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トレイルラン関係を中心に日々の出来事や思ったことを書き連ねて行きます。
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ちょうどトレイルデビューしてこの週末が1周年ということで高尾~陣馬往復トレイルに行ってきた。初トレイルは藤野~陣馬~藤野だったのでこちらにして然るべきだが、藤野駅にはロッカーがないという致命的な問題もあり、高尾~陣馬に行くことにした。
朝7時に家を出るという目論見が夜中にテレビを見ていたことによる寝坊で早くも外れ、起床は9時半。家を出たのが11時半頃で、高尾山口に到着したのが13時過ぎ。スタートが13時半だったので、16時半には森の中は暗くなるということは既に予期されている状況だった。
結局は16時過ぎに陣馬山頂に着いたが、安全を考えて藤野に降りるということをせず往復コースを強行することを決定した。復路は雨が降りしきる暗闇の中、遭難の恐怖との闘いだった。気分は昨年のUTMBの番組で、セーニュ峠で何も見えないといっている選手のようである。実際何も見えなくて、足元を照らして確認するのが精一杯という状況だった。巻き道とピークの分岐もほとんど気づかず、ただ道なりに最初に見えたルートを進むだけだった。
何とか18時半に高尾山頂に戻り、後は1号路を下るだけなので楽かと思ったが、勝手な思い込みに反して薬王院付近以外は街灯がないので結局それなりに下山にも時間がかかり、高尾山口についたのがちょうど19時過ぎ。スタートからほぼ6時間で戻ってきたことになる。陣馬到着が2時間50分だったので帰りは下り主体であるのにそれ以上の時間をかける羽目になったということである。ちなみに元々台風が今日来るという天気予報があったせいか、出遅れのせいか、高尾山口駅近くでで既にランを終えた又は終了目前のトレイルランナーに出会った以外は、小仏峠~影信山辺りで1人すれ違っただけである。高尾山頂出発が14時過ぎだからもう少し出会うかとも思ったが、戸隠とか赤城とかのレースが行われている影響もあるのかな。

今回は行き先が高尾山ということで、下記のように日頃の単独行と比べて少々準備が少なかった。
高尾山だし、地図とコンパスはいらない→エスケープルートの検討ができない
高尾山だし、クマ鈴はいらない→クマは出ないが夜の山は雨の音だけ
高尾山だし、爆光のGENTOSはいらない→霧も出たのですぐ前しかヘッドライトでは見えない
高尾山だし、しっかりとしたレインウェアはいらない→大雨に降られた
遭難フラグが激しく立っている…。結論は高尾でよかった、ということである。奥多摩のようにクマが出るし、人里離れた山域だと不安を抑えることができなかっただろう。さらに、東京から離れた地のトレイルであればなおさらである。
また、ライトは明るければ明るいほどいいということを改めて感じさせられた。先月に富士山に登ったときに使った500ルーメンのGENTOS SG500では、視界がすべて照らされるといっても過言ではないので何も不安を感じることはなかった。今回は60ルーメンのヘッドライト(それでも手軽なヘッドライトのラインナップでは明るい方)だったが、もはや道がどこかもわからず、ほとんど走ることはできなかった。
信越五岳など、長距離で夜間走行が必須となるレースを走る選手がいかに大変な状況に置かれているかを初めて感じた。大概のそういったレースがクマが出る山だし。

陣馬からの復路は暗闇の中、遭難しないように道を探すということだけで特に、木立の中ではライトを消すと全方位が漆黒の闇という状況で聞こえるのは降りしきる雨の音のみである。特に、陣馬山から影信山までの道のりがものすごく遠いように感じた。暗闇の中では時間も空間も感覚が麻痺してくる。それなりに長い時間が経ち、長い距離を進んだように思っても実際はほとんど時間が経っていないし距離も進んでいないということになる。夜間だと昼間何とも思わないような距離もすごく長く感じるし、問題がなく進める場所も道が間違っていないか不安になってしまう。この感覚が麻痺した状況も、土曜日で翌日仕事がないという状況であれば楽しむことすらできるかもしれないが、今日は日曜日で明日からまた仕事、一刻も早く下山する必要があり、焦りも増してくる。暗闇で雨音だけが聞こえるのが不安になり、途中でリュックのホイッスルを鳴らしてみたりして気を紛らわせた。
先週富士箱根トレイルで前後の人が見えなくなり、不安を感じて怖くなったという方がいたが、今回の恐怖はそんな比ではない。漆黒の闇で道がどこにつながっているのかもわからないし、動物が道の脇にいたとしても全く気づかない。さすがに高尾でなければ何とかなるさなんて思えなかっただろう。
夜間の単独行絶対に避けるべきであるし、なるべく明るいライトを持った方がいい。山に入る場合のリスク管理は当然自分で行わなければならない。準備は常に十二分な方がいいだろう。


