トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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毎度のことながら自分の出たレースリザルトの分析。みたけはゴールタイムだけなのでヒストグラムを示す。棒グラフはその時刻から5分後までにゴールした人数、折線はその時刻までにゴールした人数の完走者に対する割合である。さすがに参加者の多いレースでなおかつ距離が短く時間差がつかないため、5分刻みだと100人近くゴールしている時間帯もある。
大体はきれいな形だが、特徴としては1時間35分~1時間45分にピークが一度あること、1時間50分~2時間10分の間にかたまっていることがいえる。とはいえ、タイムオーバーも入ればきれいな正規分布である。1時間35分以内にゴールした人はそこそこのレベルにあるといえるだろう。今回はこの辺に収まることをもくろんでいたが、程遠いタイムだったし、レース前に公言していない以上はどうしようもない。
みたけのトレイルレースはコース途中にロックガーデンなど心和むようなところもあるが、何しろスピードレースなので楽しむ余裕がないのがつらいところである。したがって、タイム狙いのレースとなってしまうのは仕方ない。また、最初の坂で大体勝負がついて、後の部分ではさほど大きな差がつかないのも特徴である。坂を走りきる走力に自信がある人とトレイルレースに初めて出場する人にはまあまあのレースかもしれないが、レースとしての絶対的な面白みにかけている。834人完走で出走は900人前後ということだが、DNSが続出したせいか数字だけ見ると参加者が意外と少ないという印象もある。シーズン締めくくりという意味ではいいが、来年も出るかというとかなり微妙。
ただ、表彰式後のじゃんけん大会はいるだけで何かもらえるのでレース後も暇なら顔を出す価値はある。
大体はきれいな形だが、特徴としては1時間35分~1時間45分にピークが一度あること、1時間50分~2時間10分の間にかたまっていることがいえる。とはいえ、タイムオーバーも入ればきれいな正規分布である。1時間35分以内にゴールした人はそこそこのレベルにあるといえるだろう。今回はこの辺に収まることをもくろんでいたが、程遠いタイムだったし、レース前に公言していない以上はどうしようもない。
みたけのトレイルレースはコース途中にロックガーデンなど心和むようなところもあるが、何しろスピードレースなので楽しむ余裕がないのがつらいところである。したがって、タイム狙いのレースとなってしまうのは仕方ない。また、最初の坂で大体勝負がついて、後の部分ではさほど大きな差がつかないのも特徴である。坂を走りきる走力に自信がある人とトレイルレースに初めて出場する人にはまあまあのレースかもしれないが、レースとしての絶対的な面白みにかけている。834人完走で出走は900人前後ということだが、DNSが続出したせいか数字だけ見ると参加者が意外と少ないという印象もある。シーズン締めくくりという意味ではいいが、来年も出るかというとかなり微妙。
ただ、表彰式後のじゃんけん大会はいるだけで何かもらえるのでレース後も暇なら顔を出す価値はある。
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年内のレースはすべて終わった。みたけを走り終えて、全くといっていいほど筋肉痛がない。短距離なので後先考えず突っ込むべきところを、温存しようとして全力を出し切れてなかったのかもしれない。最初のロードの上りを上りきってからはほとんど数珠つなぎだったので、最初に頑張らないと全力を出し切れない。そういう意味では淡々とこなしたレースという感じがする。ヤマケンさんのように全力を出しきっても笑顔でゴールすること、そういうレースができれば素晴らしいと思う。
今思えば今年のコンディションは道志村が最高潮(レース自体は序盤で脚を使いすぎて結果はダメだったが)でその後はトレーニング不足、ケガ等々で徐々に走力も落ち、初めてのフルマラソンは半分ちょっとしか走りきれずという状況だった。出場レースも5月の道志村が最難関で、確かに他のどのレースも完走できるという自信にはつながったが、それらのレースへ向けた目標設定があいまいになってしまったことも事実である。道志村は頑張らないと完走できないという危機感から尻に火がついていたが、他のレースは自分で設定した目標タイムとの闘いである。そういう意味では青梅高水15kぐらいしか思い通りのタイムにはなっていない。優勝目指すトップランナー、完走めざすビギナーと違って初中級レベルの場合は自分でゴールタイムの目標を設定できることがレベルアップの鍵を握っていると思う。もちろん目標が低すぎては成長できないし、高すぎると達成できないだけである。来年は奥久慈、UTMF、信越五岳と今の実力では到底完走も難しそうなレースに多数出る予定なので初心に戻り謙虚に完走を目標に頑張るか。
昨日のみたけもいい天気で止まっていると寒いものの、走りやすい一日だった。今年出たレースはロードも含め、曇りだった青梅高水を除いてすべてが快晴と天気には非常に恵まれていた。しかし、来年出る10時間、もしくは20時間、40時間のレースではずっと好天とは限らないし、夜間の防寒対策も必要となるだろう。でも、装備はもちろん準備するが、この晴ればかりの流れが続くことに期待しよう。
今年のレースが終わるといっても、個人的には湘南国際マラソンが今シーズン最後のレースである。そこに向けてもう一度鍛えなおすため、1ヶ月半で以下の3つを実施する。年内に二つ、年明けすぐに1つといったところか。
・8時間耐久トレイルLSD
・耐久峠走(ヤビツ辺り?)
