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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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震災の影響でスポーツや音楽等各種大型イベントの中止が相次いでいる。被災地ではもちろん、関東でも停電や電車運行の問題があり、なかなか参加者の安全・交通手段確保も難しいので仕方ない。こんな状況なのでイベントは大いに開催して盛り上がる事が復興につながるという考え方もあるが、それ以上に世間の沈滞ムードが大きいようだ。

そうした中で本日パワースポーツから発表があり奥久慈トレイル50kが中止ではなく、延期で6/5を予定しているとのこと。奥久慈のある北茨城は2発目の地震で震度6強に見舞われた地域であり、インフラが寸断しているとの情報も聞く。あまりにも津波の被害が大きかったため、そちらに報道の焦点もいっていて情報が入ってこないが決してダメージは小さくないはずだ。当然のことながら町の復旧やトレイルの安全確認にかかる時間を考えれば当初日程の開催は不可能のため中止と思っていた。目標レースとして去年から定めていたうちの一つではあったが、この震災の非常時の中そんな個人的なことはどうだっていいのでもはやあきらめていた。延期という判断には驚きとともに何としても開催しようと言う地元とパワースポーツの意気込みには頭が下がるばかりである。

2ヶ月間で地震から立て直し大会を開催するというのは相当な困難であると思うが、それだけのことをして舞台が用意されるのだから情けない走りをすることは許されない。しっかりとトレーニングを積んで準備したい。

他にも4月3日の青梅高水は開催とホームページで明言されており、同日のハセツネ30kも開催の方向でいるようだ。3月のイベントが軒並み中止となったことで参加予定者は走りたくてうずうずしているのだから大会が開催される事はありがたいことである。

青梅高水   4/3決行
ハセツネ30k 4/3開催の方向で検討中?→中止 (3月20日追記)
奥久慈50k   4/10→6/5延期予定


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房総丘陵トレイルレースに参加。養老渓谷スタートで鴨川近くの日蓮宗総本山、清澄寺がゴールのワンウェイ21キロのコース。今回が初参加ではあるが、ちょうど一年前トレイルランニングを始めて間もない頃に何も知らずに申し込んだ1泊2日の鏑木さんのセミナーがこれの試走会を兼ねていた。なかなかワイルドなコースで楽しかったのでぜひ今年は出ようと思っていた。このコースはゴールからスタートまでまともに戻るのが相当困難なワンウェイのため、大会のように荷物の搬送がある場でないとなかなか行きづらいのが難点である。

電車で行くと6時前に家を出る必要がある上に片道2500円は軽くかかるので、車で6時半過ぎに家を出る。アクアラインと高速の往復が2200円にガス代2000円で一人でも電車より安上がりな上に速い。今日は1時間半前に到着し、スタート出遅れの大失態を犯した三浦縦断の二の舞にはならないようにした。

タイムは3時間6分くらいでフィニッシュ。毎度のこととはいえ、終盤のロードで頑張りきれていない。今日の作戦は奥久慈を見据えてゆるゆるで行き、終盤の林道をぶちかます予定だったが、中間過ぎのエイドはまあまあその通りの展開だった。ところがエイドを過ぎて100メートルも行かないくらいのところで足を捻って、それ以降その逆足に負荷がかかり終盤は脚が攣るのを抑えるので精一杯だった。足を捻りさえしなければ3時間は確実に切れたと思うが、たらればを言っては仕方あるまい。

スタートからゆるゆるで行く予定だったので真ん中辺りに並び、超ゆるゆるペースでどんどん人に抜かされながらスタートした。このコースの中程の激下りでは必ず渋滞が起こるのでそこをいかにロスなく通過するかがポイントとなる。初トレランのような格好の人も多く、必ず中盤の激下りではビビってしまう人が多そうな嫌な予感がしたので一転して超ゆるゆるモードはやめてトレイルに入るまでは普通に走ることにした。これが大当たり。序盤の川沿いでは皆が律儀に飛び石を渡るため、川を渡る度に渋滞気味だった。さすがに川をじゃぶじゃぶと行くのは顰蹙なのでやらなかったが、いずれにしてもロード部分が遅い人ほど渋滞がひどくなっていただろう。渋滞の状況を見ながら常に足を休めつつ、突っ込みすぎず気をつけながら進む。川からロードへの上りで序盤のオーバーペースでバテた人を抜かしながら快調に、でも突っ込まないようして上る。アスファルトと砂利の林道は想像以上に長かったが、なるべく足を止めないようにして進む。