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今週末でトレイルランニングを始めて1年になる。昨年9月頃に陣馬山トレイルレースに申し込んだものの、ずっと何もせずにいて1週間前になって急遽試走に行ったのが最初である。その頃の日経新聞に鏑木さんの記事が3日連続で載っていたが、いかにすごい人なのかがあまり理解できず読み飛ばしていた。
本番のコースを試走するつもりが、いきなりトレイルの入り口を間違えて登山道を登り始め(レースコースは最初は林道)、急な上りに衝撃を受けた。さらに、赤テープの意味も知らなかったので道を間違えたのではと大いに不安になる。あまりに危機感を覚え、直後の文化の日にも高尾~陣馬往復コースに行った。上りのコツを全く知らなかった当時は(今でもダメダメだが)、ふくらはぎがすぐに痛くなるという最悪な上り方しかできなかった。一方できれいな蝶が飛んでいたり、紅葉で色づいている山、富士山や都心の眺め、ラン後の温泉といったトレランの魅力や楽しさにも触れることができた。
レースは何とか完走したが、歩きまくってしまったのが悔しくて何か講習とかないかとネットで検索してまずはアドベンチャーディバズを見つける。こちらのイベントに参加して地図読みやナイトランの講習を受けたがこれは現在でも非常に役立っている。結局その後は他のイベントやレースとかぶったりして全く参加していないが…
ちょうど始めてから1ヶ月のところでNHKハイビジョンのUTMBの番組があり、日経の記事を読んだときに何もわかっていなかった鏑木さんのすごさをようやく理解した。そしてその後すぐに今年1月の鏑木さんのイベント(房総トレイル試走会)募集があったので申込み、参加する。今思えばこのイベントへの参加が色々な点で大きかったと思う。トップランナーから走り方のコツを直に教わることで、明らかに走るときの筋肉の使い方が変わる。これ以来、基本的に筋肉痛になるのはハムストリングスで、ふくらはぎ等の筋肉痛はほとんど起こらない。また、他の参加者から色々な情報が聞けて、OSJを知ったりと収穫が非常に多かった。
そして、OSJを中心にイベントやセミナーに参加しながら、5月の道志村を照準にトレーニングをしてきた。道志村を何とか完走してからは、都合により全然山に行けなかったこともあるが、お休みモードに入る。それと前後して右肩上がりだった走力も伸び悩むようになる。おんたけスカイを目指して再度ギアを入れようとしたところで今日までぐずぐずと続く足首の故障をしてしまう。暑いから寒いに一気に変化したが、ランニングには適している気温だと思うので足首の調子を見ながらできる範囲でトレーニングしていこうかと思う。