・多摩川100K耐久ラン
ちなみに100マイルを走るには週1回8時間トレイルがいいそうだ。まあ、週1回は難しいと思うが、月1回ぐらいずつやっていくと着実に強くなるかもしれない。しばらく筋トレにも行ってないのでそちらもぼちぼちと始める必要がある。走るだけでは効率的なトレーニングではない。どうも11月から週末はイベント続きだったのでトレランはたくさん満喫できたが、トレーニングにはなっていなかった。
レースの話ばかり書いたが、トレイルランニング=トレイルレースではないという考えには全面的に賛成である。そもそも自然の中を走ることを楽しむのがトレイルランニングなのだから、人と競い合う必然性は全くない。しかし、一方でトレーニングをして走力を上げるとトレイルランニングの楽しみが増すことも間違いがない。辛い思いをして上ったり、怖い思いをして下ったりが楽しいという人はいないと思うが、トレーニングによってそれを少しでも緩和することができる。レースで目標を持つことも、トレーニングの成果を出すためには効果的だし、何よりたくさん人が集まるレースでは色々な情報交換ができる。なので、来年もレースにはちょくちょく出るし、トレーニングもちゃんとやっていこうと思う。
今思えば今年のコンディションは道志村が最高潮(レース自体は序盤で脚を使いすぎて結果はダメだったが)でその後はトレーニング不足、ケガ等々で徐々に走力も落ち、初めてのフルマラソンは半分ちょっとしか走りきれずという状況だった。出場レースも5月の道志村が最難関で、確かに他のどのレースも完走できるという自信にはつながったが、それらのレースへ向けた目標設定があいまいになってしまったことも事実である。道志村は頑張らないと完走できないという危機感から尻に火がついていたが、他のレースは自分で設定した目標タイムとの闘いである。そういう意味では青梅高水15kぐらいしか思い通りのタイムにはなっていない。優勝目指すトップランナー、完走めざすビギナーと違って初中級レベルの場合は自分でゴールタイムの目標を設定できることがレベルアップの鍵を握っていると思う。もちろん目標が低すぎては成長できないし、高すぎると達成できないだけである。来年は奥久慈、UTMF、信越五岳と今の実力では到底完走も難しそうなレースに多数出る予定なので初心に戻り謙虚に完走を目標に頑張るか。
昨日のみたけもいい天気で止まっていると寒いものの、走りやすい一日だった。今年出たレースはロードも含め、曇りだった青梅高水を除いてすべてが快晴と天気には非常に恵まれていた。しかし、来年出る10時間、もしくは20時間、40時間のレースではずっと好天とは限らないし、夜間の防寒対策も必要となるだろう。でも、装備はもちろん準備するが、この晴ればかりの流れが続くことに期待しよう。
今年のレースが終わるといっても、個人的には湘南国際マラソンが今シーズン最後のレースである。そこに向けてもう一度鍛えなおすため、1ヶ月半で以下の3つを実施する。年内に二つ、年明けすぐに1つといったところか。
・8時間耐久トレイルLSD
・耐久峠走(ヤビツ辺り?)