再びトレイルに入りエイドの手前にある激下りはほとんど待ちがなかったのでスムーズに通過できた。とはいえ前に人がいなければ気持ちよく下りれるが、他の人がいると時間を稼ぐことができない。エイドに到着したときにコーラが既に完売(全体の真ん中より前だったと思うが…)だったのは残念だったが、ここまで脚に大きな疲労もなく理想的な展開。そしてエイド通過でさあギアを入れようとした所で左足をぐきっ。しかも立てないくらい痛い。トレイルの脇で寝転びながら正直ここでリタイアしようか真剣に迷った。別にこのレースは楽しみにきたという側面が大きく、当面の目標は奥久慈だからダメージを悪化させることほど愚かなことはない。歩くのもままならない状況だったが残り全部歩いても完走できるだろうし、最後の林道は走れるか、ということでとりあえず足をひきずりながらリスタート。

どうせ足痛くて突っ込めなくなるから足も休まるかと思いきや、結局反対の右足が左足をかばっていたため、ゆるゆるモードとはいえ普段以上の負荷がかかっていたようで終盤は攣るのを抑えるので精一杯。狭いこのレースのトレイルでは足首に負荷がかけられないとなると全然スピードが出せずひたすら我慢の展開。ラストの林道はがんばりすぎると足が攣ってしまうためかなり辛かった。本当は中盤の林道以上のスピードで一気にスパートしたかったのたが。でも、最後の下りは例によって爆走してフィニッシュ。結局捻挫で痛んでいる間に抜かれた人はゴールまでに大体パスできたようだ。後半は我慢が続いたとはいえ、このコース自体渓谷を走って原生林を抜けて最後は海を眺めるという、房総の醍醐味が詰まった気持ちのいいコースである。タイムは余計なケガのロスのせいで満足はしていないが、最後は気持ちよく笑顔でフィニッシュできたと思う。

今回気になったのはマナーの問題。悲しいことだが、パワージェルの捨て殻を2つほど見かけた。今日の大会参加者のゴミでまず間違いないだろう。また、追い越しについて。このコースのトレイル部分は追い越しが不可能な狭いシングルトラックが続くため、基本的に速い人に道を譲らない限り渋滞が発生してしまう。5人くらいの電車ごっこになってる場面を何度も見かけたが、自分の前に人がいないときに後ろに追いつかれたら即譲るべきである。まあおとなしくくっついている方にも問題はあるが。前に5人もいるとその先頭の人には声をかけづらい。

また、今回は偶然前日にアートスポーツで見かけたハニースティンガーなるジェルを投入したが、これが大当たり。ハチミツベースの味で、他社のものがいかにもケミカルな感じがするのに比べたら口当たりがよい。特にハチミツ好きにとっては最高。これからどんどん使いたい。
表題の通り、4月に予定されていたトランス静岡が中止された。詳細は村越教授のブログに書いてあるが、所有者である県の許可が下りなかったのが原因だそうだ。結局の所は所有者にそもそものレースの会場として使用して許可するかの決定権がある。無論、今回の場合は県が所有ということで、私有地とは異なるので少々厳しい判断な気はするが、所有者の判断である以上は仕方あるまい。なお、所有者問題と関連してトレイル整備の難しさについて@koichi2000氏のブログでは現場の管理担当者の声に基づいて問題の根深さが指摘されている。
やはり、トレイルレースを開催するには色々とハードルが高いことが今回の件からもよくわかる。そもそも、トレイルランニングに関心がない人の土地で走る大会を行おうというのだから許可を得るには並大抵のことでない。当然のことながら、レースに出走する際には開催にこぎつけたという点では主催者には感謝すべきである。
ただし、いただけないのはやや見切り発車で大会の日程が決まりがちということからか。許可が下りてから、または確実に許可が下りる公算が取れてからでないと今回のようなことの原因になるわけだが。主催者の段取りにも問題があるかもしれないが、それ以上に何か、レース至上主義の雰囲気の中、よりハードな大会に飢えた参加者からの空気が主催者を急かしているような気がしてならない。準備不足で大会が行われて問題が起きるのは一番残念なパターンである。
数多くレースを主催されている方は、新規の大会を作るのもいいが、今ある大会をもっと魅力的にして長く続くようなことに重きをおくべきではないかと思う。大会は増えてきたようだが、それを根付いていくかはまだまだ分からない状況である。人気レースのクリック合戦など、まだ需要供給のバランスが取れていないという話もあるが、そもそも参加可能人数が少ない大会が多いからそれ自体は仕方ない。既存のレースの価値や魅力が高まって、所有者や地元からトレイルレースを誘致したいというようなバックグラウンドを整備することが今は重要なのではないか。
でないと、新規のレースができては長続きせずになくなり、残るのはトレイルランニングに対する悪い評判だけとなってしまう可能性もある。そうなると気ままに野山を走りに行くことがなかなかできなくなってしまう。

