with beatuiful scenery on this trail race course.なんて答えたいものである。笑ってゴールに帰ること、関門時間ばかり意識しているとカリカリしてその余裕をもつのが難しい。それでも気もち良くレースを終えたいものである。
欧州トレイルレース2連戦、第1戦目Sierre-Zinalに参戦しなんとか完走した。結果は5時間57分、男女合計1050人くらい完走した中で後ろから20人くらいの順位である。スタートしてからかなり早い時間に脚が攣ってそのまま脚をいたわりながら、また長時間の移動直後の疲労のせいか体に力が入らずでヘロヘロの状態でゴールまでたどり着いた。勝ったのは山の王者De Gasperiで2時間30分程度、kilianは3分ほど遅れて3位でゴール、トップ争いはキロ5分より速い超ハイペースな戦いである。散々な結果に終わったが途中で設定した6時間というタイムをなんとかクリアできたことはせめてもの救いか。それにしても、体が重かった上に30kmなのにものすごく疲弊したレースであった。
つい先日雲取山で道に迷ったトレイルランナーが滑落して亡くなった。どうもトレラン仲間の知人であったようだ。何とも残念なニュースである。あまり故人について詮索するのはよくないが、ここ2年くらいレースにもかなり出ていて今月のキタタンや事故の2日前には富士登山競走に出走していたようだ。決してトレイル「レース」の経験は少なくないようだが果たしてそこそこ高い山を走るトレイルランニングの経験がどの程度なのかは知りようもない。圧倒的に他の山よりも道迷いのリスクは少ない場所でこのような事故が起きた原因に慢心や油断があったかも分からない。また故人は建築士ということで職業上は空間把握能力が求められるので道迷いをする可能性は他の人よりも低いと思う。すでに起きてしまったことについて批評するのは後だしじゃんけんのようでもあるが、このような事故の原因を把握すること、そして道迷いは常に起こりうるということを認識しておくことは非常に重要である。
雲取山には鴨沢から往復で1度しか行ったことがないが、メジャーなコースは人が多数通るので踏み跡もはっきりしていてまず道迷いはあり得ないだろう。どのコースで迷ったのかは知りようもないが、たしかにトレランを始めてすぐの頃に同じ山域の鷹ノ巣山に行ったときに遭難の不安を感じたことはある。熱海集落の温泉神社から倉戸山を経由して鷹ノ巣に登るルートだったが、落ち葉が積もっていてトレイルは判別不能でなおかつ急斜面ということで下山時なら間違いなく迷っていただろう。このときは下山は石尾根から奥多摩駅だったので特に問題はなかったが。また、倉戸山にはクマが住み着いており、かの大クライマー山野井氏が以前クマに襲われた場所でもあるが当時そんなことも知らずにクマ注意の看板を何も思わず鈴も持ってなかった。
高尾あたりの緊張感ゼロでもまず事故が起きないような場所とは違い、2000メートル級の山であることを考えればそれなりの準備と装備が必要である。コースについて熟知しているのでなければ防寒具と地図・コンパス、ライト、サバイバルブランケット、救急用品ぐらいは必須である。また、道迷いが大きなリスクとなり得るので地図とコンパスは持っているだけでなく適切に使って自分の現在地を常に把握しなければならない。特に、自分の現在地が正しいコース上にいることは120%の自信を持っておく必要があると思う。100%の自信が持てなければその場で地図を確認すべきだし、自信が80%以下になればすぐに引き返すくらいの心つもりでいるべきと思う。
一般的に2000メートル級の山からの下山は、当然のことながら道迷いのリスクが大きい。下りでは誤った尾根に迷い込めば徐々に進路から外れあさっての方向へといつのまにか進んで気がつけば崖ということ状況が往々にしてある。とにかく道迷いの不安があるときは下らずに上るべきというのは山の基本中の基本である。バスの時刻など下山を焦ってたなどの理由があるのかは分からないが、迷っているときに下るというのは最低なことである。見晴らしのいい尾根まで上って位置確認をするのが常識である。今回の事故に限らず、登山者が下山時によく遭難するのは位置確認をろくにせず下ったあげくに体力が尽きて上り返すこともできなくなるというパターンが多い。それでも後を絶たないのは知識の欠如と言わざるを得ない。避けられる事故と避けられない事故があるならば間違いなくこれは前者に該当するだろう。避けられる事故は、避けないといけない。
ゴールデンウィークに丹沢の蛭が岳付近で大会でも上位に入るトレイルランナーが亡くなっている。原因は強風でヤセ尾根から吹き飛ばされたこと。恐らく初めての体験になすすべもなく事故に至ってしまったのだろう。狭い道で強い風がキケンなのは当たり前なので強風が尾根に吹いていれば速やかに下山するか山小屋に避難するべきである。風と雷は遮蔽物のない稜線上では大変危険である。この件の場合も詳しくは知る由もないが、悪天候時のエスケープルートなどコース設定に無理があったのかと思う。キタタン等のレース仕掛人の野崎氏も述べているが山地図で線を引くだけのようなコースを設定してはいけない(氏のレースがアップダウンがあろうとも引かれた線を基にした激しい設定になっているのはいかがと思うが)。熟知している山以外ではヤセ尾根/薮などトレイルの状況も分からないのでくれぐれも無理のないコースである必要がある。