・多摩川100K耐久ラン
ちなみに100マイルを走るには週1回8時間トレイルがいいそうだ。まあ、週1回は難しいと思うが、月1回ぐらいずつやっていくと着実に強くなるかもしれない。しばらく筋トレにも行ってないのでそちらもぼちぼちと始める必要がある。走るだけでは効率的なトレーニングではない。どうも11月から週末はイベント続きだったのでトレランはたくさん満喫できたが、トレーニングにはなっていなかった。
レースの話ばかり書いたが、トレイルランニング=トレイルレースではないという考えには全面的に賛成である。そもそも自然の中を走ることを楽しむのがトレイルランニングなのだから、人と競い合う必然性は全くない。しかし、一方でトレーニングをして走力を上げるとトレイルランニングの楽しみが増すことも間違いがない。辛い思いをして上ったり、怖い思いをして下ったりが楽しいという人はいないと思うが、トレーニングによってそれを少しでも緩和することができる。レースで目標を持つことも、トレーニングの成果を出すためには効果的だし、何よりたくさん人が集まるレースでは色々な情報交換ができる。なので、来年もレースにはちょくちょく出るし、トレーニングもちゃんとやっていこうと思う。
年内最終戦のみたけトレイルに出てきた。チームリガードとしての参加。といってもタイツがきつかったのでタイツは着用せず、ソックスを使用。試走の雰囲気から1時間40分はかからないと思ったが、1時間50分を切るのがやっと。下りの渋滞にはまり、大幅にタイムロスしたが、それを差し引いても1時間40分は切れていないだろう。現状の実力からいくとこんなものか。おんたけスカイのようなテクニカルなレースに出てるとみたけの下りは屁のようなものだが、如何せん参加人数が多いので渋滞は致し方ない。最後の石段のところで仲間にあおられたので1段飛ばしで上って心拍maxでゴール。その後は煽りに加わって上ってくる人とひたすらハイタッチして、チームリガードメンバー全員の通過を見届ける。
ランシューで今回は出場したが、ロードの上りを走りきる走力がないとそんなにメリットはない。フラットな部分は軽い分走りやすかったが。今回のコースは下りらしい下りがほとんどないのでよかったが、グリップ力を考えるとテクニカルなコースでは絶対無理。
レース後は風呂に入って食事をして閉会式に出た。じゃんけん大会で肝心なところで勝てず、ゲットしたのはエンライテンの3個パック(賞味期限切れ)。無駄にパワージェルを大人買い(20個!)しておまけでパワーバーを10個もらう。コストパフォーマンスは素晴らしいが、パワーバーはなかなか消費できないのでこれだけもらうとやや微妙。すべては奥久慈とUTMFに投下するしかないか。
帰りは立川で焼肉をつついて反省会。それでも19時半には帰宅。なんだかすごく長い1日の気がする。早く終わるというのがショートレースならではの特徴か。
これからの忘年会シーズン走力が落ちる一方かもしれないが、来年の各レースに向けてクリスマス明けからトレーニングをする予定。特にUTMFが完走できるように、少しずつ地道にトレーニングしていかなくては。
ランシューで今回は出場したが、ロードの上りを走りきる走力がないとそんなにメリットはない。フラットな部分は軽い分走りやすかったが。今回のコースは下りらしい下りがほとんどないのでよかったが、グリップ力を考えるとテクニカルなコースでは絶対無理。
レース後は風呂に入って食事をして閉会式に出た。じゃんけん大会で肝心なところで勝てず、ゲットしたのはエンライテンの3個パック(賞味期限切れ)。無駄にパワージェルを大人買い(20個!)しておまけでパワーバーを10個もらう。コストパフォーマンスは素晴らしいが、パワーバーはなかなか消費できないのでこれだけもらうとやや微妙。すべては奥久慈とUTMFに投下するしかないか。
帰りは立川で焼肉をつついて反省会。それでも19時半には帰宅。なんだかすごく長い1日の気がする。早く終わるというのがショートレースならではの特徴か。
これからの忘年会シーズン走力が落ちる一方かもしれないが、来年の各レースに向けてクリスマス明けからトレーニングをする予定。特にUTMFが完走できるように、少しずつ地道にトレーニングしていかなくては。