チームリガードのメンバーと房総トレランに行って来た。場所は清和県民の森付近で、安房高山を経由してぐるっと回り三郡山から北上して高宕山の手前で国道に降りる石川さんのハピトレ千葉コース。前回は不覚にも地図を持っていなかったため、途中で引き返すことになったが今回はちゃんと地形図とコンパスを装備した上で行ったので、迷ったらルート確認をしながら何とかハピトレのときには途中ショートカットしたコースを最後までまわることが出来た。途中ミスコースして断崖へまっしぐらという場面もあったが、比較的早くおかしいことに気づき、正しいルートに戻ることができた。無事に帰れたのは特にアルケアさんからのお目付け役N氏(途中から地図読みは一任していた)の大活躍によるところが大きい。

房総の山は100mの入り組んだ塀の上を行くようなコースなので地図とコンパスは必携である。しかも、大きなピークがなく同じような高さの稜線が入り組んでいるので、目印となるピークがなく現在地の特定が難しい。必ずナビゲーションができる人かルートを熟知した人と行動すべきだろう。あらためてこれだけ複雑なルートのコースで初心者も参加するハピトレをよく開催したなと思う。ハピトレの時にはなかった真新しい赤テープが至る所にあるが、これに大いに助けられた。というかこれなしでは戻れなかっただろう。最後ロードに出るところでこの日3組目くらいのハイカーさんに出会い、少しお話をする。房総周辺の山を歩きつくされているようだ。千葉ハピトレコースはトレイルランナーいないと思っていたが、それなりに見かけるようだ。ハイカーさんの持っている知識はマイナーなトレイルではかなり役立つので挨拶だけでなく、情報をいただけるように、積極的にコミュニケーションを取るように心掛けたい。

終了後は断崖を見ながら露天風呂につかり、アフターを行うべく都内へ戻る。鴨川など外房に出てシーフードを食べるということもできたが、やっぱりビールが飲みたかったのでなるべく家近くでということにして都内に戻ってからということになった。自由が丘で鳥料理をたらふく食べて大満足の一日だった。
トレイルは誰のものなのか?トレイルを走るならばこの問いに対して常に考える必要がある。走るため、またはレースのためのトレイルは基本的に存在しない。

公道や公園、競技場、河川敷で行われるロードレースの場合はコースの土地の所有者が明確である。トレイルはみんなのものなんて言ってしまえば簡単かもしれないが、当然のことながら誰かが所有している土地の上にあるのでそういうわけにはいかない。しかも県や市の土地だったり私有地だったりと様々である上に、誰の所有か明記されていることは少ない。実際、個人トレイルランナーには私有地立ち入り禁止とあったら入らないようにするぐらいしかできないだろう。

つい先日行われた三浦半島縦断トレイルレースもさまざまな批判を受けている。詳細なことはよく知らないのでここでは触れないが、コース中の鎌倉霊園にコースとして使う許可を取ってなかったこと、通行禁止のはずのところがコースになっていたことなどがあるようだ。特に、鎌倉霊園側の1回限りの特例措置として通行を認めたとか。それなりに楽しめたレースだったが、レースを行うためにすべき準備・手続きがなされないまま強行されていて、開催自体紙一重だったのだとしたら残念である。集団で不法侵入したと言われても反論ができない。許可が下りる前から告知・募集を開始しようとしていたあの100マイルレースと同様である。最終的に許可は取ったからといって、既成事実を先に作って断りにくい状況をつくるというのは最低なやり方には違いない。しかもあれの場合やっかいなのは富士山周辺に点在する国防関係の敷地が絡むこと。そもそもそんな場所のコースを綿密に調査できているわけないし(調査できていたとしたら安全保障上驚きとしかいいようがない)、本番含めコースの詳細が明かされるかどうか。普通は入れない敷地なのだから別に詳細な図を出す必然性もない。

レースでなくても、夜間利用禁止と明記されている横浜の三保市民の森や新治市民の森で堂々とナイトトレイルランニングをやっている団体もある。市民の森はすべてが横浜市の土地というわけではなく森を市民に開放している善意の私有地の集合体でもあるのに。

主催者がまともかどうかを判断するなんて難しいかもしれないが、所有者や近隣への許可・告知が不十分なレース・イベントが行われるほどトレイルランニングに対する風当たりが確実に強くなる。それまで善意で開放されていたトレイルも通行禁止となるかもしれない。神流や、キタタンをはじめ野崎氏プロデュースの大会のように、地元が主体的にやっているような大会であればまず信頼をおけるのだが…

トレイルは所有者がいてそれぞれ利用にはルールがある。トレイルを走るということは、ただでさえ誰かの土地に土足で踏み入れていることでもあるので、今後お断りと言われないようにしないといけない。

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