トレランを始めて以来、自力で行ったコースを列挙する。
10月 陣馬試走 藤野マレットゴルフ場~矢の音~明王峠~陣馬山頂~一の尾根~陣馬山登山口
11月 高尾~陣馬 高尾山口~高尾山~陣馬山の往復
11月 奥多摩 倉戸口~鷹ノ巣山~石尾根~奥多摩駅
1月 南高尾 高尾駅~南高尾山陵~大垂水峠~影信山~北高尾~高尾駅
2月 大山登山マラソン試走+α 伊勢原駅~下社~日向薬師~伊勢原駅
2月 青梅高水試走+α 青梅駅~三方山~栗平集落~宮ノ平~天狗岩~青梅駅
*9月 富士山 須走口五合目~山頂の往復
*10月 神流試走(最初のロードを除くロングの全コース)
それなりにイベントに出たりしていたので何も思っていなかったが、地図を見ながら自力で設定したコースを走るようトレランには全然行っていないことが分かる。イベントやレースの予定を入れすぎたのも一つの原因である。新しいコースの開拓を始めていかなければならないことがはっきりとした。といっても今度の週末は天気が大荒れだし、レース1週前で足首の故障のリスクがあるので控えておくべきではあるが、初心に帰って近日中に高尾陣馬エリアに行くことにする。
第一回を諸般の事情により欠席したチームリガードの練習会が富士箱根トレイルで行われたので参加してきた。先日の台風による土砂災害で不老山~駿河小山あたりのコースが不通になっていたようだが、先週から通行可能になったようである。公式には通行可と宣言されていないが駿河小山駅前バス停のトレイル案内板にそう書いてあった。
走ったのは明神峠~紅富台の区間で2時間半ほど。ツーリングということでほとんど立ち止まっての講習を挟むことはなく、軽快に走れてすぐに終わった感がある。片道3時間(電車2時間+バス1時間)かけてトレイルにアクセスしてランニングが2時間半なのだからそれもそのはずである。前回OSJのタッキートレイルで訪れた際に紅富台~駿河小山~金時山~仙石原と40kmほど走った際はこの区間は2時間10分だったので、今回展望台に寄り道したりしたことを考慮しても同じかやや遅いペースだったことになる。8月の真ん中で蒸し暑かった前回とは違い、涼しく走るのが気持ちいい気候だったのだが
既に1300m級の尾根では紅葉(というより黄葉が多かったが)が色づいており、秋のトレイルはこれから1ヶ月くらいが一番いい時期であることを予感させられる。最後の一番富士山がきれいに見えるポイントでは雲がかかってしまっていたが、途中までは富士山も大きく見え、また駿河湾や富士裾野の平野を見渡すことができ、このコースの眺望の良さを満喫できた。クマがつめを研いで皮が剥げた木や美しい黄色い鳥など、様々な動物の姿や気配も感じることができた。
今回投入したNEWシューズのサロモントレイルプロは軽量で走りやすくなかなかの満足なものであった。40kmくらいまでのレースなら使い勝手もそれなりにいいと思う。ただ、今日走ったのはサクサクの火山灰のトレイルなので滑りやすい状況下でどんな性能を発揮するかはまだ試せていないので分からないが、今度走る神流は基本的にフカフカのトレイルなのでそんなに心配はしていない。
そして、終盤快調に下りを飛ばしていたらまた悪夢の捻挫が…カメラに向かって両手をあげてポーズをしたところで足元の注意が疎かになっていた。前回このコースで激しく捻ったのがおんたけスカイレースの2週間前。そして今回が神流マウンテンラン&ウォークの2週間前。どうもこのコースと相性が悪いとしかいいようがない。ただし、今回は捻挫してから25km以上走った前回とは違い、ゴールまで1km前後の地点であったし、すぐに広瀬トレーナーに診ていただき、直ちにアイシングが施されたので痛みも腫れもそこまでひどくはない。神流の出場には問題ないだろう。

本日はOSJでトレヨーガ(トレイルラン&ヨガ)のプログラム。柔軟性のなさは最大の弱点の一つであるので、何とも効率的でぜいたくなプログラムである。
トレランは3時間ちょっとで20kmほど、いい汗を流せた。結果としてはトレラン中はずっと雨が止んでいるか小雨かでレインウェアを着用していたが、その必要はなかった。ハセツネを明日に控えた滝川さんの設定したコースの予定だったが、急遽参加していたミヤピー氏の案内により誰も知らないトレイルへと行くことになる。途中この先行き止まりの標識も気に掛けず進んでいく。家を出る前にしっかり充電したはずのエネループがなぜかGPSユニットに嫌われたため、GPSのログが取れていないのが痛かったが、入り組んでいて意外と知られていないルートがある鎌倉トレイルの奥深さを実感できた。

シャワーを浴びて着替えた後はヨガ。息を深く吐いて吸うのに合わせて体をゆっくりと動かということが基本で、呼吸のバランスが整うことが重要であるということだった。1時間ほどだったが、終了後には色々な箇所の力みが減って体が脱力状態になっていた気がする。無駄な力が入っていないということはあらゆるスポーツに対して重要なことである。この感覚をしっかりと体で覚えることが他のスポーツに役立つと思う。時間があれば定期的に行いたいところだが、ヨガにおいて重要なのはゆっくりとやることである。あせらずじっくりと時間をかける必要がある。そこが一番難しいところ。
万場の町のロード部分を除いたロングのコースを試走。林道の多さには辟易したが、ふかふかのトレイルはすばらしく、特に残り15km地点から持倉集落への5kmぐらいは最高に気持ちよかった。大体7時間20分ほどでカムバック。単独行で水と食料を多めに持って荷物が重い上に、序盤が急登というコースのため、前半では足が重かったが、水が減り荷物が多少軽くなった後半では足取りが軽くなった。

このコースには地形図に載っていないルートが多数あるので地図とコンパス、ヘッドライトで遭難対策はしていたが、コース標識がしっかりと整備されていたため、全く問題がなかった。矢印の他にピンクのリボンが一番の目印であり、しかも「神流マウンテンラン&ウォーク」と書かれているのでそれだけ注意していればミスコースはまずないと思われる。この標識は通年設置するとのことなので年中走ることが可能である。ただし、「銃猟危険」の標識があったりする(持倉~ゴールの区間)ので狩猟シーズンには事前に情報収集した上で危険な場所には近づかないようにすべきだろう。また、曇り空だったためか14時台でも木立の中で薄暗いところがあったので、これから日が短くなる時期は16時までに下山できるという目処がなければヘッドライトだけは必携である。

以下、コースのネタバレ。

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