来年5月の100マイルレース(UTMF)の事前懇談会に参加しに渋谷のゴールドウィン本社に行ってきた。大橋ジャンクションの方から砦ラーメンなどなつかしい店を眺めながら相変わらず地下の高速工事をやっている山手通りを歩く。この辺りを含め、松濤から渋谷へと抜ける道は昔よくぶらぶらしていたエリアだが、確実に街は変わりつつある。会場には3分ほど前に着いたが既に満席で立ち見に。知っている顔がちらほらと色々な所に座っている。よく晴れて出かけるのに最高な土曜日、こんなところに来ている場合か?どうせ情報はそのうち分かるのだから。端の方には先週のトレラン紀行でお世話になった鏑木さんと六花先生がスタンバイしている。鏑木さんの奥さんの菜々子さんの姿も。
見知ったことは冗長に書くが、冒頭でイメージ映像が流される。著名な登山家の方がこの大会への期待をコメントをしていた。大自然の中で湖、森、里山、火山灰の多様で豊かなトレイルを走りながら富士山を周るという旅は人間の限界への挑戦ですばらしい経験になると。また富士山をバックに果てしない草原を走っている映像が印象的だったがコースのどこかに含まれているのだろうか。大会のシンボルマークも上がっており、リボンが真ん中に富士山をかたどるように折り返されているような形。リボンは4色で太陽と湖、森、岩(灰)を示している。
その後は大会の概要説明。これまでにネットに流れていたウワサを実行委員が追認するような感じだった。鏑木さんや六花先生がこの大会の構想の経緯やここにかける想いを語る。目新しい話は、具体的な累積高低(8000m)やショートレースの名前(STY)と距離(70km)が発表されたことぐらい。ショートレースはさして魅力がない感じがしたが、フルと同じだけの人数を募集すると強気。UTMBの場合はCCCがコースのおいしい(絶景ポイント等)ところを取ったような感はあるが、UTMFに関しては、樹海など魅力的なところはSTYと合流する前半部にあると思われる。鏑木さんの意見としても完走できなくてもUTMFフルレースに挑戦して3年掛かりでゴールにたどり着くような気持ちで参加して欲しいとのこと。ハーフコースを何回走ろうともフルで100マイル走ったときに味わう感動はわからないからという理由である。
懇談会と称しつつそれほど意見交換の時間は取られていなかったが、ストックの使用の可否といった妙に具体的なものから、海外へのPRやボランティアへの仕事の割り振り方(48時間にわたるレースなので数回の交代が必要)といった大会の運営に対するコメント・意見が出ていた。大会への参加がクリック戦争になって困難なのではという意見も出ていたが、少なくとも今年は絶対にありえないので大丈夫である。そもそもトレランの競技人口がそんなに多くないし、トレランの大会としては史上最大規模、史上最長、史上最高額の参加料、そして平日スタートで最長48時間、そもそも気軽にエントリーできる状況ではない上に募集人数も強気にたっぷりあるのだから。参加料について突っ込んでみたが、まあ想定の範囲内といった感じ。信越よりは高いが、何とか出せないことはないといったところだ。
とりあえずエントリーはしようと思うが、まだまだ運営面においてはすべてにおいて納得のいく説明はまだなされていない。結局のところ”こちら”サイドから見た100マイルレースの素晴らしさ、必然性はよく語られていたが、地元住民に受け入れられるようなレースをどう作っていくのかという具体的な説明はない。事務局には箱根で苦い経験をされた方もいるのでそれを教訓にトレイルレースの土壌作りにはかなり労力をささいでいるようではあるが。激走モンブランを見る限り、UTMBの素晴らしいところは、山を抜けると集落があって地元の人が温かく迎えてくれる、それの繰り返しというところにあるように思える。しかし、それは集落という点がトレイルで結ばれているヨーロッパだからできることである。日本の場合は昔から街道沿いに連続的に街が形成されてきていて、その街道は現在は国道となっている経緯があるので、トレイルで集落が結ばれているというような場所は少ない。ああいう形のレースを期待できないのは仕方ないが、地元住民に受け入れられること、愛されることというのは絶対に必要である。