トレラン人口が増えるにつれ死亡事故も残念ではあるが確実に増えると思う。1000メートル以下の山と1500〜2000メートルの山、2500メートル以上の山で考慮すべきリスクが異なるにも関わらず走ったら「トレイルランニング」として一括りになっていることも問題であると思う。そして何よりもトレラン関連の本・雑誌・ホームページには安全管理に関わる内容が少ない。書いてあるのは杓子定規的なことでリアリティに欠ける。当然のことながらトレイルランニングの楽しみを紹介をするのがメディアの役割なので危険性ばかり列挙しては新しく始めようと人が躊躇してしまう原因となるが、安全に関する内容は本当は一番重要なところである。起きてしまった事故を他人事と思って済ませてはいけない。山を走る限り、次に事故に遭うのは自分かもしれない。
ネガティブなことばかり書いても仕方ないので、最後に、危険があるのになぜ山を走るか?それは楽しいから、爽快だから、気持ちいいから、絶景に出会えるから、山でしか見れない動植物を見れるから、、、理由は有り余るほどあると思う。
雲取山には鴨沢から往復で1度しか行ったことがないが、メジャーなコースは人が多数通るので踏み跡もはっきりしていてまず道迷いはあり得ないだろう。どのコースで迷ったのかは知りようもないが、たしかにトレランを始めてすぐの頃に同じ山域の鷹ノ巣山に行ったときに遭難の不安を感じたことはある。熱海集落の温泉神社から倉戸山を経由して鷹ノ巣に登るルートだったが、落ち葉が積もっていてトレイルは判別不能でなおかつ急斜面ということで下山時なら間違いなく迷っていただろう。このときは下山は石尾根から奥多摩駅だったので特に問題はなかったが。また、倉戸山にはクマが住み着いており、かの大クライマー山野井氏が以前クマに襲われた場所でもあるが当時そんなことも知らずにクマ注意の看板を何も思わず鈴も持ってなかった。
高尾あたりの緊張感ゼロでもまず事故が起きないような場所とは違い、2000メートル級の山であることを考えればそれなりの準備と装備が必要である。コースについて熟知しているのでなければ防寒具と地図・コンパス、ライト、サバイバルブランケット、救急用品ぐらいは必須である。また、道迷いが大きなリスクとなり得るので地図とコンパスは持っているだけでなく適切に使って自分の現在地を常に把握しなければならない。特に、自分の現在地が正しいコース上にいることは120%の自信を持っておく必要があると思う。100%の自信が持てなければその場で地図を確認すべきだし、自信が80%以下になればすぐに引き返すくらいの心つもりでいるべきと思う。
一般的に2000メートル級の山からの下山は、当然のことながら道迷いのリスクが大きい。下りでは誤った尾根に迷い込めば徐々に進路から外れあさっての方向へといつのまにか進んで気がつけば崖ということ状況が往々にしてある。とにかく道迷いの不安があるときは下らずに上るべきというのは山の基本中の基本である。バスの時刻など下山を焦ってたなどの理由があるのかは分からないが、迷っているときに下るというのは最低なことである。見晴らしのいい尾根まで上って位置確認をするのが常識である。今回の事故に限らず、登山者が下山時によく遭難するのは位置確認をろくにせず下ったあげくに体力が尽きて上り返すこともできなくなるというパターンが多い。それでも後を絶たないのは知識の欠如と言わざるを得ない。避けられる事故と避けられない事故があるならば間違いなくこれは前者に該当するだろう。避けられる事故は、避けないといけない。
ゴールデンウィークに丹沢の蛭が岳付近で大会でも上位に入るトレイルランナーが亡くなっている。原因は強風でヤセ尾根から吹き飛ばされたこと。恐らく初めての体験になすすべもなく事故に至ってしまったのだろう。狭い道で強い風がキケンなのは当たり前なので強風が尾根に吹いていれば速やかに下山するか山小屋に避難するべきである。風と雷は遮蔽物のない稜線上では大変危険である。この件の場合も詳しくは知る由もないが、悪天候時のエスケープルートなどコース設定に無理があったのかと思う。キタタン等のレース仕掛人の野崎氏も述べているが山地図で線を引くだけのようなコースを設定してはいけない(氏のレースがアップダウンがあろうとも引かれた線を基にした激しい設定になっているのはいかがと思うが)。熟知している山以外ではヤセ尾根/薮などトレイルの状況も分からないのでくれぐれも無理のないコースである必要がある。
トレラン人口が増えるにつれ死亡事故も残念ではあるが確実に増えると思う。1000メートル以下の山と1500〜2000メートルの山、2500メートル以上の山で考慮すべきリスクが異なるにも関わらず走ったら「トレイルランニング」として一括りになっていることも問題であると思う。そして何よりもトレラン関連の本・雑誌・ホームページには安全管理に関わる内容が少ない。書いてあるのは杓子定規的なことでリアリティに欠ける。当然のことながらトレイルランニングの楽しみを紹介をするのがメディアの役割なので危険性ばかり列挙しては新しく始めようと人が躊躇してしまう原因となるが、安全に関する内容は本当は一番重要なところである。起きてしまった事故を他人事と思って済ませてはいけない。山を走る限り、次に事故に遭うのは自分かもしれない。