多数の市町村にまたがるレースである以上、受け入れ側の温度差があるのは当然であるが、積極的でない地域にどうやって浸透させるのかが非常に重要であり、そのためには100マイルレースをここで行うことの必然性を納得してもらう必要がある。残念ながら、河口湖や山中湖といった観光産業の確立しているエリアにおいては必然性のPRはなかなか難しい。神流のように過疎化・高齢化にあえぐ町とは根本的にコンテクストが異なるので活性化ということにもあまりつながらない。そもそもチャレンジ富士五湖や富士登山競走、河口湖マラソン、山中湖ロードレースといった恒例行事もすでにあるし。
このレースの必然性は、私見としては山を160キロも走る変な集団をきっかけに地元の人がもっと地元の森に興味をもつことができるかな、ということである。森や山に関わる仕事をしていない限り、意外と自分の家の近くであっても森にも山にも興味もなく、よく知らない場合が多い。神流でもそうだったようである。東京育ちの私が東京タワーに一度も上ったことはないのと同様である。その程度の人間が偉そうなことを言う資格はないのでスカイツリー完成前には、というか今年中に行こうと今ここで決意。自分の住んでいる場所の魅力を再発見すること、これは非常にすばらしいことであり、それによってまた自分の住んでいるところへの愛着が増していく。それを通じてコミュニティの再生や他の新しいアクティビティの創出につながり、ポジティブなスパイラルが始まるのであれば最高である。
レースまであと5ヶ月。今年の信越を見に行ったときの興奮から日本にはこれほどいいレースはないと思ったが、それ以上のものが期待できそうである。来年の目標は奥久慈→信越で行こうと思ったが、これにUTMFを加えて3大目標として掲げよう。まずは奥久慈を確実に完走しないと他2つには太刀打ちできないので、1月に湘南国際が終わった後は4月へ向けてトレーニングだな。
見知ったことは冗長に書くが、冒頭でイメージ映像が流される。著名な登山家の方がこの大会への期待をコメントをしていた。大自然の中で湖、森、里山、火山灰の多様で豊かなトレイルを走りながら富士山を周るという旅は人間の限界への挑戦ですばらしい経験になると。また富士山をバックに果てしない草原を走っている映像が印象的だったがコースのどこかに含まれているのだろうか。大会のシンボルマークも上がっており、リボンが真ん中に富士山をかたどるように折り返されているような形。リボンは4色で太陽と湖、森、岩(灰)を示している。
その後は大会の概要説明。これまでにネットに流れていたウワサを実行委員が追認するような感じだった。鏑木さんや六花先生がこの大会の構想の経緯やここにかける想いを語る。目新しい話は、具体的な累積高低(8000m)やショートレースの名前(STY)と距離(70km)が発表されたことぐらい。ショートレースはさして魅力がない感じがしたが、フルと同じだけの人数を募集すると強気。UTMBの場合はCCCがコースのおいしい(絶景ポイント等)ところを取ったような感はあるが、UTMFに関しては、樹海など魅力的なところはSTYと合流する前半部にあると思われる。鏑木さんの意見としても完走できなくてもUTMFフルレースに挑戦して3年掛かりでゴールにたどり着くような気持ちで参加して欲しいとのこと。ハーフコースを何回走ろうともフルで100マイル走ったときに味わう感動はわからないからという理由である。
懇談会と称しつつそれほど意見交換の時間は取られていなかったが、ストックの使用の可否といった妙に具体的なものから、海外へのPRやボランティアへの仕事の割り振り方(48時間にわたるレースなので数回の交代が必要)といった大会の運営に対するコメント・意見が出ていた。大会への参加がクリック戦争になって困難なのではという意見も出ていたが、少なくとも今年は絶対にありえないので大丈夫である。そもそもトレランの競技人口がそんなに多くないし、トレランの大会としては史上最大規模、史上最長、史上最高額の参加料、そして平日スタートで最長48時間、そもそも気軽にエントリーできる状況ではない上に募集人数も強気にたっぷりあるのだから。参加料について突っ込んでみたが、まあ想定の範囲内といった感じ。信越よりは高いが、何とか出せないことはないといったところだ。
とりあえずエントリーはしようと思うが、まだまだ運営面においてはすべてにおいて納得のいく説明はまだなされていない。結局のところ”こちら”サイドから見た100マイルレースの素晴らしさ、必然性はよく語られていたが、地元住民に受け入れられるようなレースをどう作っていくのかという具体的な説明はない。事務局には箱根で苦い経験をされた方もいるのでそれを教訓にトレイルレースの土壌作りにはかなり労力をささいでいるようではあるが。激走モンブランを見る限り、UTMBの素晴らしいところは、山を抜けると集落があって地元の人が温かく迎えてくれる、それの繰り返しというところにあるように思える。しかし、それは集落という点がトレイルで結ばれているヨーロッパだからできることである。日本の場合は昔から街道沿いに連続的に街が形成されてきていて、その街道は現在は国道となっている経緯があるので、トレイルで集落が結ばれているというような場所は少ない。ああいう形のレースを期待できないのは仕方ないが、地元住民に受け入れられること、愛されることというのは絶対に必要である。
多数の市町村にまたがるレースである以上、受け入れ側の温度差があるのは当然であるが、積極的でない地域にどうやって浸透させるのかが非常に重要であり、そのためには100マイルレースをここで行うことの必然性を納得してもらう必要がある。残念ながら、河口湖や山中湖といった観光産業の確立しているエリアにおいては必然性のPRはなかなか難しい。神流のように過疎化・高齢化にあえぐ町とは根本的にコンテクストが異なるので活性化ということにもあまりつながらない。そもそもチャレンジ富士五湖や富士登山競走、河口湖マラソン、山中湖ロードレースといった恒例行事もすでにあるし。
このレースの必然性は、私見としては山を160キロも走る変な集団をきっかけに地元の人がもっと地元の森に興味をもつことができるかな、ということである。森や山に関わる仕事をしていない限り、意外と自分の家の近くであっても森にも山にも興味もなく、よく知らない場合が多い。神流でもそうだったようである。東京育ちの私が東京タワーに一度も上ったことはないのと同様である。その程度の人間が偉そうなことを言う資格はないのでスカイツリー完成前には、というか今年中に行こうと今ここで決意。自分の住んでいる場所の魅力を再発見すること、これは非常にすばらしいことであり、それによってまた自分の住んでいるところへの愛着が増していく。それを通じてコミュニティの再生や他の新しいアクティビティの創出につながり、ポジティブなスパイラルが始まるのであれば最高である。
レースまであと5ヶ月。今年の信越を見に行ったときの興奮から日本にはこれほどいいレースはないと思ったが、それ以上のものが期待できそうである。来年の目標は奥久慈→信越で行こうと思ったが、これにUTMFを加えて3大目標として掲げよう。まずは奥久慈を確実に完走しないと他2つには太刀打ちできないので、1月に湘南国際が終わった後は4月へ向けてトレーニングだな。
初日の懇親会終了後、部屋飲みに混じろうかと思いつつ布団で寝転がっていたら、疲れていたせいかそのまま朝を向かえ5時半頃に目が覚める。8時前から朝食という時間のあるスケジュールだっため、もう少し寝ようかとも思ったが寝付けず、宿の付近を散歩。さすがに朝は寒く、駐車場の車は霜がおりて真っ白になっていた。学生時代に東海岸からハイウェイをぶっ放して落水荘に行った帰りに宿泊した朝にレンタル返却時間が迫った車を発進させることができず大いに焦ったのが懐かしい。
紅葉の過ぎ去った森は冬の訪れをひっそりと待っている。登山道の標識があったので竜ヶ岳に足慣らしがてら上ろうかと思ったが猟区の表示と寒かったことであきらめ宿に戻る。地図で確認すると竜ヶ岳へは2時間のコースなので朝の散歩で上るような場所ではなかった。部屋からは富士山から上る朝日を見ることができた。ちなみに竜ヶ岳頂上がダイヤモンド富士の見れるスポットらしい。
ヴィラ本栖の朝食は完全洋風スタイル。今回はちょっと優雅なトレラン紀行。朝食後すぐに準備をして出発。2日目は樹海を横切って、反対側へと周り精進湖登山道からスタート。途中対向車線で山梨県の駅伝大会をやっていて、先頭から最後尾まで見たが、先頭の人の躍動感、スピードに比べて後ろほど走りに力強さがなかった。信越五岳で感じたことだが、レースを定点観測して速い人と遅い人の違いを見るのはいい勉強になる。