ネガティブなことばかり書いても仕方ないので、最後に、危険があるのになぜ山を走るか?それは楽しいから、爽快だから、気持ちいいから、絶景に出会えるから、山でしか見れない動植物を見れるから、、、理由は有り余るほどあると思う。
少々日が経ったが先週金曜に富士登山競走5合目コースに参加。2時間20分弱でゴールして来年以降の山頂コースの切符をゲットした。このペースでは山頂コースの場合5合目関門がきわどいというところなので到底山頂にはたどり着けないだろう。しかも涼しくて走り易1日だったので来年以降暑くなった場合はまた別のレースとなる。
今回は前泊の宿も大会のエントリー時より抑えていたが、前日の仕事が遅くなることが分かり、数日前にキャンセル。結局朝早く起きて車で向かうという選択になる。それでも4時頃に起きて5時に予定通り出発。富士吉田まで道路は快調そのもので6時半過ぎには駐車場に着いた。東名で向かったが厚木の手前、大和あたりから富士山がきれいに見え、現地に近づくにつれどんどん大きくなっていくのが運転中ずっと見れていたのでテンションも俄然上がってくる。天気も涼しくて走るには絶好のコンディションである。
5合目コースはロード区間が大半なのでシューズはロードレースでいつも履くアディゼロで出走。周囲はランシューとトレイルシューズの比が6:4といったところか。山頂コースは山の部分が多いのでまた違った傾向になるだろう。
会場内で出走の準備を終えてウロウロしていたら市庁舎内でIさんと偶然お会いし、時間も近づいてきていたので一緒に荷物を預けに行く。会場に戻ったらスタートの列に参加者が並び始めているところだった。さらに並んでいるところをUさんから声をかけられる。速い2人と一緒にかなり前のほうからスタートするのは気が引けるところもあったが、序盤はコース幅も広いし全体の流れもゆっくりだろうということでまあいいかと思った。ここで問題が…トイレにちょっと前に行ったばかりというのにまたトイレに行きたくなってくる。しかし今更列から出るのもイマイチなのでそのままスタートを迎える。
これ以上膀胱を刺激しないようにマイペースでゆっくり走るが結構刺激がくる。完全にコース脇にトイレがないか探すモードだった。第一エイドの神社のところでようやくトイレを見つけたのでようやくすっきりする。この間かなりの人数に抜かれたようだ。ここから中の茶屋までは走りきったが、途中でやや失速し、抜く一方だったのがちょっと前に抜いた人に抜かれるようになる。さらにここから先、馬返しまでは上りもキツくなってきたのでほとんど歩いた。基本的に走る速度が落ちてきて、その速度が歩くのと同等と感じたら即歩きに切り替えている。
馬返し到着が1時間15分、1時間前後は狙えるなんて勘違いしていたがこの時点で残り5km(実際はもっと短い)と思っていたのでかなりの危機感を覚える。馬返しから先、登山道の区間で全体のペースが落ちてきてさくさく抜けるようになる。本来、上りは一番苦手であるが山慣れしていない参加者が多いのか意外な結果である。とにかく、富士登山競走は会社員であれば休暇取得が必須となる出るためにもハードルのあるレースであり、何度も出たくないので今年2時間半でゴールできなかったらもう出るのは止めようと思いながら走った(歩いた)。
高度計の累積高低を見て↑1400mがゴールのはずということでゴールの時間を随時予想する。3合目に着いた辺りで2時間半を切れそうだと確信。ラストは徐々にペースを上げて行き、最後の直線は例のごとく猛ダッシュ。山頂コースの条件である2時間半は終わってみれば意外と楽に取ることが出来た。しかし、山頂にたどり着くにはあと10分早く五合目にたどり着く必要がある。トイレロスが1分半はあったが、他の要素でも10分早くゴールするためには走力を上げて全体的な底上げをしないと厳しい。
ゴールからは天気がよかったので富士吉田のスタートからゴールまでの道もよく見えたし、山中湖もばっちり、非常に良い眺めだった。下山後に会場で食べた吉田うどんがおいしかった。その後は紅富士の湯につかり、東京へと帰る。紅富士の湯もレース参加者が多かった。より建物の雰囲気がいい石割りの湯にしておくべきだったか。このレースでは参加賞としてエコバッグとタオルをもらったがどちらも実用的なのがうれしい。
富士山は眺めもいいし楽しいエリアである。今年はあと何回足を運ぶことか。。。
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hh*
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男性
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