まず初めに大自然の造形、本栖風穴を見に行く。大地を穿つ巨大な穴、中には横穴があり、数百メートル以上の長さがあるとか。こういった場所が樹海の中にはたくさんあるようだ。そこから樹海を走り本栖湖へと戻る。途中の東海自然歩道からは夏のOSJ西湖サマーキャンプで訪れたルートと合流する(OSJキャンプでは精進湖まで)。途中、木漏れ日に溢れた樹海の原生林は非常に美しかった。樹海は溶岩台地の足場の悪さを除けばアップダウンもなく快適に走れる最高のトレランルートだと思う。山岳ランニングではなく、トレイルランニングという言葉はこういうコースこそがふさわしい。運よく今回も夏もいい天気だったが、雨でも雪でも天気なりに楽しめるコースだと思う。
大自然の造形。樹海が形成されたのは平安時代頃と比較的新しい。
樹海を走る。非常に走りやすいコース。
木漏れ日の溢れる森の中
本栖湖畔からは竜ヶ岳の手前の端足(はした)峠を目指す。本栖湖からは逆さ富士の見える北岸の方からは富士山がきれいに見えるが、南岸からは竜ヶ岳をはじめとした山にさえぎられて富士山の山頂部分しか見ることができない。湖畔の急階段を上ると湖に沿ったコースとなり、本栖湖の澄んだ水の色が美しい。紅葉の時期、新緑の時期、雪の時期、四季折々の景色が楽しめると思う。ただし、人が入っていないせいか崩れかけている部分や、枯れていたからよかったものの、藪になっている部分もあったので万人向けではない。湖畔の道を後にして峠への上りが始まる。六花先生があとちょっとと言ってからも延々と上り、さらに竜ヶ岳が大きく眼前に見えるポイントで、その脇の峠までかなり長いことも確認できて一瞬嫌になるが、それでも上っていく。ちなみに上りで辛い中もI嬢と関西から出身のHWさんは腿上げしたりしながら軽やかなステップで上っていた。楽しそうに飛び跳ねて上る姿が信じられない。
峠からは富士山の方向が一気に開けてすばらしい眺め。峠までがんばって上ってきたご褒美。ここから下までは六花先生を先頭に一気下り。声を上げて叫びたくなるような下りで最高に気持ちよかった。下った後は山麓を朝霧高原道の駅までほぼアップダウンのない中を走る。途中から時間が予定より遅くなっていたのでペースアップしたせいか、いつもの顔ぶれを中心としたメンバーが前に残り、後はそれぞれのペースに応じてという状況。トレラン紀行の趣旨は楽しむことが第一(と鏑木さんはおっしゃっている)なので時間に追われてペースアップというのはいかがなものかとも思うが、道の駅でスープとお菓子を頂き、宿へとバスで戻る。宿にて解散して風呂に入った後は帰るのみ。
端足峠から見る富士山
帰り道は渋滞。朝霧の道の駅ではほとんどなかった渋滞が風呂に入っている間に30kmくらいになっていた。中央道の渋滞が嫌だったので、遠回りと知りつつ東名へと向かう。東名の方が車線数も幅も広いので同じ距離でも通過が大抵は早くできる。また中央道では8月におんたけスカイレースで1時帰りという痛い目に遭っている(上野原まで我慢したくせにそこで下りて道志方面経由で相模原~国道16号~国道246号といったのが失敗だったが)。道志みちで山道をかっ飛ばすという選択肢もあったが、18時~19時の橋本~長津田間の国道16号が大渋滞であることは目に見えていたので回避した。御殿場市内に入ると東名40km渋滞の表示。ちょうど246との交差点だったので迷わず246へ行く。ところが裾野の山の中で246も大渋滞していた。途中から持ち直して秦野市までは着いたが渋沢~伊勢原に40分以上かかるという混みっぷり。結局渋滞残り10kmの厚木から東名に入り21時前に帰着。無駄に長い時間をかけてしまった。特に夕方時は一般道も元々地元のラッシュで混む時間帯なので素直に高速にするべき反省。
帰宅後はすぐに爆睡。週末泊りがけのイベントは充実して楽しいが、疲れはそれなりに出る。今回は福田六花先生が最大の収穫だった。その印象についてはまた後日まとめることにする。
紅葉の過ぎ去った森は冬の訪れをひっそりと待っている。登山道の標識があったので竜ヶ岳に足慣らしがてら上ろうかと思ったが猟区の表示と寒かったことであきらめ宿に戻る。地図で確認すると竜ヶ岳へは2時間のコースなので朝の散歩で上るような場所ではなかった。部屋からは富士山から上る朝日を見ることができた。ちなみに竜ヶ岳頂上がダイヤモンド富士の見れるスポットらしい。
ヴィラ本栖の朝食は完全洋風スタイル。今回はちょっと優雅なトレラン紀行。朝食後すぐに準備をして出発。2日目は樹海を横切って、反対側へと周り精進湖登山道からスタート。途中対向車線で山梨県の駅伝大会をやっていて、先頭から最後尾まで見たが、先頭の人の躍動感、スピードに比べて後ろほど走りに力強さがなかった。信越五岳で感じたことだが、レースを定点観測して速い人と遅い人の違いを見るのはいい勉強になる。
まず初めに大自然の造形、本栖風穴を見に行く。大地を穿つ巨大な穴、中には横穴があり、数百メートル以上の長さがあるとか。こういった場所が樹海の中にはたくさんあるようだ。そこから樹海を走り本栖湖へと戻る。途中の東海自然歩道からは夏のOSJ西湖サマーキャンプで訪れたルートと合流する(OSJキャンプでは精進湖まで)。途中、木漏れ日に溢れた樹海の原生林は非常に美しかった。樹海は溶岩台地の足場の悪さを除けばアップダウンもなく快適に走れる最高のトレランルートだと思う。山岳ランニングではなく、トレイルランニングという言葉はこういうコースこそがふさわしい。運よく今回も夏もいい天気だったが、雨でも雪でも天気なりに楽しめるコースだと思う。
大自然の造形。樹海が形成されたのは平安時代頃と比較的新しい。
樹海を走る。非常に走りやすいコース。
木漏れ日の溢れる森の中
本栖湖畔からは竜ヶ岳の手前の端足(はした)峠を目指す。本栖湖からは逆さ富士の見える北岸の方からは富士山がきれいに見えるが、南岸からは竜ヶ岳をはじめとした山にさえぎられて富士山の山頂部分しか見ることができない。湖畔の急階段を上ると湖に沿ったコースとなり、本栖湖の澄んだ水の色が美しい。紅葉の時期、新緑の時期、雪の時期、四季折々の景色が楽しめると思う。ただし、人が入っていないせいか崩れかけている部分や、枯れていたからよかったものの、藪になっている部分もあったので万人向けではない。湖畔の道を後にして峠への上りが始まる。六花先生があとちょっとと言ってからも延々と上り、さらに竜ヶ岳が大きく眼前に見えるポイントで、その脇の峠までかなり長いことも確認できて一瞬嫌になるが、それでも上っていく。ちなみに上りで辛い中もI嬢と関西から出身のHWさんは腿上げしたりしながら軽やかなステップで上っていた。楽しそうに飛び跳ねて上る姿が信じられない。
峠からは富士山の方向が一気に開けてすばらしい眺め。峠までがんばって上ってきたご褒美。ここから下までは六花先生を先頭に一気下り。声を上げて叫びたくなるような下りで最高に気持ちよかった。下った後は山麓を朝霧高原道の駅までほぼアップダウンのない中を走る。途中から時間が予定より遅くなっていたのでペースアップしたせいか、いつもの顔ぶれを中心としたメンバーが前に残り、後はそれぞれのペースに応じてという状況。トレラン紀行の趣旨は楽しむことが第一(と鏑木さんはおっしゃっている)なので時間に追われてペースアップというのはいかがなものかとも思うが、道の駅でスープとお菓子を頂き、宿へとバスで戻る。宿にて解散して風呂に入った後は帰るのみ。
端足峠から見る富士山
帰り道は渋滞。朝霧の道の駅ではほとんどなかった渋滞が風呂に入っている間に30kmくらいになっていた。中央道の渋滞が嫌だったので、遠回りと知りつつ東名へと向かう。東名の方が車線数も幅も広いので同じ距離でも通過が大抵は早くできる。また中央道では8月におんたけスカイレースで1時帰りという痛い目に遭っている(上野原まで我慢したくせにそこで下りて道志方面経由で相模原~国道16号~国道246号といったのが失敗だったが)。道志みちで山道をかっ飛ばすという選択肢もあったが、18時~19時の橋本~長津田間の国道16号が大渋滞であることは目に見えていたので回避した。御殿場市内に入ると東名40km渋滞の表示。ちょうど246との交差点だったので迷わず246へ行く。ところが裾野の山の中で246も大渋滞していた。途中から持ち直して秦野市までは着いたが渋沢~伊勢原に40分以上かかるという混みっぷり。結局渋滞残り10kmの厚木から東名に入り21時前に帰着。無駄に長い時間をかけてしまった。特に夕方時は一般道も元々地元のラッシュで混む時間帯なので素直に高速にするべき反省。
帰宅後はすぐに爆睡。週末泊りがけのイベントは充実して楽しいが、疲れはそれなりに出る。今回は福田六花先生が最大の収穫だった。その印象についてはまた後日まとめることにする。
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